武藤&大地vs.天コジ、永田vs.鈴木の因縁対決など、新日本1・4ドームの全カード決定!バカ呼ばわりされた中西激怒!
3日、新日本プロレスが都内某所で記者会見を行い、2013年1月4日(金)に東京ドームで開催する『WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム』の全対戦カードを発表した。
新日本プロレス
WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム
日時:2013年1月4日(金)開始:17:00
会場:東京ドーム
▼ダークマッチ1 15分1本勝負(16:30開始)
井上亘/タマ・トンガ/キャプテン・ニュージャパン
vs.
石井智宏/YOSHI-HASHI/邪道
▼ダークマッチ2 15分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク/高橋広夢
vs.
田口隆祐/KUSHIDA/BUSHI
▼第1試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
中西学/MVP/ストロングマン
vs.
矢野通/飯塚高史/高橋裕二郎
▼第2試合 NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]田中将斗(ZERO1)
vs.
[挑戦者]シェルトン・ベンジャミン
※初代王者の初防衛戦
▼第3試合 IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]ランス・アーチャー/デイビーボーイ・スミスJr.
vs.
[挑戦者組]後藤洋央紀/カール・アンダーソン
※第61代王者組の2度目の防衛戦
▼第4試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
永田裕志
vs.
鈴木みのる(パンクラスMISSION)
▼第5試合 IWGPジュニアヘビー悠選手試合3WAYマッチ 60分1本勝負
[王 者]プリンス・デヴィット
vs.
[挑戦者]ロウ・キー
vs.
[挑戦者]飯伏幸太(DDT)
※第66代王者の初防衛戦。3選手同時に試合を行い、いずれかの選手が勝利した時点で決着する。
▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
天山広吉/小島聡
vs.
武藤敬司(全日本プロレス)/橋本大地(ZERO1)
▼第7試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
真壁刀義
vs.
柴田勝頼(フリー)
▼第8試合 ダブルメインイベント1 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王 者]中邑真輔
vs.
[挑戦者]桜庭和志(フリー)
※第4代王者の4度目の防衛戦
▼第9試合 ダブルメインイベント2 IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]棚橋弘至
vs.
[挑戦者]オカダ・カズチカ
※第58代王者の6度目の防衛戦
会見には天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学をはじめ、他団体から武藤敬司、鈴木みのる、田中将斗も出席。
いきなり第1試合で日墨マッスルオーケストラ&ゴジラと対戦する裕二郎が「一番の問題は対戦相手の3人がバカってことだよ。しかもキャラクターじゃなくて、リアルでガチなバカ。プロレスっつうのはよ、バカと試合するのが一番大変なんだよ。この試合にタイトルを付けるとするならCHAOSvs.バカ......いや違うな。CHAOSvs.リアルガチバカ。これマジ」と中西の目の前で言い放つと、矢野も「マイナスとマイナスとかけるとプラスになるじゃん。でもさバカっていうのはいくらかけてもバカだから」と続けると、中西が席から立ち上がって大激怒! イスを投げ飛ばして「好き勝手やりやがって!」と詰めよろうとする中西だが、矢野と裕二郎は「バカだからすぐ怒っちゃうんだよ、こういう場でさ」とあざけ笑った。
