奈苗は眼窩底骨折ながら、医師からGOサインが出たため4・29両国大会出場!浜口道場との合同練習で気合い注入!

130419_Stardom-1.jpg 19日、都内のアニマル浜口トレーニングジムでスターダムの高橋奈苗と長野美香、アイスリボンの藤本つかさが、4・29両国国技館大会『STARDOM CHAMPIONS FIESTA2013 〜両国シンデレラ〜』に向けて公開練習を行った。

 この練習は浜口京子を筆頭とした浜口道場の選手と合同練習という形で行われたが、両国大会で夕陽の挑戦を受けるハイスピード王者の夏樹☆たいようも自主的に参加。スターダム4・14新木場大会の試合中、顔面にモロに蹴りをもらってしまった奈苗は左目に眼帯をした痛々しい姿。そこで浜口道場での練習ははじめての藤本と長野を、経験者の夏樹が引っ張っていき、奈苗は当初軽めの別メニューをこなしていた。
 ところが、練習が徐々に熱を帯びてくると、いてもたってもいられなくなったのか奈苗も基礎練習に参加し、左目の状態を確認していた。さすがにスパーリングには参加しなかった奈苗だが、アテネ&北京五輪での銅メダリストである浜口京子と、JEWELS ROUGH STONE GP 2009 -54kg級優勝者である総合格闘家の長野美香のスパーリングが実現! 体重差があるため、さすがに京子が何度もグラウンドでねじ伏せていたが、長野の高速タックルを見たアニマル浜口さんが思わず「いいぞ! いいぞ!」と長野に檄を飛ばしたほど。
 藤本も普段とは違う環境、メンバーでの練習となったが「(京子には)本当におもちゃのように扱われてしまって、すごく悔しかったです。でも今日の公開練習はただの公開練習にしたくなくって、これからの自分の練習にも活かしたいなと思いますし、何しろ両国シンデレラでこの練習を無駄にしたくない」と語った。

130419_Stardom-2.jpg そして練習を終えた奈苗が改めてケガの具合について、左目の眼窩底骨折をしていると説明。救急車で搬送された病院の医師には手術を勧められたとのことだが、主治医から"世界の名医"と呼ばれている先生を紹介してもらい、「この先生に『ダメだ』と言われたら欠場しよう」と決めて診断してもらった結果、何と「試合出場に関しては問題ない」というGOサインが出たとのこと。
 無理をして出場するのではなく、あくまでも石からのGOサインが出た上で両国大会に出場することになった奈苗は「ケガした瞬間、私は両国のリングに一生立てない運命なのか、と。そこまで思ったんですけど、痛みも落ち着いてきたら心も落ち着いてきた。愛川ゆず季選手の最後のリングに私がいないのは絶対物足りないと思いますし、スターダム第1章のケジメとして、私はそこにいたいですし、16年目なんですけど両国で試合したことないんですよ! だからこれ以上悔しい思いは重ねたくないんでね。出来れば万全で上がりたかったですけど、でも今、出来る自分の最高のパフォーマンスをしたいです」と語った。
 まだ両国大会後の手術をするかどうかは決まっていないとのことだが、医師から「試合は出ていい」と言われている以上は「今、休むという選択はない」とまで言い切った奈苗。「私はレスラーとして、相手に気を使わせたらお終いだと思うので、もうここを出していくつもりで。リングに上がるからにはもう覚悟を決めて上がります」とレスラー生命をかけて、キャリア16年にして初の両国のリングへ上がる!

130419_Stardom-3.jpg 浜口さんも愛弟子のケガを心配しながらも、奈苗の左目に「気合いだー!」とお馴染みのフレーズで気合いを注入。さらにプロレスラーや総合格闘家との合同練習には、愛娘の京子も大いに刺激を受けていたとのことで、今後も定期的にやっていこうと呼び掛けた。
 さらにレスリングがオリンピックの正式種目から外れてしまうかもしれないという時期だけに、レスリングにだって大きな話題や人気を呼ぶようなことが必要だと力説。そこでプロレスラーの浜口さんらしく「京子がレスリングをしながら、プロレスでも試合をしたら話題になるだろ? スターダムの両国にNEXTがあるなら、京子が京子がそこで試合をするかもしれないよ。ワーハハハハハ!」と爆弾発言も飛び出した。

2013年4月19日 22:37
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