S・タイガー、シャーク、間下、斎藤のリアルジャパンプロレス勢が、本道ストロングスタイル復権を目指して決起!

120920_RJPW-1.jpg 19日、リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会『STRONG IMPACT」(9月21日)を2日後に控えたスーパー・タイガー、タイガー・シャーク、間下隼人、斎藤彰文が都内・興義館(RJPW本部)において合同練習を公開した。

 初代タイガーの愛弟子である4人は日夜トレーニングをともにしているが、合同練習を公開するのは初めてのこと。この日は大会直前とあってシャドーボクシングで体を温めると、すぐに寝技とサンドバッグ打ちを交互に行うサーキットトレーニングに入り、その後もミット打ちで心拍数を高めて追い込むなど、大会を見据えたコンディショニングに努めていた。
 今大会では初代タイガーが、ストロングスタイルへの原点回帰を表明しているが、直系の弟子である4人も「一戦一戦をプロレス界に投じていけるよう、激しい戦いを見せていきたい」と語ったスーパー・タイガーを代表に、それぞれが師と同じ気持であることを口にした。

 また18日には"邪道"大仁田厚が大会メイン終了後の乱入を予告し不穏な空気が漂っているが、スーパー・タイガーはこれに対し「我々の聖域を一歩たりとも汚されたくないので、やめていただきたい。万が一会場内に進入したとしても、リングに入る前の段階で僕らでしっかり食い止めたい」と邪道防止の決意表明。
 さらにスーパー・タイガーは「間下・斎藤がどこまで頑張れるか。それがリアルジャパンの将来に繋がってくると思うので、この2人の意気込みと気持ちを目に焼きつけてほしいと、僕からファンのみなさんへ思います」とも話し、邪道の介入を許さず、あくまでストロングスタイルを見せる大会であると力を込めた。

120920_RJPW-2.jpg 合同練習に参加した4選手のコメントは以下の通り。

――まず大会へ向けての意気込みをお願いします。
斎藤「今回、第1試合でタイガー・シャーク選手と試合をさせて頂きますが、レベルの差がすごい出てるので、勝ち負けも出ているかもしれないですけど、自分もいつまでも新人じゃありません。どうにかして少しでも苦戦させて、強くなったところをシャークに見せたいと思います」

間下「第2試合で6人タッグをやらせて頂くんですが、本当に小さい頃からテレビで見ていた方々ばっかりなので、逆に遠慮しないでいつも通りにバッチバチのガッチリしたスタイルで行きたい。張り手も蹴りも全部力を込めて一生懸命ぶつかって行きたいと思います」

シャーク「3月、6月(大会)と振り返って、リアルジャパンでしか僕を見ていない人からしたら、らしくない試合が続いたんじゃないかと思います。でも逆に、らしくない試合をしたことで、自分のこうあるべきだというスタイルが見えてきたので、ここからが本当のタイガー・シャークだと思って期待して見て頂きたいと思います。
 あと、佐山総監(初代タイガーマスク)が、前の記者会見でおっしゃっていましたが、今回はストロングスタイルに原点回帰、崩れたものをもう1度見直そうというところが重要だとお話頂いたので、それを受けて弟子である僕たちがストロングスタイルをしっかり見せていく姿勢を示していかなければなりません。
 斎藤とはレベルの差はたしかにありますが、斎藤も強くなっています。今回、僕は打撃も飛び技も一切使いません。ガッチリした組み技だけで斎藤を完封してみたいと思います。斎藤も体重が上がって、打撃もガンガン遠慮なく来るようになったので、打撃なしでは苦戦すると思うのですが、僕らの試合は結果というより内容を見てもらいたい。『これが佐山総監のやりたいことなんだな』というのを第1試合から見せれるようにしたいと思います」

S・タイガー「先生が提唱するストロングスタイルへの原点回帰、それを第1試合から我々がしっかり見せて、僕とシャークは当たり前ですが、この2人、間下と斎藤の頑張り、激しい熱というのを第1試合からメインイベント級の気迫と意気込みでぶつけて、大会を盛り上げたいと思います。リアルジャパンはどうしても回数は少なくなりますけど、その一戦一戦をプロレス界に投じていけるような、激しい戦いを見せていきたいと思います。
 僕の試合もアレクサンダー大塚選手にはまだシングルで一度も勝ったことがないですし、前のチャンピオンでもあるので、まずここを超えないことには長井vs石川戦の勝者=チャンピオンには届かないと思うので、気持ちを見せて上を目指してリアルジャパンを盛り上げたいと思います」

――スーパー・タイガー選手は過去に勝ったことのない、アレクサンダー大塚選手を超えるために、秘策であったりはありますか?
S・タイガー「無理にプロレスプロレスしたことをやる必要はないというのは自分でも分かってます。それは、鈴木みのるさんから教えて頂いたことなので、むしろ基本にある初代タイガーがくれたものをしっかり見せて、その上で本当のプロレスというものをお客さんに提示できれば。そこを武器に、1つ1つ階段を上がって行きたいと思っています」

120920_RJPW-3.jpg――シャーク選手は打撃と飛び技を封印するとおっしゃられましたが、その中でどのようにストロングスタイルを見せていくお考えですか?
シャーク「試合を見て頂ければ一番分かりやすいとは思うんですが、打撃・飛び技がなければ激しい試合ができないっていうのは全くの誤りで、それは、佐山総監の時代、新日本プロレスの第1試合なんかではよくやられていた訳です。そういうものをやっていきたいので、打撃をかいくぐっての組み技になるので苦戦するとは思いますが、捕まえたらもうガッチリ極めに行くので、今後のタイガー・シャークはもう茶番はやりません。斎藤にもしっかり覚悟を決めてもらいたいと思います」

――昨日、大仁田選手からメイン後の乱入予告がありましたが、それについてはいかがですか。
S・タイガー「実際大仁田選手はプロレス界を大いに盛り上げてくれていると思いますが、我々の聖域を一歩たりとも汚されたくないので、やめていただきたい。万が一会場内に進入したとしても、リングに入る前の段階で僕らでしっかり食い止めたいと思います。
 また、メインは本当に正統派の素晴らしい戦いで、素晴らしい大会になると思いますが、間下・斎藤がどこまで頑張れるか。それがリアルジャパンの将来に繋がってくると思うので、メインも他の試合も素晴らしい試合になるのは確実ですが、この2人の意気込みと気持ちを目に焼きつけてほしいと僕からファンのみなさんへ思います」

【記事提供/リアルジャパン】

2012年9月20日 00:57
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