棚橋vs.オカダ、中邑vs桜庭、Jr.3WAYなど新日本1・4ドーム第1弾カード発表!真壁と柴田は熱さが空回り!?

121113_NJPW-1.jpg 13日、都内のテレビ朝日で新日本プロレスが2013年1月4日(金)に東京ドームで開催する『WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム』の記者会見を行い、決定カードを発表した。
 この日は第1弾として菅林直樹代表から下記の4カードが発表された。

新日本プロレス
WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム
日時:2013年1月4日(金)開始:17:00
会場:東京ドーム

▼IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]棚橋弘至
vs.
[挑戦者]オカダ・カズチカ
※第58代王者・棚橋の6度目の防衛戦

▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王 者]中邑真輔
vs.
[挑戦者]桜庭和志(Laughter7)
※第4代王者・中邑の4度目の防衛戦

▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
真壁刀義
vs.
柴田勝頼(Laughter7)

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合3WAYマッチ 60分1本勝負
[王 者]プリンス・デヴィット
vs.
[挑戦者]ロウ・キー
vs.
[挑戦者]飯伏幸太(DDTプロレスリング)
※第66代王者デヴィットの初防衛戦。3選手同時に試合を行い、いずれかの選手が勝利した時点で決着する。

 会見には棚橋、オカダ、中邑、桜庭、真壁、柴田、飯伏が出席。まずは飯伏が「いろいろ話すことを考えていたのですけど、ちょっと緊張で忘れてしまったので、質問で全部答えます」と、いきなり飯伏節を炸裂させる。それでも飯伏は「3WAYマッチはリングではそんなに経験してないんですけど、路上プロレスではそういう形式で毎回やっているんで得意ですね。場外に出せればかなり自分が有利なんじゃないかと思います」と、東京ドームという会場で路上プロレスをやる気満々!

121113_NJPW-2.jpg バナナを持参した柴田だったが、意気込みを語る際は「柴田です。頑張ります」のひと言だけ。すると真壁が「俺はこの試合どうのこうのじゃなくて、普段キャンキャンうるせぇ柴犬......いや、ごめんごめん(苦笑)。何回も間違えるけどマメシバさんよ。大体よ、こんな会見必要ないだろ? 俺よ、この部屋で同じ空気吸ってんのヘドが出るからよ。コイツに対して何もねぇよ。見てみろ、バナナ? 何が訴えてぇのか? こんなのよ、うちのレスラーがいっくらでもやってんだよ。古すぎるんだよ。プロレス頭もなければ何もねぇ!」と明らかに柴田に対して嫌悪感を抱きながらボロクソにこきおろす。
 さらに真壁が「別にいいんだぜ、大阪の次に今やるか?」と挑発すると、柴田は「え? 今? 今やるの? 今、やるか? ゴリラちゃん」と、かなりぎこちない感じで返答。「相変わらず辿々しいな」と高笑いした真壁が柴田に詰め寄っていくと、柴田も席を立ちジャケットを脱いで真壁と至近距離で睨み合いに。すると真壁は柴田に背を向けて席に戻り、「お前は本当につまらない野郎だな」と吐き捨てる。
 これを聞いた柴田が「何だかんだ言ってやんねぇじゃん!」と言い返すと、ついに2人が揉み合いになり乱闘となったが、周りのスタッフが両者を分けると真壁は憮然とした表情でそのまま会見場から出ていってしまった。柴田は「中途半端になっちゃいましたけど、大阪よりもたぶん熱くなると思うんで面白いかな、と。自分たちが主張しているのはタッグなんですけど、シングルが組まれた以上はしっかりしたものを残したいですし。中途半端なんだよ、本当に......分かります、自分です」と、真壁となら熱い試合が出来そうという手応えを感じているようだが、自ら「僕はそういうセンスがなくて、バナナ持ってきたんですけどコレといったものはなくて」と言うように、その熱がどうも空回りしている様子だ。

