初代タイガーからのデスマッチ逆要求に対する大仁田の返答は、"デンジャラス・スペシャル・ランバージャック・デスマッチ"の強要!

120604_Onita.jpg 4日、都内品川区で大仁田厚が記者会見を開き、懸案となっている初代タイガーマスク戦(リアルジャパンプロレス/6・20後楽園ホール)のルールについて言及し、"デンジャラス・スペシャル・ランバージャック・デスマッチ"を強要した。

 大仁田興行5・11新宿FACEで初デスマッチ(6人タッグ戦)に臨み、大仁田の屈辱のフォール負けを喫した初代タイガーは、一騎打ちを受ける交換条件として金網、ランバージャック、ネイル(釘板)いずれかの方式でデスマッチによる完全決着を5月17日の記者会見で提案。
 この3択の中から大仁田はランバージャック・デスマッチを選び、さらに自ら考案した特別ルールを突きつけ、「これを受けるか受けないかわかんないけど、相手が3択を迫ってきて、そのうちのランバージャックをオレは応用したわけだから、これを拒否したらもう、20日は自然消滅ということで。これ以外のルールでやるつもりは、まったくなし!」と断言した。

 大仁田が考案した"デンジャラス・スペシャル・ランバージャック・デスマッチ"とは、両者ともにヘルパー選手(セコンド)3名を場外に配置することができ(配置選手は当日発表)、赤コーナー/青コーナー対角線上の場外に仕切りを入れて各陣地とし、ヘルパー選手は相手方陣地に入ることは禁止とする。もしヘルパー選手が敵陣に入った場合、即退場を命ぜられる。ヘルパー選手のリングインも禁止。エプロンサイドよりリングに入った場合も同様に即退場を命ぜられる。
 大仁田および初代タイガーが場外に落ちた場合、落ちた陣地側のヘルパー選手が選手をリング内に戻す。陣地内の場外においてのみ、ヘルパー選手の攻撃が認められる。勝敗はフォール、ギブアップ、KOによる完全決着戦。リング内における闘いは、レフェリーが特に危険と見なした行為以外、すべての反則が認められるというもの。

 特筆すべきは、双方3名ずつのヘルパー選手(セコンド)が場外の自陣エリアに転落した相手側の選手へ好き放題に手出しが認められる点だ。「反則攻撃およびボコボコにしていいというルールですから」と、まさしく自画自賛で大仁田は得意げに説明する。しかし、集団リンチの危険に大仁田自身もさらされるわけであり、武闘派ぞろいのリアルジャパン側に優位なルールとも思われるが、邪道ファミリーにも5・11新宿で大仁田とともに初代タイガーを蹂躙した矢口壹琅ら、乱闘慣れした海千山千の猛者たちが控える。
 大仁田は「(セコンドに)催眠術師が来るかもしれないし(笑)。いや、いるんだよ、オレの友達に催眠術の達人が」と報道陣を煙に巻く一方で、「極力、藤波、長州には出てきてほしくない。『邪魔するな』ということは釘を刺しておく」と初代タイガー側の陣容には注文を付け、レジェンドトリオ(藤波辰爾&長州力&初代タイガー)との電流爆破6人タッグ戦をぶち上げて自ら粉をかけたはずの長州&藤波を牽制した。

 「"何でもあり"だと言うなら日本刀を持って行く」との初代タイガーの怒りの発言にも「どうぞどうぞ、日本刀を持ってきてくれよ。ただし、オレの腕を落とすなよ(笑)。」と一笑に付す大仁田。「これは死ぬ行為と思う以外は止めるなと。レフェリーなんか、いてもいなくても一緒だから」と、リング内でも"レフェリーが特に危険と見なした行為以外、すべての反則が認められる"邪道ルールの適用を主張し、「インスタントラーメンができる間に料理でしょう」と豪語。
 「自分の蒔いた種。これが本当の虎の穴だよ」と、デスマッチを逆要求した初代タイガーが墓穴を掘ることになると言い放った。その上で、「これはあくまでステップだから。オレが勝利すれば、爆破の道へ一直線でしょうねぇ」と、6・20後楽園の"完全決着戦"を電流爆破対決のプロローグに変えることを宣言。
 なお、初代タイガーとの連戦で胸部骨折の重傷を負い、WWS5・13伊勢崎を欠場に追い込まれた大仁田は、今月10日のガッツワールド栃木・茂木町大会から戦線に復帰。実戦の勘を取り戻し、黄金の虎に報復を狙う!(ライター・小野仁)

【記事提供/大仁田厚事務所】

2012年6月 4日 23:28
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