新日本プロレスの選手寮を『ビフォーアフター』が劇的に大改造!道場に隣接する選手寮が、匠によって生まれ変わる
"リフォームで家族の問題を解決する"をモットーに、日本中の家族を幸せにする家族応援バラエティ『大改造!!劇的ビフォーアフター』。これまで、番組では様々な物件のリフォームを手がけてきたが、なんと今回の依頼主は......40年の歴史を持ち、設立以来、常にプロレス界を牽引する存在である新日本プロレスリング! リフォームするのは、多摩川付近の閑静な住宅街にそびえたつ選手寮だ。
【番組名】
大改造!!劇的ビフォーアフターSEASON Ⅱ
【放送日】
ABC・テレビ朝日系列にて6月2日(日)18:56~20:54 ※2時間SPで
この選手寮、実は元々アントニオ猪木が住んでいたという。新日本プロレスを旗揚げするにあたり、道場と選手寮に改築したというのだ。この選手寮は若手選手のための住み込みの寮。新日本プロレスでは、門をたたいた者には入寮が義務付けられ、今では一線で活躍する名選手たちもこの寮から巣立っていった伝統ある寮なのだ。
今も練習のため道場に来る長州力も、寮に住んでいた頃のことを思い出し、「よくもってくれた、感謝している。ここから新しいレスラー達が出てきた、今後も新しいページを刻んでくれるだろう。寂しい気持ちはない。どんな風に新しくなるのか楽しみ」と、感慨深くも期待度も高いようだ。
そんな多くの名選手の汗がしみこむ選手寮だが、リフォームを番組に依頼したきっかけは......なんと新日本プロレスのジュニアヘビー級のトップに常に君臨してきたカリスマレスラー、獣神サンダー・ライガー選手が番組のファンであったこと! 「匠にリフォームしてもらいたい!」という強い希望により、念願叶ってリフォームが決定した。
実はこの寮、若手選手や練習生のための寮だが、ライガー選手もこの寮に住んでいるという。家が福岡にあるため、ツアーの時などのために単身赴任の形で特別に寮に住んでいるというが、理由はそれだけではなく、道場が大好きで、この場所にいたいという思いが強いのだとか。
入門されてからほぼこの寮で過ごしており、彼にとってこの寮は愛着のある大切な場所。プロ並みの腕前を持つ粘土で怪獣を制作する趣味も、この場所で楽しむなど、オフの時の憩いの場所でもあるのだ。
「かけがえのない場所」とライガー自身が称す、この選手寮。しかし、この選手寮は驚くほど問題点が山積みで...。
その問題点とは、何よりも老朽化。天井がはがれ、壁にはヒビや穴があちこちに...。収録中に、選手が少し力をいれて手をついただけで、あっというまにその部分が損壊してしまう始末だ。さらに、寮全体の土台もかなりボロボロで、ガムテープで補修してあるところもあり、いつ崩れてもおかしくない状態だ。まさに、建物として老朽化の限界を感じ、このタイミングでリフォームの依頼にいたったという。
また他にも、無駄なスペースが多く、手狭感もいなめない。練習に来る選手たちの靴も含めおよそ100足の靴が散乱している玄関スペース。練習後の靴などは、臭いも気になるところ...。台所とダイニングは、スペースが狭いだけでなく、物が散乱し、かなり不便。寮生だけでなく、ほかの選手と食事をともにするときは人でごったがえしてしまう。また、洗面所スペース、リビングは、新日本プロレスの所属するほぼ全員の巡業用のスーツケースに占拠されている。
さらに、お風呂がはなれにあるためタオル一丁で外に出入りしたり、洗面台は本来モップや雑巾を洗う用の台を使用していたり、寮生の部屋は3人で1部屋を使用して全くプライベートのなかったり、問題は山積みだ。
ライガー選手もこの状況に、「"ゆっくり楽しく"ではいけないが、今の若い人達には使い勝手が悪いし、練習や巡業に集中できるような空間にしてほしい」と熱望。「本当に、心から(匠に)期待している!」と、今回のリフォームを誰よりも期待し、注目しているのだ。
その思いを一身に背負う、今回リフォームを担当する匠は"モダニズムの継承者"と呼ばれる柴田達志。これまでも番組内で数々の物件を手がけてきた柴田、彼の手で寮はどう生まれ変わるのか!?
