アイスリボンが新人デビュープロジェクトを発表!芸能事務所に所属している子たちがプロレスデビューを目指す!

121019_Iceribbon-1.jpg 19日、アイスリボンが埼玉・蕨のアイスリボン道場にて『アイスリボン新人デビュープロジェクト』の会見を行った。

 本企画はアイスリボンがかつてより行ってきた、アイドルをはじめとする他業種からの女子プロレスラー発掘プロジェクトであり、5年前の『ガールズプロレスキャンプ』では『復活! ミニスカポリス』メンバーとして活動している安藤あいかがデビュー。4年前の『マッスルビーナス』では志田光、藤本つかさ、松本都(現・崖のふちプロレス)がデビューした。
 アイスリボンでは窪田将治監督とともに「劇団アイスリボン」の設立を発表したが、そこに株式会社アールグレイフィルムが加わり、映像制作会社が3社組んでの新プロジェクトとなった。
 すでにプロレスデビュー後に舞台や映画の制作、番組の制作などが計画されているが、『マッスルビーナス』と違い、1年間のプロレス活動を義務付けるようなことはなく、プロレス活動を継続するか中止するかは、新人それぞれの意思に委ねられることになる。
 新人の指導を担当している志田は「私はオーディションに参加した時にプロレスラーになることを聞いたが、前もって聞いていたので覚悟の差は今の子たちのほうがあると思っています。体力面も期待できますし、当時さくら(えみ)さんが私たちのトレーナーだったんですけど、さくらさんよりも厳しく指導しているつもりです。プロレスを知らないからといって甘く育てて、自分たちのように『プロレスを好きじゃないくせに』と言われるのは辛いことなので、厳しく指導してプロレスラーとしてデビューさせたいなと。あとは本人たちに頑張ってもらうしかないですけど、4年目にして大勢のメンバーを教えることになって、まだまだ勉強することがあるので教えながら成長していければいいなと思っております」と語った。
 同様に指導にあたっている藤本は「それぞれ皆個性的で、皆いいなと思っています。この中から何人デビューできるか分からないですけど、皆アイスリボンの未来だと思って、練習の指導、手助けを出来ればいいなと思っています。この段階から皆ライバル関係とかこの2人の組み合わせ面白いなとかできているので、リング上で表すのが私の仕事かなと」と志田とは違う形での協力をしていく模様。
 窪田監督もは「1プロレスファンなので、女子プロレスを盛り上げる企画になればいいかなと思って。また女子プロレスに新しい風を送れたらと思います。志田、藤本を超えるプロレスを見せてもらいたいなと思っております」とエールを送った。

121019_Iceribbon-2.jpg そして今回、デビューを目指している10人のうち5人が会見に出席。各々下記のように熱意を語った(写真右より順次)。

堀田祥子(ほった・しょうこ)「26歳です。今回企画に参加させていただいて、皆平均22.3歳。昭和生まれ、昭和の女なんですけど、若さに元気で負けないように頑張んなきゃと思っています! プロレスはアイスリボン後楽園大会で初めて生観戦しましたが、新田猫子さんのケブラーダに感動して、あんなことができるんだと感動したので、あんなふうに動ける選手になりたいと思っています」

佐藤扶美子(さとう・ふみこ)「25歳です。私も昭和です。皆さんのメンバーの中で一番背は低いんですけど、デビューできるように頑張っていきたいと思います。私身長が152cmしかないんですよ。つかささんも小柄なんですけど、すごいパワーがあって、アイスリボン道場で試合見てドロップキックを決められていて、小さくても小柄でも、頑張ればこんなふうに格好良くなれるんだと思って尊敬してます」

若松江莉(わかまつ・えり)「20歳なので、一応平成です。私はお母さんがこの企画を教えてくれて、親が応援してくださってるので、志田さんや藤本さんとアクションの先生や、家族の期待に答えられるようにデビューに向けて頑張ります。よろしくお願いします。私は将来タレントになりたいので、プロレスを利用するじゃないですけど、プロレスをしながらタレントを目指していきたい。愛川ゆず季さんと仕事でご一緒したことあるんで、プロレスについて教えてもらって、試合では強そうですけど普段優しくて、愛川ゆず季さんが目標です」

奥田理紗(おくだ・りさ)「20歳です。最初プロレスがなにかも分からずやってきたんですが、志田さんや藤本さんにご指導いただいているうちに、楽しんでプロレスをしている自分が分かって。デビューもなんですけど、デビューした後もずっとプロレスを続けていきたいなと思っております。目指す選手はもちろんご指導いただいている志田さんを目指すというのは当たり前で、パワーがある強い選手になりたいなという願望がありますし、帯広選手のDVDを見ているんですけど、何か面白いけど何かすごいっていうあの感じが出せるようになりたい。帯広選手を眼中に入れつつと思っております」

山口ルツコ(やまぐち・るつこ)「22歳、ギリチョン平成組です。私も正直企画に参加させていただくまで、プロレスというのを全く知らずに練習に参加させていただいたんですが、正直初日は不安でいっぱいでした。練習を重ねていくごとに出来ることも増えていって、自信もできていたので、貪欲に練習に取り組んでいきたいと思います。177cmの長身を活かして迫力あるレスラーになれるように頑張っていきます。私ももちろん目指す選手はご指導いただいてる志田選手なんですけど、後楽園ホールが初のプロレス観戦だったので、最後の試合で本当に感動しました。プロレスの生の迫力というか、食らいつく感じというか、すごい感動して尊敬していますので、志田さんを目指しています。この間の道場マッチでヘイリー(へイトレッド)選手のエルボーの厳つさや迫力に圧倒されまして、あんなエルボーができるようになれればなと目指しています」

121019_Iceribbon-3.jpg なお、今回の新プロジェクトに参加しているメンバーは、全員芸能事務所に所属しており、志田が行っているプロレス教室の生徒とはまた別グループとなるとのこと。すでにグループ間には確執が生まれているという。どちらのグループも指導し、自身も以前マッスルビーナスと市谷ガールズでの確執を経験している志田は「完全に彼女たちはライバル意識を持っていて、(私は)板挟み状態ですね。すごくバチバチしてる。活性化されて面白いなと思っております」と苦笑しながらコメント。だが、志田から見ても完成度は50%ぐらいとのことなので、正式デビューまでの道のりはまだ遠いようだ。
 20日の道場マッチから本プロジェクト参加者による3分間エキシビジョンを随時開催し、大晦日の後楽園ホールまでに10人デビューさせたいとのこと。

2012年10月19日 21:58
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