あおいが「楽しいかー」と叫びながらエルボーを打つと、帯広は「楽しいよー」と叫んでエルボーを打ち返し、エルボーの打ち合いになったほか、あおいは「希月あおい斬り」「希月あおい60キロ」と師匠を思わせる技も繰り出す。帯広も帯広マジックやバースなど得意技で応戦し。あおいのジャンピング・ラリアットからのダブルリストアームサルトもジャウント2で返してみせた。残り試合時間1分を切ったところで、あおいは切り札の旋回式ボディプレスを繰り出し、粘る帯広をくだした。
　そして大会終了後の座談会のとき、あおいが「今日、おびちゃんとシングルでやって、改めてリボンタッグのパートナーはおびちゃんしかいないと思いました。つっかは、別の人と組んで挑戦してくればいいと言ってましたが、自分はベルトをとれれば誰とでもいいということじゃない。ベルトをとってハッピーになりたいんです。おびちゃんより強い選手はいっぱーいいるし、おびちゃんより挑戦者にふさわしい人もいっぱーいいる。でも、私がいっしょにハッピーになりたいのは、おびちゃんなんです」と言って帯広に回答を求める。
　帯広は「自分は正直、今でも自信があるわけではありません。挑戦者にふさわしいかどうか、自分でもわかりません。ですが、もし自分にしかできないプロレス、自分にしか伝えられないプロレスがあるなら、後楽園ホールという大きな舞台で、あおいさんと一緒にそのプロレスを見せたいと思います。あおいさん、後楽園ホールよろしくお願いします」とあおいと握手。さらにタッグ王者である藤本に対して「自分には全力疾走しかありません。全力でベルトとらせていただきます」と挑戦を宣言！　これを藤本も承諾し、5・5後楽園大会で藤本＆つくしの持つリボンタッグ王座にあおい＆帯広が挑戦することが正式に決定した。

　また、5・5後楽園大会で行われる『ゴーゴー！ゴールデンミックスドタッグトーナメント』に関して、みなみ飛香が「先週はTeensが終わってから後楽園のことを考えるといっていましたが、あれは嘘です。本当は、ミックスタッグトーナメントに出るつもりでパートナーも決めています。666のダイナスティさんです。ダイナスティさんと自分は、ヤングリボン認定ミックスタッグ王座というミックスタッグのベルトを持っています。これは出なきゃいけないと思って、先週、言うつもりだったんですが、その場に大家健さんがいて、なんとなく言うと気まずい感じがして言えませんでした」と発表し、けんとひかり☆での出場は消滅！
　松本都は「松本都と組みたいという男子選手からの申し出があとをたたず、パートナーを決められませんが、仮にミスターXとしましょう。都＆ミスターXでとりあえずエントリーお願いできますか？」と、ひとまず都＆Xでエントリー。
　さらにこの日、試合のなかった宮城もちとりほも登場。もちは「本当は5月５￥5日、柏大五郎さんとの"かしわもち"タッグでミックストーナメントに出たかったけど、ヒザの負傷のため、治療に専念します。5月5日は売店ディーバで頑張ります」と、後楽園大会の欠場を発表。
　続いてりほは「5月5日後楽園ホールのタッグトーナメント。自分がタッグを組む選手は、パンクラスの佐藤光留さんです」と衝撃発言！　しかし藤本が「りほさん、それはやめた方がよくないですか。だって変態ですよ」と止める。すると、りほは「実は光留さんから脅迫めいたメールがアイスリボン宛に届いています」と言って、以下のような手紙を読む。

拝啓・りほちゃん様

　春の陽気に誘われて危ないおじさんが駅の周辺で女子中学生を凝視する季節となりました。パンクラスの佐藤光留です。
　さて今回、僕の大好きなアイスリボンでドキッ！！水着だらけの男女混合タッグトーナメント（ポロリもあるよ）が開催されると聞きました。
　勿論、アイスリボンの絶対的エースにして象徴、そして全国の危ないおじさん達の憧れであります、りほちゃん選手も出場されると思われます。
　そんなエースが、まかり間違って負けるなんて事は許されませんし、全国のアリスクラ...じゃなかった危ないおじさん達も悲しみます。もう芦田愛菜のプロっぽい雰囲気では満足出来ないのです。我々は素人至上主義なのである。
　ではどうすれば負けないのか。それには強力なパートナーを見つけるのが一番ですよね。
　私、佐藤光留は総合格闘技歴12年。DDTのベルトも巻き、武道・掣圏でも無敗。現在はメジャー団体である全日本のリングにも定期的に参戦しておりますし、クッキングアイドル・アイ！マイ！まいん！は録画して繰り返し見ています。男女混合タッグトーナメントに出場する選手で、ここまでの経歴をもっている人間がいますでしょうか。
　もう選択の余地はありません。私と組むしかないのです。2人で力とアレをあわせて、このトーナメントを勝ち抜こうではありませんか。
　断るなら断ればいい。ただ、僕と組まずにトーナメントに出るというなら、りほちゃん選手が暗闇を見つめている時、暗闇もりほちゃん選手を見つめる事になるであろう。
　お返事、お待ちしております。

佐藤光留

　この手紙の内容に藤本は「りほさん、それは警察に届けたほうがいいですよ」とアドバイスするが、りほは「でも、佐藤光留さんはDDT総選挙では1位になったくらい人気がある選手です。アイスリボン後楽園大会を満員にするためには人気選手が必要だし、あえて今回、佐藤光留さんと組みたいと思います」と決意を語る。「りほさん、アイスリボンの後楽園満員のために自分を犠牲にして......」と感動した藤本は、りほ＆佐藤光留のトーナメント参加を決定。
　さらに藤本から、Rayからもタッグトーナメント出場希望の連絡があったと明かす。ただパートナーを選んでおらず、マスクマンで空中殺法ができる人と組みたいとだけ希望があったということ。「自分でパートナーを選ぶルールなのに、わかってない。マスクマンで空中殺法ができるといってもピンキリ。もう時間がないのでオファーしたらその場でOKしてくれそうな便利な人。誰かいますか？」と言うと、帯広がマリーンズマスクを推薦。Ray＆マリーンズマスクが決定し、タッグトーナメント8チームが出揃った（都のパートナーは未定）。トーナメント組み合わせは、来週の道場マッチで決定される予定。

　トーナメント以外では「後楽園では大きくて強い選手とやりたい」と言っていた長野ドラミに対し、「大きけりゃ強いみたいな言い方はやめてよ！」と反論した米山香織が、小さくても強い選手がいることを分からせるため、ドラミとシングルマッチで対戦することが決定。
　この日、タッグマッチながらエイプリル・デイヴィッズにフォール負けを喫した藤本は、「イギリスで幻に終わったエイプリルとシングルマッチやります」とエイプリルに挑戦状を叩きつけた。
　また、4・21道場マッチで志田光の持つICE×60王座に挑戦することが決まったくるみが、「中学生活を充実させるためにも、勉強はおいといて、ICE×60のベルトをとって、また学校に持って行きたいと思います」とアピールすると、志田は「くるみ相手ですが、力もつけているのは確かだし、もちろん油断はしていません。しかし、志田は負けるわけにはいきません。5月5５日、華名とのシングルマッチが決定しました。アイスリボンのトップ選手として華名の前に立たないと意味がない。世界の華名、いいじゃないですか。世界、狙ってやるよ。そして、華名は後楽園より先に、蕨のリングに来てガンガンやりあおうと言いたい」と華名に向けて蕨に来いというメッセージを送った。

【記事提供／アイスリボン】