DDTの新事業として、甲田哲也氏を代表とした新団体『東京女子プロレス』を設立!元NEOのだいのぞみ改めNOZOMIが所属選手に
4日、都内のプロレス&スポーツバー・ドロップキックで、DDT社長の高木三四郎、NEOやアイスリボンでスタッフとして活躍した甲田哲也氏、元NEOの女子プロレスラー・だいのぞみ改めNOZOMIが出席し、『東京女子プロレス』設立記者会見が行われた。
まずは高木大社長から「昨年、DDTの大崇という練習生が博多で入門したのだが(現在はケガで欠場中)、大という名前が引っかかって『兄弟か親せきにプロレスラーいない?』と聞いたら、だいのぞみの弟であることが分かった。その後、彼女を交えていろいろ話をしたところ、一度は引退したんですけどもう一度やってみたいということだったので、その意を汲んで甲田さんに相談していました。甲田さんに関してはNEOを解散してから、うちでもお手伝いをしてもらっていたんですが、(だいのぞみが)NEOにいた子なので『知らない仲じゃないし、登場人物になってくださいよ』という話もして、1つの形として団体としてやったほうがいいということになった」と経緯を説明。
この東京女子は『マッスル』や『クルーザーゲーム』のようなDDT内ブランドという概念ではなく、DDT内に「東京女子プロレス事業部」というセクションを新設し、甲田氏が代表を務める。東京女子の事務所はDDTの事務所とは別にところなのだが、それは独立採算制を採用していくため。
団体名:東京女子プロレス
代 表:甲田哲也
所属選手:NOZOMI
住 所:埼玉県川口市芝新町11-22-505
電話番号:048-423-6999
Mail:tjp@ddtpro.com
続いて甲田代表が「NEOという団体を10年間やってきて、今までの女子プロレスの枠組みの中でやれることは、NEOで全部やり切ったと今でも思っています。その部分では完全燃焼しているが、既存の女子プロレスの枠組みの中ではやり切れなかったことはあります。DDTさんが協力していただけるのであれば、今までの枠組みではやり切れなかったことがやれるのではないかと思いました」と、団体の代表を引き受けた理由を説明。高木大社長としても甲田代表がNEOを辞めてからずっと心配していて、DDTを手伝ってもらったり、話をしていく中で「いまの女子プロレス界に甲田哲也さんは必要」だと強く思い、この件をオファーしたという。
さらに東京女子のコンセプトとして、既存の女子プロレスにはないアイデアを積極的に取り入れる「文化系女子プロレス」、既存の枠組みでは生み出せなかった「ニュータイプの女子レスラーの発掘・育成」、そして高木大社長の強い要望により採用することになった「三禁」の3つが掲げられた。
高木大社長は文化系女子プロレスについて、具体的には男子のプロレスにはない女子プロレスならではの華やかな部分をより演出するためにヘアメイクやスタイリストの導入や、斬新なコスチュームの導入などを検討しているという。プロレスの中身に関してはノウハウがある甲田代表に丸投げをするが、そういった演出面はDDTでのノウハウが活かされる模様。
また、三禁を要望した理由として「女子プロレスは夢を与えないといけない。酒、タバコ、男、これらはイメージ的によくない。事務所を分けたのも、DDTは男子団体なので極力選手が接触しないようにというのが望ましいからというのもある(苦笑)。いまはアイドル戦国時代と言われているが、この三禁というのは当然のこととして守られるべきルール、というよりはモラルだと思っています。1つのイメージコンセプトとして掲げたい」と説明。今後、選手の恋愛事情などが発覚し、それを事務所が把握した場合は直ちに選手に注意をするが、それでも別れないようならば契約解除する場合もあるという。
現時点で唯一の所属選手であるNOZOMIは「私が東京女子プロレスの第1号になるわけですけど、目標としてはWWEのクリス・ベノワのように小柄でありながら力強い選手、ショーン・マイケルズのようなスター性のある選手を目標にして、東京女子を引っ張っていきたい。自分の中では復帰にしろ、再デビューにしろ、新しい気持ちでやっていこうと思っているので、前のだいのぞみ時代を引きずる気持ちはなく、あくまでもNOZOMIという新しい選手で向かっていく気持ちです」と抱負を語った。
東京女子はこれから新人選手の募集・育成をはじめていき、十分な戦力が整った時点で旗揚げ戦を行うとのこと。つまり旗揚げするまではDDTによる先行投資という形になってしまうのだが、高木大社長は「旗揚げ時期は甲田さんや現場がいいと思った時期で構わない。1年以上かかってもいいものが作れるならそうしてほしいし、急ぎすぎてもいいものはできないと思う。妥協したはものはやりたくない。やるからにはある程度上を目指していきたい」と説明。甲田代表も「準備期間をかけた団体が必ずしも成功したわけではないが、成功した団体というのは大体準備期間をかけている。だから準備期間はそれなりに考えている。NEOの頃から3年で単年度黒字、7年で累積黒字と言われていて、それくらいのスパンで考えている。プロレス界の法則で、旗揚げ前からデカイことを言ったり、お金を使った団体は失敗のフラグだと思っているので、地に足着けたものからはじめていきたい」と語った。
新人育成に関してプロレスを教えるコーチが必要となるが、基本的にはDDTの選手がコーチをすることになるという(DDTの選手と一緒に練習するのではなく、あくまでもコーチを派遣)。甲田代表は「全日本女子プロレスはロックアップやフォールの返し方などを見ても、世界のプロレスの中でもかなり特殊な技術体系だったが、東京女子に関してはDDTさんと同じコーチをしてもらう中で"世界標準"というか、そういった部分を含めて既存の女子プロレスと差別化を図れるスタイルにしたい」と"女子プロレスならでは"のテクニックよりも男子と同じ技術を持つ選手を育成していく模様。
また、旗揚げ戦を迎えるまでの間、NOZOMIは他団体などに出場しながら力を付けていくことになるという。早速再デビュー戦が6・17ユニオンプロレス北沢タウンホール大会での、センダイガールズ・花月とのシングルマッチに決定。NOZOMIの一度のデビューは2008年だったのだが、花月はちょうど同じくらいの時期にデビューし、非常に前評判もよかったため、当時NEOにいた甲田氏として「負けたくない。ビッグマッチの第1試合で2人のシングルをやってやる」と思っていたのだが、NOZOMIのケガにより流れてしまったことがあったという。
ユニオンプロレス
雨ニモマケズ ユニオン in 下北
日時:6月17日(日)開始:13:00
場所:北沢タウンホール
▼NOZOMI再デビュー戦
花月(センダイガールズ)
vs.
NOZOMI(東京女子プロレス)
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