大仁田が曙に日本全国電流爆破3大ツアーを提案!「曙よ、早く帰ってこい」病床のライバルに激辛エール
8・26横浜文化体育館でのノーロープ有刺鉄線バリケードマットダブルヘル・メガトン電流爆破デスマッチで、曙に敗れた大仁田厚。
だが、ただでは転ばないのが邪道の真骨頂だ。試合後に曙の顔面に火炎攻撃を仕掛け、「オレは絶対にあきらめん」と叫んだ大仁田が、早速、曙に次なる提案を突き付けた。
決戦から1週間ぶりに公の場に姿を見せた大仁田は、9月2日、WWS(ミスター・ポーゴ主宰)の埼玉・熊谷市民体育館大会に出場。茂木正淑、KAMIKAZEとのトリオで、ポーゴ&マグニチュード岸和田&鎌田大輔と、スクランブルバンクハウス有刺鉄線バットデスマッチで対戦。ポーゴの凶器攻撃をしのいだ大仁田は、鎌田をサンダーファイアーパワーボムで仕留めた。
リベンジに燃える大仁田は、曙に日本全国電流爆破3大ツアーを提案した。候補地は札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡で、このうちの3カ所での実現を計画。次回は横浜で使用しなかった地雷や時限爆弾も使い、より破壊力をアップさせる算段だ。
曙は一夜明け会見で「やみつきになりそう」と語っていたが、電流爆破のダメージで、急性肺炎となり緊急入院。当面の休養、試合欠場を余儀なくされた。
「電流爆破の怖さを思い知っただろう」と語った大仁田だが、横浜での死闘を通じて、認めたライバルへの気配りも忘れてはいない。「曙よ、早く帰ってこい」と話した大仁田は、9月2日、WWS熊谷大会の試合が終わるや否や、着替える間もなく、長野・上田へ向かった。実はこの日、長野の地域密着団体・信州プロレスの上田大会に曙が参戦予定だったが、欠場により、その穴を埋めたのが、ほかならぬ大仁田だった。
「曙よ、オマエの代わりに長野に行ってくる。他人のことなんか考える必要なんかないかもしれん。だがな、小さな義理でも果たさなきゃいかんのじゃないか。プロレスの魂は生き続けとる」(大仁田)
「電流爆破には悪魔も天使もいる。どっちに微笑むのか分からんのじゃ」と、にやりと笑った大仁田。曙の代役を務めた大仁田は、病床のライバルに激辛エールを送り、その復帰を待つ。
【記事提供/大仁田厚事務所】
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