スターダム　Season7
Wonderful Stars2012 開幕戦
日時：6月3日（日）開始：18:00
場所：大阪ムーブオンアリーナ

▼スターダム3WAYマッチ 15分1本勝負
須佐えり
vs.
宝城カイリ
vs.
翔月なつみ

▼シングルマッチ 20分1本勝負
世IV虎
vs.
鹿島沙希

▼シングルマッチ 15分1本勝負
脇澤美穂
vs.
岩谷麻優
※シングル初対決

▼スペシャル・タッグマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季／夕陽（ZERO1野良犬道場）
vs.
美闘陽子／松本浩代（エスオベーション）

▼ユニット対抗戦　タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗／はるか悠梨
vs.
夏樹☆たいよう／安川惡斗

　脇澤美穂と岩谷麻優はシングル初対決。27日の札幌大会で対戦相手だった飯伏幸太の空中殺法、パートナーのはずの男色ディーノからの暴力に耐えた岩谷は「忍耐の強さでは負けません！　ベノムアームは絶対にさせません」と意気込む。対する脇澤は「最近巷でベノムアームの偽物が出回っているようですが、大阪のファンの皆さんに本物のベノムアームをお見せしたいと思います」と、すっかり中澤マイケルに盗まれ、勝手にどんどん進化させられているベノムアームに関して、"自分こそが本物"というプライドを持っている様子。
　また、5・3後楽園大会でワンダー・オブ・スターダム王座をかけて対戦する予定だった愛川ゆず季と美闘陽子だが、愛川の腰の負傷により8・5後楽園大会に延期されることになったが、今大会ではスターダム定期参戦が決まり、BY砲が所属する全力女子入りを決めたZERO1野良犬道場の夕陽が愛川と組み、美闘が現在はひろよん軍団と孤軍奮闘中の松本浩代とタッグを組み対戦することになった。
　「今回、美闘陽子選手とじっくり闘ってみて、闘いを感じたいなと思います」と前哨戦に向けて語った愛川は、さらに松本に対して「最近全力女子に入りたい空気を私は感じる」と言い出し、試合後には全力女子にスカウトすると予告した！
　メインでは高橋奈苗＆はるか悠梨のナナエ軍団と、夏樹☆たいよう＆安川惡斗の川崎葛飾最強伝説＋1がタッグで激突。夏樹は「どっちのユニットがどれだけ新人を育ててきているのか、そこの闘いだと思っている」と語れば、奈苗は「前シーズンはハッキリ言ってナナエ軍団一色のシーズンだったなと思います。勢い的にどんどん登っている感じが、自分でも実感があった」と新シーズンでもナナエ軍団が勢いで持っていくと宣言。ほかの同期と比べてやや遅れを取っていたはるかも、初勝利をあげて以降はその差を確実に縮めているし、最初は川葛のお荷物状態だった惡斗も、ここ最近は夏樹も認める活躍を見せているだけに、シーズン7の主導権をどちらが握るかを決める意味でも大事な一戦になりそうだ。
　さらに奈苗は早くも8月の後楽園大会を見据え、「今のところ赤いベルト（挑戦）に名乗りあげているのは世IV虎だけなんですけど、私は誰の挑戦も受けたいと思っています。夏樹、お前は黙ってるのか？」と夏樹を挑発。「その時期、そのタイミングを見て必ず獲りにいくんで、それまでちゃんと磨いて価値を上げておいてくださいよ」と虎視眈々と狙ってはいるが、まだ動き出すタイミングではない様子。
　なお、星輝ありさは学校の都合でこの大会を欠場する。

スターダム　Season7
Wonderful Stars2012
日時：6月10日（日）開始：12:00
場所：新木場1stRING

＜決定分カード＞
▼ユニット対抗戦　タッグマッチ 20分1本勝負
須佐えり／はるか悠梨
vs.
宝城カイリ／夕陽（ZERO1野良犬道場）

▼シングルマッチ 20分1本勝負
高橋奈苗
vs.
岩谷麻優

▼ユニット対抗戦　6人タッグマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季／美闘陽子／鹿島沙希
vs.
夏樹☆たいよう／世IV虎／木村響子