12・2名古屋大会で『WORLD TAG LEAGUE 2012』優勝を果たしたカール・アンダーソンが「ゴトウヒロオキ&カール・アンダーソンはWORLD TAG LEAGUEのチャンピオンになった。現IWGPタッグ王者のランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.はとても強いのは分かっているが、東京ドームで絶対にタッグ王者になってやる」と言えば、後藤洋央紀も「昨日のWORLD TAG LEAGUE優勝から一夜明けて、気持ちはすでに東京ドームに向けて切り替わっています。SWORD&GUNSが必ずベルトを奪います!」と語った。
WORLD TAG LEAGUE優勝決定戦でSWORD&GUNSに敗れている王者チームのKES(キラー・エリート・スクワッド)は、デイビーボーイ・スミスJr.が「昨日の彼らはラッキーだっただけ。だが、1・4ドームではそんなラッキーは起こらない。キラーボムで必ず倒す」と語り、ランス・アーチャー「昨日、後藤&アンダーソンが勝ったのはミステイクだ。なぜなら俺は怒り狂っている! ドームで奴等を殺す!」とリベンジに燃えている様子。
KESが所属する鈴木軍のボスである鈴木みのるも、対戦相手が天敵と言っていい永田裕志に決まったことで「1月4日、またコイツと試合組まれたんだけど、別に1月4日待たなくていいぜ。いまそこの庭に出たっていいんだぜ。まぁどうせ屁理屈つけてやらねぇんだろうけど。1月4日はゴミ掃除だ、ゴミ掃除だ。俺がこの鼻クソ男、ランスとスミスが勘違いのハゲ2人......フッ、鈴木軍は負けない! 新日本、俺たちに対して頭が高ぇぞ。舐めんじゃねぇよ」と言い放つ。
対する永田が「今の鈴木みのるの発言に説得力はまるでなし。だからこのカードが組まれた。そういうわけで新年早々、思い切り殴り倒して腹の底から笑える試合が組まれたことに喜びを感じています」と言い返す。
WORLD TAG LEAGUEでも永田組に敗れたことで、鈴木組の優勝決定戦進出の望みが絶たれたわけだが、記者から「その時の怒りも1・4の試合でぶつけるつもりでしょうか?」と聞かれた鈴木は「何て答えればいいんだ? ハイって言えばいいのか? 俺があの鼻クソ男に対するものは怒り、憎しみ、ほかにあるわけねぇだろ!」と不機嫌モード全開。だが、対する永田は「怒り、憎しみっていうのは永田裕志をいいように倒せないことへの苛立ちだと思います。そういう答えが返ってきたことで、ストレートに俺のことを見ているな、と。あれだけ『永田裕志は目じゃない』と言っておきながら、無視出来ない存在だってことを自らの口で言ってくれたことに感謝します」と上から目線で言い返してみせた。
待望の新日本初参戦となる橋本大地だが、この日は香港遠征のため会見を欠席したため、「嬉しい反面複雑な思いがあります。1・4といえば橋本家にとっては大晦日のようなものでした。なぜなら父・橋本真也は東京ドームのメインを任されることが多く、年末が近づくと家でもピリピリしていることが多かった。そのドーム大会に武藤さんと出られることを光栄に思うし、天山さんにも小島さんにも小さい頃からお世話になりました。ただ、今の僕はあなた方と同じプロレスラーです。とくに今の僕には橋本真也と同じくらい大谷晋二郎の世界一熱いZERO1プロレスの血が流れています。大谷の背中を見せ育った僕には、いまやライオンマークは泣き叫ぶ獅子にしか見えない。舐めてかかるとケガしますよ、先輩。東京ドームの主役は天コジでも武藤さんでもない、この"破壊王子"橋本大地です」というコメントが読み上げられた。
すると大地とタッグを組む武藤敬司は「天山、小島よぉ。生前、橋本真也にはいじめられたよなぁ。その積年の堪ったものを東京ドームで大地にぶつけてやってくれよ」と、まさしくライオンの親が我が子を谷底に突き落とすようなことを天コジに向かって語りかけた!
そう言われた小島は「彼がどのような経緯でドーム大会にエントリーされたのかを肌で感じたいと思います。彼がすごくて、努力して、このドームのカードにエントリーされたのか、それとも父親がとても偉大だったからエントリーされているのか......もし後者なら徹底的に潰したいと思います!」と言い、天山も「彼はまだ新日本プロレスのリングに来るのが早かったんじゃないかと思います。徹底的に舐めてかかってやろうかなと思います」と語った。
なお、武藤は大地が全日本の選手ではなく、他団体であるZERO1の選手ということもあり、あくまでもニュートラルな気持ち、平常心でこの一戦に臨むとのこと。
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