121113_NJPW-3.jpg 柴田に続き、今夏から新日本に参戦して以来、初のシングルマッチが組まれた桜庭は「柴田君、長い!」と柴田にダメ出しをすると、「当日は一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします」と相変わらずのマイペースっぷり。一方、インターコンチ王者として桜庭を迎え撃つことになった中邑は「桜庭選手、柴田選手がタッグでやったのまだ3つでしたっけ? そこから桜庭選手がどういう闘いをするのかっていうのは自分の中でまったく......どういう試合になるのかは自分すらまったく予想がつかないというか、発想が出て来ないというか。まぁドームまで時間があるんで、ゆっくり考えたたいなと思ってますけど、ここ最近にはなかった面白い刺激を味わえそうだなと思います。桜庭選手に関しても味わったことのないような感触だったり刺激っていうのを感じることが出来るんじゃないでしょうか」とかなり対戦を楽しみにしている様子。
 いきなり初対決でタイトルマッチとなったが、桜庭はインターコンチのベルトに関しては「(IWGPが)2つあるの知らなかったですね。ラッキーって感じです」という感じ。中邑の試合もまだ見たことがないということで、「実際に会った感じではやっぱり大きいなって感じです」と感想を述べた。自らベルトを作り直し、インターコンチに思い入れのある中邑は「(桜庭は)実績もあるし、世界的にも有名って部分では、このインターコンチネンタルっていう価値があるんだかないんだか、まだ可能性しかないんだけど......(価値を)高めるためには面白い相手だとは思っています」と、世界的にも名前が知られる格闘家・桜庭の名を防衛記録に刻むことでインターコンチの価値を上げる腹積もり。
 なお、中邑も総合格闘家としての実績があるが、総合的なスタイルとプロレススタイルを分け隔てることはなく、身体に染みついたスタイルで勝負するとのこと。

121113_NJPW-4.jpg そして今年のG1クライマックスで優勝し、IWGPヘビー級王座への挑戦権を得たものの、来年の1・4ドームまで行使しないことを宣言。そのタイトル挑戦権の権利すら防衛してみせたオカダは「大阪大会で棚橋選手の時代は終わりましたと言いましたけど、そんなことは当たり前のことで、1・4東京ドームでプロレス界の歴史を変えます。そして今まで出てきたスターと呼ばれる先輩方がレインメーカーの単なる前座に過ぎなかったことをお見せします。そんなイッテンヨン、歴史が変わる瞬間を見逃さないように」と自信満々の様子で言い放った。
 一方、王者・棚橋は「この会場に来たときに思い出したのは、2009年の東京ドーム、武藤敬司とのタイトルマッチも同じ会場で。その時は俺が挑戦者で、そこから時代が流れたなって思って。そしたらオカダが出てきて、超新星っていうのかなって思っていたら......超新星って通り過ぎるじゃないですか。でも通り過ぎずにG1まで獲って、すでに高いレベルにいるんだなっていうのは俺もしっかり見ています。ただ、大阪でも言ったようにIWGPは遠いぞ。これは俺が立てた誓いです。1回今年の1・4で言って、その誓いを守れなかったけど、必ず今度は俺が立てた誓いを守ってみせます」とエースとして、王者として、そう簡単にIWGPは渡さないと改めて誓った。
 棚橋が「一生、俺のモノです!」と言い切るIWGPヘビー級のベルト。オカダも一度は手にしたが、すぐに手放す結果に。再び頂きに挑むオカダはIWGPのベルトについて「プロレス界の頂点であるベルトであり、プロレス界の顔が巻くべきものだと思っています。プロレス界の顔、俺が巻くしかないと思います」と自信と共に思い入れを込めながら語った。
 最後に1・4ドームへの意気込みを改めて聞かれたオカダは「とくにありません」とお馴染みのセリフを吐いて退場。対する棚橋は、この日が36歳の誕生日ということで報道陣から祝福される中、司会を務めた野上アナからチョコレートケーキがプレゼントされた。

 また、新日本のビッグマッチ前の恒例行事になりつつある秋葉原での大プロレス祭り開催が決定した。今回は1・4ドーム大会直前の2013年1月2日、3日の2日間に渡って『ブシモPresents新春!大プロレス祭り』として、AKIBA_SQUARE(アキバ・スクエア)で開催される。
 1月2日は1・4ドーム大会直前記者会見、スペシャルリングサイドマッチ(4試合予定)、大サイン会、スペシャルトークショーなどを予定。翌1月3日はスペシャルリングサイドマッチ(4試合予定)、大サイン会、『ラジオ新日本プロレス』公開収録、スペシャルトークショーなどが開催される予定。入場料は大人が2000円、小学生が500円(小学生以下は無料)。両日とも11時開場、12時開始、19時終了予定。

2012年11月13日 19:09
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