邪道軍団が"掣圏真陰流の聖地"に殴り込み!初代タイガーと大仁田が刀片手に睨み合い!6・20後楽園大会での折原vs.矢口が電撃決定!

120613_RJPW-1.jpg 13日、新生武士道 掣圏真陰流 神楽坂スタジオでリアルジャパンプロレスが記者会見を開催。6・20『REAL FOR BATTLE~STRONG STYLE ISM~』後楽園ホール大会で一騎討ちを行うタイガー・シャークと4代目タイガーマスクが出席し、現在の心境を語った。

 初代タイガーは「シャークの今の実力を測る」ために今回の対戦を組んだという。その思いに応えたいシャークとしては、いい試合をするだけでなく、当然勝利を狙うつもりだ。「4代目は"一番長くタイガーマスクをやっている"選手。凄い重圧の中でずっと戦ってこられていて、印象で言えば、先生に一番近いタイガーマスクだと思うので、それを超えていかないと。自分の中にはデビュー当初から"師匠超え"よりも"4代目を超えなくてはいけない"という意識がずっとありましたから」。
 対する4代目は「シャーク選手の試合を見て、正直プロレスが不馴れというか、まだ不器用な選手と思っていたんですけど、最近の試合を見たら、かなり成長していました。飲み込みも早いし、格闘センスもあって、身体も大きい。戦う相手ではありますけど、物凄く期待しているところがありますね」と、シャークを高く評価しつつも、自然体を強調。
 リアルジャパンの準レギュラー的な存在として、定期的に大会に出場している4代目は、「佐山先生が常々話しているストロングスタイルは、先生が新日本プロレスで培ったものですが、僕たちは"佐山ストロングスタイル"......"佐山イズム"がある。とにかく佐山先生の望むプロレスを見せなければいけないと思いますし、それを僕たちでやらなければ、これからのプロレス界はないと思っています」と語るように、試合の中で師匠の打ち出す"ストロングスタイル"を特に見せたいという気持ちがあるようだ。

120613_RJPW-2.jpg 会見は滞りなく終了し、写真撮影も落ち着いた瞬間、事件が起こった。「おい、リアルジャパン! おい、タイガーマスク!」という怒号と共に、大仁田厚と矢口壹琅が会見場に乗り込んできたのである。
 まず矢口は平井丈雅代表に詰め寄り、「なんで俺様の試合が組まれねえんだ! いてもたってもいられねえよ。一昨日、折原(昌夫)が会見したんだろ? 面白いじゃねえか。俺と折原の試合をここでOKしろ」とアピール。
 以前、リアルジャパン3月大会に向けて折原が記者会見を開いた際に矢口が乱入。会見を完全にぶちこわされてしまった。それを許せなかった折原は、邪道軍団との対戦を決意し、一昨日の会見で矢口戦をブチ上げていた。それに矢口も即座に反応。今回の乱入へと繋がったのだ。
 矢口が平井代表へ詰め寄る中、大仁田は周りの喧騒も気にせず、ドンドンと道場の奥へと進み、壁に飾り付けた刀に手を伸ばすと、物珍しそうに鞘から抜き出す。それを見つけた初代タイガーが「何しに来たんだ!」と激怒。自ら刀を持ち出し、大仁田と睨み合う異常事態へと発展していく。
 「見学に来ただけ」と言い張った大仁田だが、もちろん狙いは初代タイガーの揺さぶり。「しっぽを巻いて逃げるなよ。この試合で決着が付いたら、分かってるんだろうな? 30年も試合を待ったんだから」という大分の言葉の裏には、当然『電流爆破デスマッチ』が見え隠れする。激高する初代タイガーは「分かってるよ」と呼応。結果的には大仁田の言葉に乗せられる状態となってしまった。

120613_RJPW-3.jpg 「おい、タイガーマスク。お前が武士道、武士道って叫んでるけどよ、邪道には邪道の武士道があるんじゃい!」と言い放った大仁田は、さらに矢口vs.折原戦を要求。「矢口の試合を組まないんだったら、俺も行かんぞ。分かったか? 今、決断しろ!」と平井代表に罵声を浴びせた。
 平井代表も初代タイガーの「よし、誰か用意しろ」という言葉を受けて、折原vs.矢口戦の正式決定を名言。初代タイガーvs.大仁田に続き、折原vs.矢口という危険なカードが電撃決定した。
 意気揚々と会見場を後にした大仁田は「邪道流の調印式みたいなもんだよ。もう調印したんだから、逃げも隠れもするな。武士道と邪道の戦いみたいなもの。どういう戦いになるか展開は分からないけど、結果は自ずと付いてくる。3本折られたあばら骨の借りは必ず返すからな」と早くも臨戦モード。もはや電流爆破デスマッチの実現は大仁田の中で決定稿になりつつある。
 対する初代タイガーは邪道軍団の3度目の会見乱入に対し「会見があるって誰が教えたんだ?」とやや混乱気味だったが、心の中では神聖な道場を荒らされて怒り心頭のはず。相手が自軍のエリアに落ちた際にセコンド3人が自由に手出しが出来るという危険なルールでの一騎討ちを前に、暗雲立ち込める展開となってしまった。

リアルジャパンプロレス
REAL for BATTLE〜STRONG STYLE ISM〜
日時:6月20日(水)開場:17:30 開始:18:30
場所:後楽園ホール

<追加決定対戦カード>
▼シングルマッチ
折原昌夫(メビウス)
vs.
矢口壹琅(フリー)

<既報対戦カード>
▼デンジャラス・スペシャル・ランバージャック・デスマッチ 60分1本勝負
初代タイガーマスク
vs.
大仁田厚(フリー)

▼タッグマッチ 60分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)/長州力(リキプロ)
vs.
藤原嘉明(藤原組)/ヒロ斎藤(ドラディション)

▼スペシャルシングルマッチ 45分1本勝負
タイガーマスク(新日本プロレス)
vs.
タイガー・シャーク

<他出場選手>
長井満也(ドラディション)
スーパー・タイガー
スーパー・ライダー
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
石川雄規(フリー)
アレクサンダー大塚(AODC)
若翔洋(フリー)
グラン浜田(フリー)
佐藤光留(パンクラスMISSION)
間下隼人
斎藤彰文
※このほかの対戦カードは後日発表。

【記事提供/リアルジャパンプロレス】

2012年6月14日 00:53
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