初日に続き、この日も『キング・オブ・プロレスリング最強決定トーナメント』が開催され、初日に優勝した田口隆祐をはじめ、KUSHIDA、内藤哲也に加えて、何と前田日明が参戦！　「今、プロレスはこうなってますけど、まだ新日本プロレスが中心なんで、どんどん盛り上がっていってもらいたいなと思います。皆さんご声援をよろしくお願いします」と挨拶した前田だが、カードゲームに関しては「自分の時代はメンコとかね。（ルールは）さっきちょっとレクチャー受けましたけど」と、やや自信なさげ。
　そして初戦で前田は新日本のエース候補である内藤と対戦。1、2試合は前田が勝利し、3、4試合は内藤が勝利。五分になったところで5試合目は......何と内藤が勝利！　大先輩、しかもあの日明兄さんに勝ってしまった内藤は「申し訳ありません。隣からもヤバイ、ヤバイって声がきて、『内藤、負けろ』って声があったんですけど......」とオドオド。まさかの1回戦負けを喫した前田は「まさか（第5試合で）棚橋にやられるとはね......」とガックリ。
　結局、決勝で内藤は田口に敗れ、田口が初日に続いてまたもや優勝。「1回戦で前田さんに勝てたのでそれだけで十分です」という内藤に対し、前田は最後まで「よりによって棚橋にやられるとはね。抗議しないと」と棚橋（のカードに）に負けたことに納得いかない様子だった。

　さらに前田はラジオ日本で毎週土曜日26時（深夜2時）から生放送されている『ラジオ新日本プロレス』の公開収録にゲストとして出演。
　アシスタントの赤井沙希さんから1・4ドーム大会で行われる中邑真輔vs.桜庭和志戦について聞かれた前田は「（中邑には）桜庭を怒らせるつもりで（やってほしい）。どっからどこまでがプロレスで、どっからどこまでが喧嘩なんだろうって試合を見せてほしいですね。中邑、楽しみですよ」と、いかにもな発言。
　さらにリスナーから「前田さんは巨乳好きですが、最近気になる巨乳女子はいますか？　また、赤井沙希さんはどんな塩梅ですか？」と質問された前田は「（赤井さんは）足と尻はいいけど、おっぱいがね......。彼氏と協力しなさい」とアドバイス（？）。さらに「気になる巨乳女子はいっぱいいますよ。仁科百華ちゃんとか」と正月企画として某スポーツ紙で対談した仁科百華さんの名前を挙げた。
　プロレスファンの気になるところでは、「今まで戦った中で一番強かったレスラーは？」という質問には「（アレキサンダー）カレリン」、「レジェンドの活躍についてリングに復活する可能性は？」という質問には「ないね」と即答した。

　大フィナーレでは坂口相談役、スタン・ハンセン、前田が揃い踏み。これには木谷高明会長もすっかりプロレスファンに戻ってご満悦の表情。
　ハンセンは「明日、ぜひ東京ドームに足を運んでください。素晴らしい試合になると思います。皆でロングホーンの雄叫びあげたいと思います」と言うと、「ウィー（ユース）！」とテキサスロングホーンを掲げた。
　前田は「今日は本当にどういうイベントかと思ったけど、まさかハンセンに会えるとは夢にも思ってなくて。驚いて、懐かしくて」と嬉しそうに語ると、「明日、東京ドームで本当に自分がやっていたUWF系の桜庭が、今まで続いてきた"のほほんとしたプロレス"に一石を投じる、スリリングないい試合をしてくれると思います。また、自分が若い時に教わって、教育されてきた新日本プロレスが、永遠に優勢を続いていく事をお祈りしまして、明日の試合を楽しんでいただきたい。どうもありがとうございました」と、やはり桜庭への期待を込めて挨拶。
　最後に木谷会長が「（明日のドーム大会は）若干新日本プロレスがトラウマになっている、暗黒時代を完全に払拭する大会だと思っております。2004年以前、90年代、80年代、70年代の栄光を取り戻す一歩だと思っております。今年も新日本プロレスをよろしくお願いします」と意気込んだ。