大晦日の両国『INOKI BOM-BA-YE 2012』で藤田和之vs.小川直也が正式決定!藤田は小川に対して辛らつ発言連発!

121126_IGF-1.jpg 26日、都内のホテルでIGFプロレスリングが記者会見を行い、今年の大晦日(12月31日)に『INOKI BOM-BA-YE 2012』を両国国技館で開催することを正式発表した。
 会見にはIGF会長にして、今大会のゼネラル・プロデューサーを務めるアントニオ猪木、現IGFチャンピオンの藤田和之、サイモン・ケリー・猪木イベントプロデューサーのほか、そして今大会に特別協賛することが決まったHEIWAから石橋保彦相談役、同じくFieLDSから城戸正一会長室室長が出席。

 まずは猪木会長が「元気ですかっ! 元気があれば何でしょう......何でもできる(苦笑)。俺も毎回言っているのが恥ずかしいんですけど。年末の恒例行事としてずっと(イベントを)やってきましたが、その後それぞれの団体の経緯もありまして。せっかく紅白をぶっ飛ばせということで盛り上がったのに尻つぼみになったんで、もう1回来年からの大きな夢を含めて(やってみようと)。それともう1つ、グローバル化ってことで、IGFも5年が経ちましていよいよ世界に発信しようという年になります。それに先駆けて今年は嫌な思いを全部、両国に集まってもらって厄払いをしてもらって、来年はお母さんの年にしましょう。
 ......分かっている人、いますかね? もう何年も続いているんですが、前は"とうさん"(父さん/倒産)の年......会社がずいぶん潰れたんでね。母さんの年にしましょうよって思いで、ひとつ。俺も馬鹿をやっているのはずいぶん恥ずかしいんですがね、ひとつまたパフォーマンスをやらせてもらって元気を送りたいを思います」と挨拶。

 そして決定対戦カードとして、一時は消滅したとも言われていた藤田和之vs.小川直也の一騎打ちが正式決定したと発表された。

IGFプロレスリング
INOKI BOM-BA-YE 2012
日時:12月31日(月)開場:14:00 開始:16:00
会場:両国国技館

<決定カード>
▼シングルマッチ
藤田和之
vs.
小川直也

121126_IGF-2.jpg このカードについてサイモンEPが「長年、2人はライバルであり、お互い別々の道を歩いてきたが、ここにきてやっと実現できた対決だと思います。2人にとって猪木イズム、そして猪木さん、すべてのものを抱えてどちらの道が正しかったか、すべての答えがこの試合で出ると思います」と太鼓判を押すと、藤田は「話は変わりますけど、週末からパキスタンに行くことが決まりまして。パキスタンといえば会長が闘い、闘魂の歴史の中で(重要な地)、そこに自分たちが一歩足を踏み入れるということで、自分にとっては貴重な体験。しっかりと目に焼き付けて、肌で感じて、何かを収穫して帰ってきたい。行く行くは大晦日への大きなヒントがそこにああると思います」と、敢えて小川には触れず11月30日にIGFが予定しているパキスタン遠征の話に終始した。

 このカードに関して猪木会長は当初から「大晦日の大会は世界発信というコンセプトがある」と消極的だったが、「我々が目指している方向性と、単にイベントに登場するという私の思いと、まぁどっちの選手とは言いませんけど、それがもうちょっと高まってこなければという意味で私がいろいろ言ってきましたけど。聞くところによると、小川も相当やる気になってきたということなので、その辺でさっきもサイモンが話した通り、1つの猪木イズムというものをどう理解したか......結果を見なければ分かりませんが、言葉だけじゃなく闘いの中で見せてくれることを期待している」と意味深発言。
 質疑応答で「2人はプロレス入りしたのはほぼ同時期だが、先に活躍した小川をどう見ていたのか?」と聞かれた藤田からは「まぁ小川が先に活躍したというのは、寝首をかくような仕業をしたんであって、俺から言わせりゃあんなのプロの仕事でも何でもないよ! やるんだったら正面切って斬りつけるという思いで大晦日はやります」と、恐らく1999年の新日本プロレス1・4東京ドーム大会で小川がとった行動(故・橋本真也戦)についてと思われる発言が飛び出した。
 さらに藤田は「ベルトを賭けていいんだったら賭けるが、本人が『ベルトはいらない』ってどこかで言ったそうですし、結局かけないことになったということはかける価値のない相手ということ。ベルトはかけません!」と、IGFチャンピオンシップではなくノンタイトル戦になったことも明かした。

