ゆずポンの引退試合の相手は世IV虎!宝翔がタッグ王座挑戦、惡斗とエンジェルの白ベルト王座決定戦などスターダム4・29両国大会の全カードが決定!

130402_Stardom-1.jpg 2日、都内のホテルでスターダムが記者会見を行い、4月29日に両国国技館で開催する『STARDOM CHAMPIONS FIESTA2013 〜両国シンデレラ〜』の全対戦カードを発表した。

スターダム
STARDOM CHAMPIONS FIESTA2013 〜両国シンデレラ〜
日時:4月29日(月・祝)開始:14:00
会場:両国国技館

▼第1試合 両国スターティング・オーバー スターダムvsアイスリボン対抗戦 15分1本勝負
横尾由衣/吉乃すみれ
vs.
世羅りさ(アイスリボン)/山口ルツ子(アイスリボン)

▼第2試合 全女黄金伝説両国降臨2013 20分1本勝負
脇澤美穂
vs.
豊田真奈美(フリー)
※特別リングアナ:今井良晴

▼第3試合 両国スペシャルMIX 8人タッグマッチ 20分1本勝負
岩谷麻優/リン・バイロン(WNC)/飯伏幸太(DDT)/伊橋剛太(DDT)
vs.
須佐えり/真琴(WNC)/佐藤光留(パンクラスMISSSION)/中澤マイケル(DDT)

▼第4試合 彩羽匠デビュー戦 20分1本勝負
彩羽匠
vs.
里村明衣子(センダイガールズ)

▼第5試合 第2代ワンダー・オブ・スターダム王座決定戦 30分1本勝負
安川惡斗
vs.
ダーク・エンジェル
※この試合の勝者が第2代ワンダー・オブ・スターダム王者となる

▼第6試合 ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王 者]夏樹☆たいよう
vs.
[挑戦者]夕陽(ZERO1野良犬道場)
※王者・夏樹の4度目の防衛戦

▼第7試合 ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者組]木村響子(フリー)/ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)
vs.
[挑戦者組]宝城カイリ/翔月なつみ
※第2代王者組木村&ヘイリーの初防衛戦

▼第8試合 高橋奈苗ザッツ女子プロレス 6人タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗/藤本つかさ(アイスリボン)/長野美香
vs.
米山香織(フリー)/松本浩代(エスオベーション)/朱里(WNC)

▼第9試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]アルファ・フィーメル
vs.
[挑戦者]紫雷イオ
※第2代王者アルファの初防衛戦

▼第10試合 愛川ゆず季引退試合〜ゆずポン引退全力ファイトFINAL〜 30分1本勝負
愛川ゆず季
vs.
世IV虎

130402_Stardom-2.jpg 両国大会の目玉となる愛川ゆず季のグラレスラー引退試合。その対戦相手がスターダム一期生であり、当サイトで『番長日記』を連載していることでもお馴染みの世IV虎に決定した。愛川は世IV虎に決めた理由を「私が引退を発表した時点で考えていた選手です。世IV虎選手は高橋奈苗選手同様、もの凄くやり甲斐のある選手です。そしてデビュー時期もほとんど一緒で、一緒に練習してきて、闘ってきて、スターダムを一緒に盛り上げてきた選手だと思います。(世IV虎がヤンキー)アイドルオーディションに合格したときに、私は決めました。まぁその話はなくなったんですけど、やっぱりたくさんの中から......私はオーディションとかで合格したこともないですし、たくさんの中から選ばれた一人ということで、それだけのモノを持っている選手だと思っています」と語った。
 一方の世IV虎も「引退試合とか自分には関係ないので。自分は愛川ゆず季を倒したい! この両国という大きな会場で、メインでやるからには......もうスターダムは愛川ゆず季が引退しても続いていくので、未来がある自分が勝っていかないと意味がないんじゃないかなと思うので、絶対にこの偽パイには負けません!」と"介錯人"としてやる気マンマン。10代にして両国大会のメインを張ることになるが、愛川は「やっぱり私の引退試合ということで、注目してもらえる試合で、もちろんプレッシャーもたくさんあると思うんですけど、私はグラレスラーとしてデビューして、ずっとこの2年半そのプレッシャーと......それを越えなくてはいけないという使命感に押し潰されそうになりながら、何度も乗り越えてきたので、そういう重圧を世IV虎選手はこれから......まずこの私の引退試合で感じるんじゃないかなと思います」と、自分が辞めたあとのスターダム、女子プロレス界を引っ張っていく世IV虎に与えた"試練"だと語った。
 なお、メイン終了後に愛川の引退セレモニーが行われる。

