全日本プロレスが新体制を発表し、バーニングが所属に!白石代表はガチンコ格闘プロレスの追求や全てにおいて合議制は崩さず
5日、都内のホテルで全日本プロレスが、白石伸夫氏を代表取締役とした全日本プロレス新体制発表会見を行った。
6・30両国国技館大会を持って"武藤全日本"に終止符を打ち、残留組と離脱組に別れた全日本プロレス。まず白石代表は「私としてはお詫びからスタートした上でですね、これからまた新しい形の明るく楽しく、そしてより楽しい、よりハードな、全日本プロレスを作って行きたいと思います。そのためには旧体制の経営陣とも色んな話をして来ましたけども、なかなか最終的に折り合いがつかず、分裂という形になってしまいまして、ファンの皆様には本当に申し訳ないと思っています」とファンに分裂騒動を詫びた。
そして「新しいこの全日本プロレスでは、私自身もまだ全日本プロレスファン1年生です。1年生という未熟な観点から、それでもこの全日本プロレスを絶対に守りぬきたいという強い意志を持った方々がこちらに控えていられる方々、関係者の皆様です」と紹介した新体制メンバー並びに所属選手は以下の通り。
<全日本プロレス新体制メンバー>
[代表取締役]白石伸夫
[取締役]三阪輝
[取締役]佐藤智彦
[取締役]井上博太
<所属選手>
諏訪魔
大森隆男
征矢学
KENSO
SUSHI
秋山準
潮崎豪
金丸義信
鈴木鼓太郎
青木篤志
<継続参戦選手>
曙(フリー)
<スタッフ>
和田京平(名誉レフェリー)
ボンバー斎藤(レフェリー)
木原文人(リングアナウンサー)
クロキノブヨシ(リングスタッフ)
ハガタカヨシ(リングスタッフ)
オクダリョウ(リングスタッフ)
タカハシヒデキ(営業部)
オオシロユウジ(営業部)
スギヤマケイイチ(営業部)
坂本信也(広報部)
白石代表は「この新生全日本で一番理想に掲げたことは、全てにおいて合議制を重視していくと。合議制というのは巡業日程もそうです。マッチメークもそうです。ファンの声を幅広く聞いて、ニーズを拾い上げて、それから1ベンチャーとしてこの会社も出発していく。リング上の闘いにおいては私は激しい、"ガチンコ格闘プロレス"というのが好きなのです。その激しいファイトスタイルを追求していただける選手だけが残っていただけたかなというふうに私としては安心しております。やはり新日本プロレスさん、それから全日本プロレスというのはプロレス界の二代ブランドだと私は思っておりますので、その二強になる時代を早急に築き上げる体制をまず目指していきたいと思っております」と、すべての面に置いて合議制で物事を決めていくことと、物議を醸した"ガチンコ格闘プロレス"路線の継続をアピールしたが、秋山準曰く「白石さんはガチンコという言葉をあまりご存じないんだと思います。ただ、話している内容は僕は理解してるんで大丈夫です」とのこと。
今後については選手の増強も考えているが、「明るく激しく楽しく、よりハードな、私の理想とする格闘プロレスを実践できる選手」にチャンスを与えたいとのこと。さらに3年後のドームツアー開催など、次々にプランをブチあげた。
また「新生全日本のキーワードは、"感動と感謝"。この二言に尽きると思ってます」と言う白石代表は、「ファンの皆様には当分の間、新生全日本プロレスと、新しく立ち上がる武藤さんの新団体、2箇所の資金負担をかける事になる」ということから、9〜11月のあいだに"チケットフリー(無料)"の大会を3大会程度開催したいというプランもあるという。
今年、プロレスリング・ノアを退団し、バーニングを率いてフリーとして古巣・全日本に闘いの場を求めてきた秋山だが、新体制発足を機にバーニング全員が全日本所属になることが決定。古巣に復帰するカタチとなった秋山は「僕はやっぱり1回、全日本から出てますんで、もう一度全日本という名前を裏切れなかったというのもありますし、まぁあの白石さんと話をして......正直、最初はFacebook等で色んなことがありましたけども、話していく中で僕らにはない感覚というのがやっぱりあって。それからこれはもしかしたら面白いんじゃないかという感じでしたし、所属でというお話もいただいて。でも一番はやっぱり諏訪魔選手に(6・30両国大会での)リング上で『(バーニングとは)ずっと闘っていきたい』と言われたのが最後の背中を押した一撃です」と語った。
また、6・30両国大会の諏訪魔vs.秋山の三冠戦で、久し振り全日本マットで試合を裁いた和田京平レフェリーに関しては、全日本から離れているあいだに京平レフェリーがやってきた仕事もあることから、全日本の正社員ではないものの、今後の若手レフェリーの育成なども含めた"名誉レフェリー"というカタチで復帰することになったと説明された。
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