121126_IGF-3.jpg 囲み会見になると藤田はさらに饒舌になり「アイツ、プロの試合でちゃんとした試合したことないでしょ? いまだにみんなが小川を特別視しているのは、アイツがアマチュアだから。所詮、アマチュアから飛び出てないし、プロのリングに上がってやったことと言えば、寝首かいて......ちゃんとしたことやってないじゃない。闘いを見せてないじゃない。あんなことして(上に)上がれるんだったらプロレス界全部ダメになっちゃうんじゃない。だからアイツを大掃除するって言ったんで」
 「普通の競技の試合ではなくて、お互いの果たし合い。それは最終的には潰し合いになってしまう、そういう試合になると思う。そうなりますね」「これからプロレスも格闘技も盛り上がっていくのに、あんなズルイ奴がいるとダメになっちゃうから全部掃除しないとダメだから。片付けなきゃいけなんだよ。片付けないとプロレスも格闘技も先に進めないから。その1つとして大晦日にアイツとやる。ああいう半端な奴がいるとダメなんですよ」と、プロレス界・格闘技が先に進むための"大掃除"として小川と潰し合いをすると発言!
 最後に藤田は「来いって言ったら来るじゃない。何でも言うこときくよ。そういうところがアイツはアマチュアなんだよね。(リングに)上がるなって言ったら、本当に上がらないしさ。アレやるなって言ったらやらないしさ。言ってる意味、分かってないじゃん。素人みたいなもんだよ、所詮はね。化けの皮剥いでやる! 一枚一枚脱がせてやるから。今、ランニング一枚じゃない? パンツ一丁でランニング一枚だよ。スッポンポンだよ。あとはフルチンにさせてやる! 楽しみだね......本音だからポンポン出るね」と、辛らつな言葉を連発してニヤリと笑った。

 また猪木会長は大晦日イベントに関して、「私の気持ちからいけばみんなで集まって、1年の最後の華をって思いがあるんですけど、ヨソ様のことはともかくスポンサー筋からするとちょっと絡みが悪いというかね、そういうことで。去年も(そういう懸念は)ありましたけど、強引にお願いして(DREAMとの合同興行が)開催されましたけど、今年は最初からそういう条件がついていたんでね。出来ればもうちょっと枠を広げてみんなが出られるという形にしてもいいかなと」と、個人的には門戸を広げて合同で開催したい思いがあったことを吐露。
 単独開催となった『INOKI BOM-BA-YE 2012』だが、すでにテレビ放送もほぼ決まっており(詳細は近日発表)、7〜10試合を予定。プロレスの試合に限らず、世界各国から選手を招へいする予定もあり、猪木会長は「何が飛び出すか分からないということでお願いします」と言ってニヤリ。
 さらに猪木会長は今月末のパキスタン遠征のほかにも、アフガニスタンやキューバからも大会開催の依頼が来ていることを明かすと、「平和を求めてというのは我々のテーマ。今まであり得なかったことが来年は起きてくるかな」と意味深発言。さらにサイモンEPが11月30日に北京と内モンゴルで開催される散打の大会を視察して、そこからモンゴルの選手も招へいする予定とのこと。今年予定されていたが、日中関係の悪化により断念した中国進出も、来年の旧正月明けくらいからは進めていくという。

2012年11月26日 14:51
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