ZERO1の12周年記念大会に向けて、大谷、田中、曙、関本が意気込みを語る!大谷「ワガママな大谷晋二郎を見せたい」

130301_Zero1-1.jpg 1日、プロレスリングZERO1が3月6日に後楽園ホールで開催する『ZERO1_TWELVE』に関する記者会見を行った。
 メインでZERO1の12周年記念『大』スペシャル6人タッグマッチを行う6選手のうち、大谷晋二郎、田中将斗、曙、関本大介の4選手が会見に出席。

 まず会見を欠席した大仁田厚からのメッセージが読み上げられた。
 「ZERO1・12周年おめでとう。ZERO1といえば、要所要所で俺を呼んでくれるんだか、呼ばれてるんだか。まあ曙選手とは組んでみたかったけど、楽しみは後からでもいいし。当日は周年祭のサポートに徹底しますよ」

 続いて大谷が「12周年記念大会でボクは田中、大仁田選手と組みスペシャルなトリオと闘うわけですが、あえて対戦相手3人、ボクにとって特別な3人。全ての相手にこだわりがありますが、あえて久々に当たる大森隆男をボクの中では意識して闘っていきたいなと。(大森の)コメントはスカすような、サポートに徹底するような発言ありましたけど、何年かぶりに上がるゼロワンのリングでおそらく本心はそうではないだろうと。『今のゼロワンはどんなものだんだ。大谷はしっかりゼロワンを支えてるのか』という気持ちで上がってくると思ってます。彼のコメントは本心ではないとボクは思ってます。ボクの中では大森隆男を意識して闘いたいと思います。そして12周年という闘いですからボクなり田中なり、ボクらがいるチームが最後に勝たないといけない。今のタッグチャンピオンの曙選手、関本選手、そして初期から支えてきたボクや田中。今と昔のZERO1が詰まった試合になると思います。これぞプロレス、これぞZERO1で12周年記念大会を締めたいと思います」とコメント。
 そして大仁田、大谷とタッグを組む田中は「12周年記念試合でもありますけどボクは20周年、昨日でボクが40代に突入しましたけど体力的にもまだまだ絶好調。大スペシャルタッグマッチですか、相手に"大横綱・曙"を入れれば、大がないのはボクだけですが、存在が大きいということで存在で目立ちたいと思います。頑張ります」と語った。

 一方の曙は「この2013年に入ってから今まで経験したことないような、たったの2カ月なんですがいっぱい経験させてもらいました。この2月も大阪で電流爆破がありまして、その後すぐに(全日本の)シリーズが始まって。正直言うと開幕戦が電流爆破だとキツイですよ。でもそれが終わって久々にZERO1のリング、大(だい)じゃなくて大暴れをしたいと思います。確かにみんな存在は大きいですが、それを全部、大暴れしてZERO64が食いたいと思います。12周年のおめでたい日にボクらがご褒美として暴れていきます」とコメント。
 今回の試合、大物やベテランに囲まれる形となった関本は「このメンバーをパッと見た時に自分が一番若い。たぶん10歳も20歳も若いと思いますので、フレッシュな関本大介を3月6日にみせたい。ヤングでフレッシュな関本大介を後楽園をみせたい。20歳上なのは大仁田さん、ボクは32歳なので」と若さをアピール。

130301_Zero1-2.jpg 以下は質疑応答。

ーー意識する選手はいる?
田中「ボクは3人が3人とも相手にテーマがある。やっぱり3人とも意識しますね。横綱にはシングルで負けてますし、関本とはいつやっても激しくて勝つか負けるかという試合をしてますし、大森さんとは当たるのも久々なので、大森さんとはワイルドに闘いたいと思います」

関本「田中さんも大谷さんも常に闘ってますから十二分にそのパワーは分かってます。ただ大仁田さんはボクの記憶では都城だったかで6人タッグで1回当たったことがある。一時代を築いた人に触れられるチャンスだと思いますので、積極的に関本大介が一番若いので自分が一番頑張ります」

曙「誰がどうのとかいうんじゃなくて、とにかく大(だい)じゃなくて大暴れします。最近ちょっと溜まったストレスね、(オッキー)沖田さんに対してのね。スッキリしたいです」

ーー大仁田はタッグ結成を呼び掛けているが?
曙「まったく考えてないです。ボクにとっては関本大介という素晴らしいパートナーがいて、やっと組めるようになったのに大仁田さんとは考えられない。団体は違うけど浜(亮太)ちゃんもいるし、自分にとって素晴らしいタッグパートナーはいる。色んなことを耳にするんですけどね、(なにわ大花火での)試合後にした握手は何だったのかって聞かれるけど、自分にとって一生懸命闘った、一生懸命気持ちは伝わったっていう握手でもあったし、これで終われないよという握手でもあった。まだ爆破は1勝1敗なんで、まだ組めないですよ」

ーー全日本は4月から鎖国方針をしくというが、大森とは最後の対戦になるのでは?
大谷「今のプロレス界は一寸先は違うし、1年後、2年後は誰も想像できないと思うんですね。ボクの中でこれで終わりなんて思ってないし、まだあるという気持ちを持ってぶつかるつもりですけど。大森のコメントとか、横綱や関本のコメントを聞いて、この12周年、大森が言えばサポート、横綱はお祝いだとか、もしかしたらお祭り的なカードの意識があるのかな。節目の大会でとにかく個性の強い選手が揃ってるけど、その中でワガママな大谷晋二郎を見せたいと沸いてくる。誰を立てるでもない、お祝いしようではない、節目の大会でこれだけ個性が強い人間がいる中で、とことんワガママな大谷晋二郎を見せようかなという気持ちがメラメラと沸いてくる」

