蝶野夫人のマルティナさんがFacebookを通じて意気投合したというアルファから、赤いベルト奪取を報告された蝶野は「日本の来日からまだ1年も経っていないですよね？　半年くらいですか。それでこのチャンスを手にするっていうのは、応援をしている中で非常に嬉しい」と祝福した。

　アルファは3・24大阪大会で行われた赤いベルト挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた紫雷イオの挑戦を、4・29両国国技館大会で受けることが決定しているが、当日は蝶野がアドバイザーを務める全日本プロレスも後楽園ホール大会がある。
　しかも『チャンピオン・カーニバル』最終戦という大事な大会なだけに、「全日本プロレスのこの時期......まぁオーナーのこともあるし、厳選されたメンバーがいろんな意味で......難しい時期のシングル戦に入っているので、そこら辺をケアするためにもシリーズ通して、ある程度自分も見てあげないといけない」とアドバイザーとしての職務を全うした上で、両国に駆け付けてアルファを応援するとのこと。全日本が12時開始、スターダムが14時開始のため、恐らくアルファの試合には間に合う模様。

　初来日の時に奈苗の赤いベルトに挑戦し、時間切れ引き分けに終わった際、蝶野に激励されたアルファはドイツに帰国後、より一層激しいトレーニングを積み、今回のタイトル奪取につながったということで、今回も両国でベルトを防衛してまた蝶野に報告しに来たいという。
　スターダムでのアルファはまさに蝶野のようにキムラモンスター軍☆という反体制ユニットに所属していることもあり、報道陣から「セコンドについたりはしないんですか？」と聞かれたの蝶野は「ちょっとそこまでは分からないけど、セコンドまでついちゃうと、ビジネス的なアレになっちゃうから（苦笑）。両国には応援にいくと、今はそのレベルに止めておきます」とやんわり否定。

　だが、「日本国内だけではなく、世界に名前をどんどん広げていってもらうというか、そういう活動も彼女なら出来るのではないかと（思います）」と、アルファに世界規模での活躍を期待した蝶野は、「俺は（アルファが）チャンピオンとして長いんじゃないかなっていう感じがしていますので。俺も女子プロのほうはハッキリと分からないですけど、彼女くらいのレベルは男子クラスのレベルですから、そこに対抗する日本の女子の方がいるのか、ちょっと分からないというか、たぶん無理なんじゃないのかなっていう感じがしますので。小川さん、対戦相手がいなくなったら、ぜひ男子のほうに（苦笑）」とアルファの長期政権を予想し、行く行くはかつての蝶野vs.チャイナのように男子レスラーとの対戦を示唆した。