新日本プロレスが今後のビッグマッチのスケジュールや海外展開を発表!木谷会長が9月で新日本の会長職を辞意表明!
23日、東京スカイツリータウン・ソラマチにて新日本プロレス戦略発表会が行われた。
まず木谷高明会長が「去年からプロレスを日頃目にしないところで見せたが、今日はついにおもちゃの内覧会の中でプロレスを見せることが出来ました」と語るように、今回の戦略発表会は株式会社ドリームズ・カム・トゥルー/株式会社ブシロード合同発表会の中で行われた。
最初に棚橋弘至、田口隆祐をゲストに招いて、TCG『キング・オブ・プロレスリング』(以下キンプロ)に関しての発表があった。1月12日から発売された第二弾も好調とのこと。木谷会長によるとキンプロの登録者は、現時点で約2万人いて、サイトには毎日6000人ぐらいの人が訪れているそうで「自分がプロレスファンって言ってない人が多かったが、ネット上で全国のプロレスファンが結び付いてきたので、これから固まりにしてゴロッと転がして東京ドームを超満員札止めにしていたいですね」と語った。
キンプロをプレイしている棚橋は「メインイベンターはずっと棚橋弘至にしています。時代は譲らないんですけど、ちょいちょい負けるんですよ」と言って苦笑い。ファンからは"名人"と呼ばれている田口は「第一弾の時は結構勝ってたんですけど、第二弾が出てから負けが多くなった」と、カードの種類が増えたことでゲームとして面白さや難易度が上がったと感想を述べた。
そしてキンプロの第三弾が『INVASION ATTACK』というサブタイトルで、4月13日に発売(予定)されることが発表された。その名の通り「外敵襲来」がテーマになっているため、第三弾には桜庭和志、高山善廣、曙、鈴木みのるといったフリーとして新日本に参戦している選手のカードが収録されるほか、棚橋やオカダの新バージョンのカードも収録される予定。
2012年10月に開催した両国国技館大会『キング・オブ・プロレスリング』に引き続き、今年もキンプロのタイトルと同じ『INVASION ATTACK』を4月7日に両国国技館で開催することも決定。第三弾はここで先行発売される予定だが、この両国大会ではカードに収録されているような"外敵"を可能な限り参戦させて、新日本勢が迎え撃つような試合が組まれる予定。木谷会長としては、このキンプロと連動した両国大会(両国以上の会場になる可能性もアリ)を「1・4ドーム」「G1」と並ぶ三本柱として育てたいとのこと。
さらに発売日は未定だが、第四弾は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」がテーマになることが決定。田口が「カード用に新しい技を考えないと」と口にすると、木谷会長も「先に技カードを出しておいて、あとで実際に披露するのは斬新!」とノリノリ。
続いて古園隆執行役員がブシロード体制元年となった2012年の新日本プロレスの業績を「ユークスが親会社だった時代は基礎固め。ブシロード体制になったこの1年は、その基礎を土台とした飛躍のためのチャレンジの年だった」と振り返った。
最初の戦略発表会の時に掲げた「エンターテインメントの追求」では1・4ドーム大会の成功など、「コンテンツの追求」では40周年記念CDの発売など、「コミュニティの追求」では大プロレス祭りの開催などといった具合に、それぞれで結果を出したことを報告。その上で「走り出してまだまだだと思っていますが、一歩一歩階段を上がっている実感はあるので、より一層皆さんに愛される新日本プロレスを目指していきたい」と抱負を語った。
そして菅林直樹代表からは今後のビッグマッチに関して、まず2014年も1・4東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM VIII』を開催することが決定したと発表された。"イッテンヨン"のドーム大会は23年連続開催となる。さらに"真夏の祭典"『G1 CLIMAX 23』では両国2DAYS(8月10日&11日)が復活! さらに5月3日には4年連続9回目となる『レスリングどんたく』を福岡国際センターで開催することも決定。吉野家とのパートナーシップをさらに強固なものにすべく、九州吉野家とタイアップして開催されるという。
「攻めの姿勢を忘れずにどんどん攻めていこうと思います」と語った菅林代表。そこにIWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔が登場すると、菅林代表が「新日本プロレスは国内だけでなく海外展開にも打って出ます。海外展開元年となる今年は、本格進出のための足場固め」と語り、4月にはオフィシャルサイトの英語版を開設、ネットPPVの拡大に加えて、インターコンチの防衛戦を海外で行い、棚橋が持っているIWGPヘビー級王座とは違う価値観を構築したいという。
中邑も海外での防衛戦に関しては「むちゃくちゃアウェーになりますし、勝手も違うけど、自分的にはいい刺激になる。行ったことのある国でも、行ったことのない国でも、このベルトを持ってどんどん防衛戦をしていきたい。インターコンチネンタルは大陸間って意味でしょうしょうけど、五大陸は無理でも四大陸くらいは周って防衛戦をやって、IWGPヘビーよりも自由度の効き、また違う価値のあるものにしていきたい」とやる気十分。
かつてはアマゾンや北朝鮮にも行った経験のある中邑は「世界中どこに行っても踊りと歌と相撲だけはあるじゃないですか。プロレスの枠に限らず、モンゴル相撲でもヒンドゥーレスリングでも、そういった相手を見つけるにもアリだなと思います」と、プロレス未開拓の地にも乗り込んでいく気満々。
最後に一部報道であったが、木谷会長が9月の株主総会で新日本プロレスの会長職を辞任したいと正式に表明。理由は2点。1つは1・4ドーム大会で新日本の外敵にあたる桜庭和志のセコンドについた上に試合に敗れたことへのケジメ。もう1つは、この1年間新日本の会長として活動してきたが、これからはブシロードグループとして外側からサポートしたほうが新日本が発展すると考えたため。
「1・4ドーム大会で一番やりたかったことは、トラウマになっている暗黒時代という言葉の払拭。これは出来たと思っている。観客動員や熱気の部分で2004年以前までは戻すことが出来たと思うので、次の目標は90年代の熱気も戻すこと。ただし過去に戻るのではなく、2000年頃にプロレスというものが時代のベクトルからズレてしまったと思うので、まずズレたものに追いつき、さらにそこからは時代を先導しなくてはいけない。今は追いついている最中だし、間もなく追いつくと思うので、そこからは新日本プロレスが自ら新しい価値を作っていく段階に入る。そのための体制は出来たと思う」と語った木谷会長だが、9月以降はオーナーとして新日本に関わっていくことになる。
また、新日本プロレス発表会の後に行われた『ブシモ』発表会に、"レインメーカー"オカダ・カズチカが登場。日本全国で活躍するローカルヒーローたちが登場する新ゲーム『ローカルヒーローカードバトル(仮)』とコラボして、4月にスタートするTVドラマ『ファイヤーレオン!』に新日本プロレスのレスラーもゲスト出演することが発表された。
オカダはドラマの主役となるプロレスラーをモデルにした新ヒーローのファイヤーレオン、さらにローカルヒーローの琉神マブヤー、超神ネイガーと共に並び立ってみせた。
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