7・1両国での新日本×全日本合同興行の前日に、秋葉原で『大プロレス祭り』の開催が決定!武藤の自由な発言に木谷会長もタジタジ!

120524_ProwrestlingLove-1.jpg 24日、東京・ブシロード本社で新日本プロレスリング&全日本プロ・レスリング創立40周年記念大会サマーナイトフィーバーin両国『We are Prowrestling Love!』(7月1日、両国国技館)の記者会見が行われた。

 会見には新日本プロレスの木谷高明会長、菅林直樹社長、全日本プロレスの武藤敬司会長、内田雅之社長が出席。まずは7・1両国大会にスペシャルゲストとして、両団体の歴史を語る上で欠かせないレスラーである"不沈艦"スタン・ハンセン氏の来場が決定したことが発表された。最近ハンセン氏のDVDを見たという木谷会長は「あのテーマ曲で登場して、リング上でウィーをやってほしい」とリクエスト。

 続いて7・1両国大会の前日となる6月30日(土)に東京・秋葉原のアキバ・スクエアにて前日イベント『大プロレス祭り(仮)』を開催することを発表した。木谷会長はこのような前日イベントを開催することにした理由を「プロレスというコンテンツをもっと横に広げるために、多面的な楽しみ方をファンにしてもらいたいと思い、実験的に開催することになった。地方のお客様にも試合のある当日と、前日の2日間も楽しめるなら行ってみようかなと思ってもらえるだろうし、秋葉原に行った際にたまたま寄ってみたら楽しそうだから、明日(両国に)行ってみようかなと思ってもらえるかもしれない。今はTwitterやニュースサイトで当日に情報が伝わる時代なので、前日の盛り上げが明日につながるというのもある」と説明した。
 『大プロレス祭り』は公開前日会見や公開ラジオ収録、トークショーなどを行う「ステージ」、7・1両国大会前哨戦スペシャルマッチ数試合を行ったり、ヴァンガード勝ち抜きトーナメントを行う「リング」、レスラー14名による大サイン会や物販、展示コーナーなどの「コミュニケーション」、フードコートを予定している「リラックス」という4つのテーマで構成される。
 会長自身も2度ほど現地に行って「楽しかった」という経験があるWWEのファンアクセスを大いに意識しているとのことで、広い会場でいろいろなコーナーがあり、気軽に楽しめるイベントになる模様。入場料はお土産付きで1000円だが、この料金設定に関して木谷会長は「会議では1000円だと人が来ないという声が多かったが、今までなかったことだし、選手とも交流できるし、体験も出来るので値段を付けたほうがいいと。本来これだけのことをやったら大赤字だが、こういった形でプロレスとの接し方の幅を広げることで裾野を広げていきたい」と説明。イベントを広く告知するためにTVCMを打つことも考えているという。

7・1『We are Prowrestling Love!』両国大会開催記念前日イベント
大プロレス祭り
日時:6月30日(土)開場:11:00 開始:12:00 終了:19:00(予定)
会場:アキバ・スクエア
入場料金:1,000円(税込)※当日9:00より会場にて発売開始。小学生以下は無料

詳細は近日公開予定の特設サイトには随時アップデート!

120524_ProwrestlingLove-2.jpg さらに10月初旬から発売を予定をしているブシロード初のプロレストレーディングカードゲーム(TCG)『キング オブ プロレスリング』のデザイン見本として、棚橋弘至のカードが公開された。どのレスラーなのかは秘密だが、このTCGのプロモーションカードが『G1クライマックス』開幕戦で無料配布される予定。
 木谷会長はブシロードの木谷"社長"の顔になり、「最初は新日本の所属選手だけなんですが、第2弾が来年の1・4東京ドーム大会から先行発売する予定。第2弾では......武藤さん! OBの方にも出ていただきたいと思うのですが」と、横に座っていた武藤にその場でオファー。すると武藤は「初めて言いますけど、(俺の)ロイヤリティ高いですよ(苦笑)。あと、どうせだったら全日本プロレスの全選手使っていただいたら嬉しいです」と先制攻撃!
 「ロイヤリティの件はまた相談させてもらって......」と誤魔化した木谷会長だが、専門誌で武藤と対談したことをPRしながら、「この対談でも話しましたけど、今回カードゲームを開発するに辺り、リサーチをかけたら武藤さんたちが新日本で活躍されていた、90年代にプロレスファンだった人たちが一番購買意欲のある熱いファンだったことが分かった。だからぜひその時代の選手をカードに入れたい」と紹介。
 すると武藤はすかさず「会長、俺以外みんな高そうな連中ばかりじゃないですか」とツッコミを入れて木谷会長を絶句させると、「一番かっこいい絵にしてよ! 俺、グレート・ムタもありますからね。あ、黒師無双もあります! プレミアムで」と次々に自分をセールス! これには木谷会長も「武藤さんだけでプレミアムBOXが出来そうですね」とタジタジ。武藤曰くキャラクターが変わればロイヤリティが別料金になるのも「当たり前」とのことだ。ただし「90年代で一番商品売ったの俺ですから! 来週アメリカに行くんで行商してきますよ」と「俺を使えば売れる」という自信も十分感じられた。

120524_ProwrestlingLove-3.jpg このほかにもTCG『ヴァンガード』の新CM(7月末からOA予定)にカール・アンダーソンとタマ・トンガが出演したことが紹介されると、またも武藤が「コレ、レスラーに対してもいい報酬払ってるんですか?」と鋭い質問を浴びせていき、木谷会長に冷や汗をかかせた。
 なお、7・1両国大会の対戦カードに関しては新たな発表はなかったが、新日本の菅林社長は「対抗戦はもちろん、ファンがおっというよな交流戦も考えています。両団体のヘビー級のタイトルマッチもやります」と語り、全日本の5・27後楽園大会や新日本の6・16大阪大会などの予定されているタイトルマッチが終了してから、順次発表されることになりそうだ。
 武藤は1選手として「何事も継続っていうのは素晴らしいことで、この小さなプロレス界でこの2団体が40年も続くってことは嬉しいこと。今後50年、100年と続けていかなきゃいけない中で、7・1は現状でどれだけ出来るかを未来に伝えるような試合になればいいと思っている。タイトルマッチとかそういうのが(メインに)来る中、俺がどう自分のイスをこじ開けていいのかどうなのかっていうのは今イチ......。俺の場合はコンディション次第ですから、7・1に向けてキッチリ整えていく」と語るように、タイトル戦線に絡むのは微妙なだけに、どういうテーマの試合をするかは、まだ本人も決めかねている様子だった。
 また、40周年記念大会ということでハンセン氏以外のゲスト、とくに新日本の創始者であるアントニオ猪木氏と、全日本創始者であるジャイアント馬場夫人である馬場元子さんの来場も期待されるが、来年1・4東京ドーム大会に招へいするゲストとの兼ね合いもあるため調整中とのこと。

新日本プロレスリング&全日本プロ・レスリング創立40周年記念大会
サマーナイトフィーバー in 両国
We are Prowrestling Love!
日時:7月1日(日)開場:16:00 開始:17:00
場所:両国国技館

<決定対戦カード>
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]秋山準(NOAH)
vs.
[挑戦者]太陽ケア(全日本プロレス)
※第44代王者・秋山の4度目の防衛戦

2012年5月24日 17:40
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