アルファとの再戦に向け奈苗「この試合が女子プロレス最強決定戦」愛川は3・31新木場で惡斗と白ベルト最後の防衛戦
15日、都内某所でスターダムが記者会見を行い、『STARDOM THE HIGHEST2013〜プレ両国シンデレラ〜』(3月17日、後楽園ホール)で行われるワールド・オブ・スターダム選手権試合の調印式が行われた。
これが赤いベルト8度目の防衛戦となる王者・高橋奈苗だが、今度の挑戦者は2012年10月に大阪で対戦した際、時間切れ引き分けに終わっているアルファ・フィーメル。それだけに「今までの防衛戦の中で、唯一引き分けてしまったのが、ここにいるアルファ・フィーメル。自分の中ででっかいシコリになって残っているのは自分でも自覚があるので、ここをどうにかして突破して、両国国技館のリングに赤いベルトを巻いて上がりたいといういいイメージを頭の中に刷り込んでいます。絶対に叶えられると信じています。このベルトは世界で一番のベルトと言っても過言じゃないと思っておりますので、この試合が女子プロレス最強決定戦! そう書いておいていただけますか」と、アルファにリベンジして女子プロ界最強の座を手にすると宣言。
アルファへのパワーに対抗するための準備や対策も万全とのことで、すでに90%まで仕上がっているとのことだが、対するアルファも「ナナエを倒して私がナンバー1であることを証明する」と意気込みを語った。
また、3・17後楽園大会の第1試合で行われるスターダム・タッグウォーズ 5チーム勝ち抜き戦に関して、出場チームたちが出場順に関して大揉め。いわゆるガントレットマッチのため、前半から出場するチームが絶対的に不利となるからだ。
そこでロッシー小川代表が用意した順番が書かれた封筒をそれぞれのチームが引き、公平に抽選で出場順を決めた結果、脇澤&須佐→横尾&吉乃→エンジェル&ケリー→サンダーロック→宝翔天女(仮)の順に決定した。
スターダム
STARDOM THE HIGHEST2013〜プレ両国シンデレラ〜
日時:3月17日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
▼第1試合 スターダム・タッグウォーズ 5チーム勝ち抜き戦 各10分1本勝負
【出場順】
①脇澤美穂/須佐えり
②横尾由衣/吉乃すみれ
③ダーク・エンジェル/&ケリー・スケーター
④紫雷イオ/岩谷麻優
⑤宝城カイリ/翔月なつみ
※通常のタッグマッチによる5チームの勝ち抜き戦。最後の試合に勝ったチームが勝利となる。時間切れの場合は最後の試合以外は両チーム失格。
▼第2試合 スペシャル・スクランブル・シングルウォーズ 20分1本勝負
安川惡斗
vs.
夕陽(ZERO1野良犬道場)
vs.
米山香織(フリー)
vs.
ザ・フィーメル・プレデター"アマゾン"
※4選手による変則のシングルマッチで常に2選手に試合の権利があり、他の2選手はコーナーに待機する。タッチは自由で最初に勝負を付けた選手の勝利となる。
▼第3試合 〜ゆずポン引退全力ファイト〜プレミアム・シングルマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季
vs.
里村明衣子(センダイガールズ)
▼第4試合 ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者組]夏樹☆たいよう&世IV虎
vs.
[挑戦者組]木村響子(フリー)/ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)
※第2代王者組・夏樹&世IV虎の4度目の防衛戦
▼第5試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]高橋奈苗
vs.
[挑戦者]アルファ・フィーメル
※初代王者・奈苗の8度目の防衛戦
さらに愛川ゆず季に引退するまでに闘ってほしい選手をアンケートで募っていたが、その結果発表として第1位が安川惡斗と発表された。スターダムとしてはこの結果を踏まえ、惡斗が希望するワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を、3月31日の新木場大会で行うことを決定。なお、愛川にとってこれが最後の防衛戦となる。
愛川は「組織票か分かりませんけど、(惡斗が)1位になったということで、今回、この試合が組まれました。私としては正直、惡斗と闘うことは意味がないと感じています。惡斗に白いベルトを賭けて闘う努力とか、覚悟とかがあまり感じられないからです。この間(=2012年10月14日)、白いベルトを賭けて闘って、その時から大して変わっていないと思いますし、何度やっても私が勝つと思うし。私が勝ってこのベルトを実家の神棚に飾ります。以上!」と、惡斗の決め台詞まで引用して挑発。
正装で会見に臨み、まずは「アンケート投票第1位、皆様、ありがとうございました。最後のチャンスをくれたのはファンの方々だと思っています」とファンに向かって頭を下げた惡斗は、「愛川は闘う意味がないと言っていますけど、アタシにはあります。ここに座っているということは、愛川がいなくなった後のスターダムを背負っていく、エースになる覚悟があるから、アタシは今、ここに座っています。なので、愛川にはベルトを置いて引退していってもらいたいと思っています。こっちだって腹くくってんだよ! 覚悟しておけよ! 以上!」とヒールでありながら、4・29両国大会で愛川が引退した後、スターダムのエースとなる覚悟があることを明かした。
だが、愛川は惡斗にそれだけの覚悟があることは実は十分分かりながらも、敢えて叩き潰すという。もはやグラレスラー・愛川ゆず季にとってはトレードマークの1つになっていた白いベルトに関しても「グラレスラーとしてやってきた象徴でもあると思っているので、このベルトは私にしか似合わないと思うし、このベルトを実家に持って帰るのが夢なので、その夢を叶えるためにも、グラレスラーを締めくくるためにも、絶対に防衛したいと思っています」と並々ならぬ思い入れがあるようだ。
スターダム
grows up stars2013
日時:3月31日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
<決定カード>
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者]愛川ゆず季
vs.
[挑戦者]安川惡斗
※初代王者・愛川の8度目の防衛戦
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