今回、ライガー選手をはじめ、新日本プロレスの代表的スター選手・棚橋弘至選手らレスラーたちも引越し作業に参戦! プロの引越し業社も驚くほど、その鍛え上げられた肉体で力作業を次々とこなしていく...!
また、寮に住んでいる若手選手たちは、解体作業やリフォーム工事作業にも参戦。
リング場でのパワーが、リフォームに注がれる、今までみたことのないレスラーたちの様子は必見! 果たして匠は、レスラー達の力をかり、どんな寮に生まれ変わらせるのか...!?
2012年夏にオファーを受け、2012年12月末にリフォームをスタートし、およそ4ヶ月間の工期を経て完成した新しい選手寮。リフォーム予算は、4000万円。リフォームのコンセプトは、『新日本プロレスの伝統は守りながら、若いレスラー達に対応した寮』だ。
寮生活は若手選手たちにとって、隣接する道場に来る先輩レスラーたちの目がある中、寮の厳しい規則を守り、様々な雑用をこなしながら、練習にはげむという、朝起きてから夜寝るまで一瞬も気が抜けない過酷な場所。さらに、部屋も3人1部屋だったりと、プライベートが全くない状態......今回は、そんな若手選手たちのために、せめて就寝するときはやすらげる場所を...と、1人1人に個室が用意された。さらに、日々の雑用もより効率的にできるように工夫が施された。
また、プロレスラーという体格の良い男所帯の中、床や壁は傷つきにくい材質をセレクト。スーツケースや靴など散乱していたものも、たとえ大雑把な人でも整理しやすい収納が設けられ、しっかり区画整理された。
そして、はなれにあったお風呂も、寮の屋内からつがなり、外に出なくても行き来できるようになった。
全面リフォームを施された選手寮だが、その中にも新日本プロレスの伝統を残した部分がある。それは、新日本旗揚げの時から使われているロッカーだ。アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾、長州力ら名選手たちも利用してきた伝統的なロッカーで、各選手達のロッカーの扉には、往年の選手達が貼った手書きの名札が、今でも貼られたままだ。憧れの選手たちが使ってきたロッカーを使うことは若手選手たちの励みになると、リフォーム後もそのまま残されることになった。
そのほかにも、大幅に生まれ変わった新日本プロレス選手寮、ぜひその全貌は番組をご覧ください!
棚橋弘至選手コメント
「この選手寮にはたくさんの思い出がつまっています。昔、試合や練習で色んなことがあったなぁ...。僕たちレスラーが夢を育んできた大切な場所を、『ビフォーアフター』ならきっと予想以上にすばらしい寮にしてくれるはず。寂しい気持ちもありますが、楽しみな思いのほうが強いです。
『ビフォーアフター』はプロレスを知らない方々も見ていると思いますが、この番組でプロレスやレスラーたちの新たな一面を見て、プロレスに興味を持ってくれたら、心の底から嬉しいです。
では最後に、合宿所が新しく生まれ変わったとしても、ビフォーもアフターも、愛してまぁ〜す!!!」
獣神サンダー・ライガー選手コメント
「僕にとってかけがえのない場所が、『ビフォーアフター』の匠の手によって生まれ変わるなんて、ずっと番組を見てきた自分にとっては本当にうれしいこと。
実際匠と会って話をして、"プロレスラー"と"建築家"という土俵は違えど、熱い気持ちで戦っていることを肌で感じ、刺激を受けました。
僕自身、どんな寮に生まれ変わるのか楽しみでしかたがないです。
プロレスラーの寮という、いつもと違う特殊な物件ですが、僕らの要望と匠の技が融合した驚きの寮になると期待しています! 皆さんもぜひその様子を番組で目の当たりにしてください!」
【記事提供/新日本プロレス】
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