「金網、ランバージャック、ネイル、好きなデスマッチを選んでもらいたい」初代タイガーが大仁田に完全決着ルールでの一騎打ちを要求!

120517_RJPW-1.jpg 17日、東京・興義館でリアルジャパンプロレスの初代タイガーマスクが記者会見を行い、6月20日に後楽園ホールで開催されるリアルジャパンプロレス『REAL FOR BATTLE〜STRONG STYLE ISM〜』に向けて、大仁田厚へデスマッチでの一騎討ちを要求した。

 まず初代タイガーは5月5日に開催されたレジェンド・ザ・プロレスリング巌流島大会で、地元の熱を肌で感じ、気持ちを新たにしたという。
 「こんなに熱意のこもったイベントは今までになかったと思います。実行委員会の方は大変だったと思いますが、それでも"また来年もやろう"と言ってくださって。僕も感動しましたし、いい試合ができて本当に幸せでした」と語った初代タイガーは、藤波辰爾、長州力らと共に、今後も全国各地で同じようなプロレスイベントをやっていきたいという。
 だが、その直後に行われた大仁田厚興行5・11新宿FACE大会では、それまでのいい流れがぶち壊されてしまった。初のデスマッチ挑戦だっただけに、ルールを把握しきれず、大仁田側の強引な仕掛けに飲み込まれてしまい、6人タッグマッチとはいえまさかのピンフォール負けを喫してしまった。
 意気消沈しているかと思われたが、この日の初代タイガーは冷静そのもの。客観的に大仁田との第2ラウンドを振り返った。
 「非常にいい試合だったと思います。毎回ああいう試合を続けていくことは"ストロングスタイル"を掲げている以上はできませんが、プロレスの活性化には繋がるんじゃないかなと。ただ、ルールは分かりませんでした。凶器を使っていいことは試合になって初めて知りましたし、悩みながら試合をやっていましたね。でも、凄く盛り上がったので、負けたにせよ、これは"次"に繋がるなと」とコメント。
 「"本当になにをやってもいいの?"という話で、それなら刀を持っていくということになりますから」と、"なにをやってもいい"という規制のないルールに戸惑っているような初代タイガーだが、"次"の仕掛けとして考えたのが完全決着ルールだった。

120517_RJPW-2.jpg リアルジャパンプロレス6・20後楽園ホール大会に向けて、初代タイガーは「次回は1対1でやろうと。今から挙げるルールから選んでもらいたい。1つは金網ですマッチ、1つはランバージャックデスマッチ、1つはネイル(釘板)デスマッチ。これを提案させてもらいます」と仰天提案!
 以前から電流爆破マッチに対しては否定をしていた初代タイガーだったが、逆に自らデスマッチのルールを提示するとはまさに異例。しかし、「このルールならばどれでもいいです。分かっていただきたいのは、どれも外には逃げられないということ。一発で仕留める自信がなければ、こんな風には呼び掛けません」と初代タイガーは至って冷静。
 これまでの対戦はタッグマッチだったこともあり、乱戦に持ち込まれて後手に回ることが多かったが、この試合形式を大仁田が飲めば、凶器の使用や場外戦、セコンドの乱入などを全て防ぐことができる。
 完全な一騎討ちとなれば、大仁田というプロレスラーを真正面から感じることができる。初代タイガーは初対戦の時から大仁田を高く評価しており、あえてデスマッチという相手側の土俵に上がることで、本当の意味で"邪道ファイト"を体感したいという思いもあるようだ。
 「よく"大仁田とはやらない方がいい"と言われるんですけど、ある程度は認めていますよ。"プロ"だなという印象があります。あれだけお客さんを興奮させることは普通じゃできないですから。ある意味では、タイガー・ジェット・シンさんや上田馬之助さん、アブドーラ・ザ・ブッチャーさんたちの中に加えてもいいんじゃないでしょうか」
 錚々たるメンバーを同等の評価を与えるほど、大仁田の実力を感じている初代タイガー。危険なシングルマッチとなるが、「プロレス復興」を目指すためには越えなければ行けない壁だ。
 「下の選手が育ってきているからこそ、僕もいろんなプロレスができる。その中で、どうやってプロレス界を盛り上げていけるのか? 次回の試合でも思いっ切り盛り上がってほしいですね。興奮して、楽しんで、スカッとしたり、あるいはガクッとしたりしながらも、やはり興奮して......みたいなね。それがプロレスだと思います」
 あくまでも理路整然と己のスタンスを語っていたのが印象的だった初代タイガーだが、実際の試合では大仁田が肋骨を負傷するなど、対戦をするたびにより過激な方向へ進んでいる。また、両者の応援も加熱する一方で、ファン同士の小競り合いなども起きているという。厳戒態勢で行われる、大注目の初代タイガーvs.大仁田の第3ラウンド。その先にあるのは完全決着か? それとも更なる混沌か? はたまた電流爆破マッチなのか?

リアルジャパンプロレス
REAL FOR BATTLE~STRONG STYLE ISM
日時:6月20日(水)開場:17:30 開始:18:30
場所:後楽園ホール

<席種・料金>
VIP席(特典付):12,000円
RS席:8,000円
A席:6,000円
B席:5,000円
トライアルアルシート:3,000円
※トライアルアルシートは初めてリアルジャパンプロレスを観戦する方対象の限定席

2012年5月18日 22:02
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