130402_Stardom-3.jpg キムラモンスター軍☆のアルファ・フィーメルが保持している"赤いベルト"ことワールド・オブ・スターダム王座には、すでに挑戦者決定トーナメントを制した紫雷イオが挑戦することが決まっているが、会見ではアルファが英語でイオを挑発。3・31新木場大会での前哨戦で完敗を喫しているイオもイライラを募らせて、席から立ち上がりアルファと睨み合いをするなど一触即発のムードに。
 さらに木村響子&ヘイリー・ヘイトレッドが保持しているゴッデス・オブ・スターダム王座には、3・17後楽園大会で挑戦を表明した宝城カイリ&翔月なつみの宝翔天女(仮)が挑戦することが正式に決定。しかし、ただでさえ実績に乏しい上、翔月が3・31新木場大会の試合中に練習中に痛めていた左足のケガを悪化させてしまうという状況。
 翔月は「自分は絶対両国までに治してベルトに挑みたいと思っていますし、例えケガが治らなくても絶対ほーちゃんと一緒にベルトを巻いて、スターダムにこのベルトを取り返したいとずっと前から思っているので......」と涙を堪えながら語っていたのだが、木村が「いつまでお涙頂戴やってんだよ! 泣くぐらいだったらケガなんかしてんじゃねぇよ。泣きたい時に泣きたいんだったら、お前さっさとゆずポンと一緒に引退しろよ!」と一喝。
 だが、宝城は「正直、記者の皆さんもそうですし、ファンの方、選手、見ての通り体格差もすごくありますし、自分たちは勝てないっていうふうに思っている方がほとんどだと正直思います。ですが、それでも私たちは勝ってスターダムにこのベルトを取り戻す覚悟でいます。何を言われても、何をされても絶対に諦めません」と、赤いベルトに挑戦するイオ同様に一発逆転のミラクルに向けて気を引き締めた。

130402_Stardom-4.jpg 3・31新木場大会で愛川の持つ"白いベルト"ことワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦したものの敗れた安川惡斗。常々グラレスラーの象徴と言っていい白いベルトを実家の神棚に飾ると公言していた愛川だが、惡斗は「(白いベルトはスターダムに)ゆず季さんがいたっていう大事な白いベルトなんで残していってください! 私はもっと強くなってエースになるんで、それ巻いてみせるんで持っていかないでください!」と懇願。愛川からベルトをどうするか一任されたスターダム側は、その惡斗とリングに上がってきて白ベルトを腰に巻くと宣言したダーク・エンジェルで第2代王者決定戦を行うことを決めた。
 黒袴姿でメイクも以前よりグッとナチュラルになった惡斗は「ゆず季さんへ執着する第一章の安川惡斗には終止符を打ちました! そして今日は第二章の安川惡斗です」と宣言。これまで徹底的に否定してきた愛川のことを認めた上で、今後は自分らしさを出して行きたいという。そのためにも白ベルトは是が非でも奪取したいところだが、相手は強敵エンジェルだ。
 また、夏樹☆たいようの持つハイスピード王座には、3・31新木場大会で挑戦表明した夕陽が挑戦。共にZERO1日高郁人の教え子という共通点があるが、「女子プロレス界の中でもっとも速く闘った人たちの中のトップのベルト」という夕陽に対し、夏樹は「ハイスピードっていうのは倒したいとか、強いとかだけではダメだと思うんですよ。体重制限とか年齢制限もないし、今までも自分が本当に作り上げてきたんで。これを巻いてハイスピードとは何たるかってものを、自分で作り上げていかなければいけない」と、ハイスピードに対する思いに微妙な違いがある。

 愛川らスターダム勢も出場した3・27DDT路上プロレスin花やしき大会で、突如勃発した岩谷麻優と中澤マイケルの抗争は、岩谷&リン・バイロン&飯伏幸太&伊橋剛太の岩谷選抜チームvs.須佐えり&真琴&佐藤光留&マイケルというマイケル選抜チームで激突することに。
 高橋奈苗は「高橋奈苗ザッツ女子プロレス」と題し、アイスリボンの藤本つかさ、久し振りのスターダム参戦となる格闘家の長野美香と組んで、米山香織&松本浩代&朱里の外敵軍と対戦することに。形としては6人タッグだが、相手チームがねらっているのは奈苗の首、そしてパートナーの藤本からは「奈苗さんとも勝負だと思っているので、自分はつっか祭りを開催したいと思います」と言われ、周りは敵だらけという状況。しかし奈苗は「仲良しこよしでやる気はサラサラなくて、もうつっかが言ったように誰が目立つか......その闘い一つだと思うんですよ。そういう意味では私はこの中で、正直どんだけ私の相手になるのかなっていうのがある」と言ってみせた。
 両国大会のオープニングマッチでは、スターダム4期生の横尾由衣&吉乃すみれが、アイスリボンの世羅りさ&山口ルツ子を相手に初めての団体対抗戦に挑むことになった。

2013年4月 2日 22:35
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