ーー最後に一番ワガママを出せた試合はいつ?
大谷「どの試合って断定はできないです。ボクは試合前、リングに上がった自分を想像できないですけど、それが大谷晋二郎だと思うし、その思いが今まで以上に強くなってる。パートナーも対戦相手もこれ以上ない個性の持ち主。一番目立ってやろうというよりもワガママな大谷晋二郎を出してやろうという気が沸いてきた。そうすればおのずと驚く結果が出る気がしますね。ボクの中ではただのお祭りとして終わらせる気持ちはない」

ーープロレス界一のワガママともいえる大仁田がパートナーだが?
大谷「だからといって大仁田色を消すといかいうのではなく、大仁田や曙が大暴れしている中で一番ワガママを通してやろうかなという意識。みんなは思う存分で暴れてもらっていい。そして誰に気を使うことない大谷晋二郎のワガママな闘いを通したい」

130301_Zero1-3.jpg 最後に3・6後楽園大会の見所について大谷自ら「セミでは崔領二&KENSOが昨年の風林火山の優勝チームであるライディーン&ゼウス組と闘う。申し分のない相手と闘う領二とKENSO、後楽園でも言いましたが(崔が)負けはしましたが、決してこのただの負けではない、意味のある敗北だってボクは思ってる。この試合を通して領二が色んなことを考えてKENSOと組みたいと思った。領事の本心は聞かないと分からないけど今後の領事のステップアップのヒントがこの試合いあるかもしれない。どうしてKENSOと組もうと思ったのかは分かりませんが、何かの答えを出してもらいたい。負けはしましたが、あえて言わせもらいたい。KENSOを利用しろと。領二に1つ2つ上がってほしいと思います。
 ジュニアのタッグマッチは客観的に見てもボクが今すぐにでも見たいカードですね。ジュニアの超一流選手が揃ってる中でボクはあえて高岩に注目したい。この4人の中で高岩がどんな存在感を出すか注目している。高岩が日高なり丸藤なりから勝利した時、一番後楽園が爆発するんじゃないかなと思います。高岩に期待しています。
 そして植田と小幡はタッグチャンピオンになってこれからどんどん上がっていくかという時にケガをして王座を返上した。お客さんの中でも『何だよ、ここぞという時にケガか』って思った方も多かったと思いますが、ケガをしてしまったものは仕方がないのでポジティブに考えて。ケガをして王座を返上したからこそ得るものがある。悔しい思いをしたからこそ強くなれる、そういうことは必ずある。耕平&KAMIKAZEという強敵相手に内容もそうですが結果を出してもらいたいと思います。当然、耕平&KAMIKAZEも負けてられないという気持ちがあると思います。選手みんなに今のZERO1をみせるべきカードが出揃ったと思います。3・6後楽園をぜひご期待ください。(期待する選手は)イチ社長としては、植田&小幡のケガという挫折はピンチよりチャンスじゃないかと思います。応援してくれたファンの方は『どうなるんだよ』と。良かれ悪かれ注目されてるのは事実なんですね。だからこそ内容と結果を出してもらいたいと期待はしています」と解説。

 田中は「ボクは会社の人間じゃなくてイチ選手なので、誰がってのはアレですけどね。自分は目立っていこうというのには変わりないけど、ここ数年、崔領二の存在ってのが薄くなってきてるかなっというのはある。火祭りも優勝したし、2年連続決勝までいった男ですから、きっかけをつかめれば戻って来れると思う。そのきっかけを選手一人一人つかむのは難しいとは思いますけど、そういう時の爆発力は崔領二は凄い持ってると思う。ボクが言うのもなんですけど崔領二には期待してますし、頑張ってほしいなという気持ちがあります。逆に今その位置でいるもんじゃないだろう、という」と付け加えた。

プロレスリングZERO1
ZERO1_TWELVE              
日時:3月6日(水)開場:17:45 開始:18:30
会場:後楽園ホール

<決定カード>
▼ZERO1・12周年記念『大』スペシャル6人タッグマッチ
大谷晋二郎/田中将斗/大仁田厚(フリー)
vs.
曙(フリー)/関本大介(大日本プロレス)/大森隆男(全日本プロレス)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
崔領二/KENSO(全日本プロレス)
vs.
ジェームス・ライディーン/ゼウス(大阪プロレス)

▼Jrスペシャル・タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人/丸藤正道(NOAH)
vs.
高岩竜一(フリー)/フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)

▼タッグマッチ
佐藤耕平/KAMIKAZE
vs.
植田使徒/小幡優作

▼6人タッグマッチ
菅原拓也(フリー)/藤田峰雄/佐藤悠己(K-DOJO)
vs.
マイバッハβ/スティーブン・ウォルター/ジャック・アンソニー

▼シングルマッチ
横山佳和
vs.
那須晃太郎(U-FILE CAMP)

▼絵本プロレス
ドラゴン・ジョージ/とびだせ!チンタマン
vs.
ゴキブリマスク/どくとるブレイン

【記事提供/プロレスリングZERO1】

2013年3月 1日 18:33
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