　6・3大阪大会での脇澤戦に続き、今度は奈苗とシングルで対戦する岩谷。昨年の2月に行われたSTARDOM PASSION INJECTION〜情熱注入〜の第2戦で奈苗との初シングルマッチに挑んだ岩谷は、リングインしてきた奈苗を見て何と号泣！　奈苗から「泣いてんじゃねえぞ！」と張り手を食らった経験がある。
　「試合前にリング上で号泣している新人っていうのは、私は初めて見まして。あの衝撃はいまでも鮮明に覚えているんですけど、あれから1年経って岩谷麻優がどれだけ成長したのか、はたまた成長していないのか、私がリトマス試験紙になって判定してあげたいなと思います」と語った奈苗だが、岩谷は「もう大丈夫なので、今の自分の実力を存分に発揮したいと思います。ドラゴンスープレックスを狙っていきますので覚悟しておいてください！」と強気な発言。奈苗から「ちょっとPLANETが大変そうなので、ナナエ軍団に入れてやってもいいんだぞ！」と岩谷と翔月だけの状態となっているPLANETのことを指摘されても「PLANETは大丈夫です。絶対にPLANETTは潰れません！　自分が何としてでもPLANETを守っていきますんで。ナナエ軍団なんかには入りません！　PLANET LOVEです！」と勢いよくまくし立てて奈苗を黙らせた。
　ワールド・オブ・スターダム王者の奈苗が「今のところ赤いベルト（挑戦）に名乗りあげているのは世IV虎だけなんですけど」と口にしている以上、脇澤、奈苗とこのシングル2連戦で岩谷が何らかの結果を出せば、同期の世IV虎と挑戦権を争ってもおかしくはないのだが、赤いベルトについて聞かれた岩谷は「いや......赤いベルトっていうのはスターダムで一番のベルトなので、自分はまだそこまで口が裂けても赤いベルトに挑戦するとか言えないので......」と、またもや"弱気な岩谷"に逆戻り！　奈苗から「口が裂けても言えよ！　それくらい！」と檄を飛ばされ、ようやく「赤いベルト、挑戦したいですっ！」と叫んだ岩谷だが、果たして......

　愛川＆美闘＆鹿島の全力女子vs.夏樹＆世IV虎＆木村響子の川崎葛飾最強伝説＋1のユニット対抗戦だが、世IV虎は「相手の全力バカは本当にどうでもいい。それよりも親分と木村響子をどう取り持つか......まぁそれが自分の役目なんですけど、そこが一番重要だと思いますね。あと、まぁそこが出来れば簡単に勝てると思いますし、本当の意味での最強のユニットになると思います。だから親分、今回はちょっと大人になって......」と夏樹の反対を押し切って川葛入りさせた木村と夏樹の間をどう取り持つかに集中している様子。夏樹もとりあえず世IV虎の顔を立ててはいるが、「（木村を）暴走させたら......世IVちゃん、分かっているよね？」とチクリ。
　川葛だけに不安要素があるのかと思いきや、何と全力女子も最近鹿島が、周りの選手から「全力女子の中で浮いている」と言われたり、エンディングに姿を現さなかったりと、どうも様子がおかしい。愛川が「沙希ちゃん、最近何かおかしいよね？　どうしたの？　何か全力女子なのに最近暗くて気になっているんですけど。どよーんとしてるよ、大丈夫？」と尋ねると、鹿島は「マジ、チャラチャラしたのかホント無理なんで」とだけ言って、愛川に背を向ける始末。愛川が「せっかく女の子に生まれたんだから、可愛く元気にセクシーに明るくやっていきましょう！　ね、グラビアポーズ教えてあげようか？」と語りかけても鹿島は無視。
　鹿島は6・3大阪大会での世IV虎とのシングル戦に向けて「自分はいろいろ考えていることがあるので、それをこの試合で確かめたいと思います」と意味深発言。一方の木村も緊急参戦となった5・27札幌大会では夏樹が「不気味なくらい大人しくて」と語るように、確かに不自然なくらい目立った動きを見せなかった。奇しくもどちらのユニットも不安要素を抱えての対戦となるが、果たしてどちらの爆弾が先に爆発してしまうのだろうか？

　また、8・19新木場大会からスタートするSeason8で、"スターダム版G1"と言っていいシングル最強を決めるリーグ戦『STARDOM 5★STAR GP2012』がスタートすることが発表された。
　この『5★STAR GP』には全12選手がレッド・スターズ、ブルー・スターズに各6選手ずつ分かれ、総当たりリーグ戦を行い、それぞれのブロックの得点1位と得点2位が決勝トーナメントに進出して優勝を争うというもの。決勝トーナメントは9・30新木場大会の夜の大会で行われ、レッド・スターズ得点1位vsブルー・スターズ得点2位、レッド・スターズ得点2位vsブルー・スターズ得点1位という組み合わせで勝者同士が優勝を争う。なお、ブロックで同点の場合は直接対決の勝者が決勝に進出する。すでに奈苗、愛川、夏樹、美闘、世IV虎、脇澤の出場は決定。残り6選手は後日発表される。
　また、10・14新木場〜11・25新木場大会のSeason9では昨年に引き続き、GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦の第2回大会を開催。12月24日（月・祝）に今年4度目となる後楽園ホールを開催。この大会が本年度の最終戦となる。