この日、橋本和樹と組みタッグリーグ公式戦を終えた後だった。試合は惜しくも和樹が獲られるも、相手チームを蹴りで砕粉した大地。その勢いはバックステージでも止まなかった。
　「次のウチの後楽園。まだ相手が決まっとらん。このタッグリーグに参加して、分かったことがある。どうしても、越えなければいけない存在を再確認した。関本大介！　ここ（大日本）でも、ウチでも何回も闘ってる。あの人を超えるためにここへ来た。シングル、受けてもらおうと思います」
　戦前から大地が発言していた「やらなきゃいけない相手」とは、関本だった。大地は関本の試合後に行動に出た。関本の試合後のコメントスペースに乱入した大地は、「関本さん......いや関本！　俺と闘え！」と対戦要求。

関本「お前、自分で言ってること分かってんだろうな？」
大地「当たり前だ、コラ！　絶対、絶対にお前を倒してやるから」
関本「上等だ！　何回でもやってやるよ！　お前が『もう、いいです』って泣くまで叩き潰してやる。その代わりやるならシングルだ！　誰のせいにもできない状況で、お前をコテンパンにしてやるよ！」

　と、やり取りの末、関本が大地との対戦をシングルマッチという条件付きで承諾。その後大地は報道陣に囲まれ、以下のようにコメントを出した。

大地「聞いてもらった通りです。シングル、会社に要求します」
ーー関本選手と闘いたい訳は？
大地「ウチでも、ここでも、本当に何度も叩き潰されました。（田中）将斗さんや（佐藤）耕平さんとの試合は、本当に尊敬します。和樹から俺がとって、大日本とのケリはついたと思ったんですが、なんかシックリこなかった。ファイターとして......というか、男としてその先に関本がいた。いつまでも関本は田中、耕平の相手じゃない。僕が越えなければいけないのはあの人だと思いました」
ーー関本選手の攻略対策は？
大地「どうせ聞きながら負けるって思ってるんでしょ。そういう皆さんの番狂わせを、現実のものにしますよ。俺には今、190試合（正確には193試合）の経験がある！親の何とかとか、二世レスラーとか、言いたい奴には言わせておけばいい。でも俺には1年半、この数字の先輩たちとの闘いの経験値がある。ウチは当然、ノアにしたって、IGFにしたって、和樹にしたって。それをこの闘いで証明しますし、その先輩方の為にも絶対に勝ちます！」
ーータイミング的には今だと。
大地「タイミングなんてない。この先、いつ、どこで組まれても何回でもやって、全部倒しますよ。タッグリーグだったり、ZERO64だったり。初めての一騎打ちとしては、『今』だったんでしょう」

　関本との一戦を非常に重く見ている感のある大地。その眼差しは善戦ではなく、勝利あるのみだ！

プロレスリングZERO1
UNIVERSE
日時：11月6日（火）開場：17:45　開始：18:30
会場：後楽園ホール

＜追加カード＞
▼シングルマッチ 30分1本勝負
橋本大地
vs.
関本大介（大日本プロレス／ZERO64）

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
大谷晋二郎／崔領二／横山佳和
vs.
佐藤耕平／KAMIKAZE／KAMIKAZE指名選手

▼Jr6人タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人／クレイグ・クラシック／ジェイソン・ニュー
vs.
菅原拓也（フリー／ZERO64）／藤田峰雄（ZERO64）／テェム・エジソン

＜既決カード＞
▼ZERO64曙 復帰戦　シングルマッチ 30分1本勝負
曙（フリー／ZERO64）
vs.
大仁田厚（フリー）

▼NWA UNヘビー級選手権試合 60分1本勝負
［王　者］ジェームス・ライディーン
vs.
［挑戦者］マイバッハβ

▼NWAインターコンチネンタル・タッグ選手権試合 60分1本勝負
［王者組］田中将斗／ゼウス（大阪プロレス）
vs.
［挑戦者組］植田使徒／小幡優作

▼現役国立女子高校生レスラー・夕陽、半年ぶりのZEROマット参戦！
夕陽（ZERO1野良犬道場）／宝城カイリ（スターダム）
vs.
岩谷麻優（スターダム）／翔月なつみ（スターダム）

【記事提供／プロレスリングZERO1】