シングル初対決で雫を下した志田だが、次の相手に華名が浮上!まだタッグ王座挑戦に踏み切れない帯広に3日間の猶予

110411_Iceribbon.jpg 11日、アイスリボン道場で行われた道場マッチ『アイスリボン・380』。3・30道場マッチに参戦したお寺プロレスの雫あきからシングルマッチでの対戦を申し込まれた志田光だが、両者のシングル初対決がこの日実現した。

 前哨戦のタッグ対決では志田からフォール勝ちを奪っている雫は、いきなりフロントスープレックスからラリアットで先制。志田はトップロープからのココナッツ・クラッシュで反撃すると、コーナーの雫へ強烈な二ーアタック。さらにブレーンバスターで雫を投げていったが、ランニング二ーをアンクルロックで切り返した雫は、さらに両足を固めて志田の足首を絞りあげる。
 フィッシャーマンズ・スープレックス、串刺しラリアット、スピアーで志田を追い込んだ雫は、ワキ固め、腕十字、腕固めで勝負に出るが、志田は辛くもロープに脱出。ならばと雫はぶっこ抜きジャーマンで投げ捨てるが、志田は起死回生のフランケンシュタイナーをカウンターで決める。
 しかし続く荒鷲ドライバーは形が不完全のため雫はカウント1で返し、さらに志田のブレーンバスターを逆に投げてみせたが、志田も返す刀でスリーカウントを叩き込んでダブルダウン状態に。雫のデスバレーボム狙いを必死にしのいだ志田は、カウンターのヒザを雫のストマックにぶちこむ。ここで志田は気合いもろとも雫の巨体を持ち上げファルコンアローに成功。そこでフォールに乗らず、間髪入れずの正面ぶち込み式スリーカウント。雫の顔面にクリーンヒットした志田の魂の一撃で、志田が逆転勝利をおさめた。

 勝った志田は座談会で「雫あきに勝ったぞー! 本当に強い選手でした。あらためて思いましたが、後楽園ホール。自分はタイトルマッチにこだわらず、女子プロレス界で強いといわれる選手とバチバチ、ガンガン。そんな試合をしたい。ICE×60の方は、くるみの挑戦を後楽園前に受けます。後楽園はタイトルマッチでなくても強いやつとシングルやってやる」とアピール。
 すると雫が「志田さんが強いといわれる選手とやりたいと言いました。自分は、志田さんとの試合を見たいと思う選手がいます。自分もシングルでやったことのある選手で、すごく強い選手。自分が表舞台に立つきっかけとなった選手でもあります。レスリング・ニュー・クラシック。華名さんです」と、華名の名前を出す。
 志田が「やれるならやりたいに決まってるけど、華名がアイスリボンにあがるのかよ!?」と言うと、ここで松本都が「華名さんでしたら私が気に入られてるので、話をしてあげます。きちんとアイスリボンから崖のふちにブッキング料金を払っていただければ動いてあげてもいいです」と発言。華名参戦は都に委ねられた。

 また、この日JWPの米山香織とタッグを組んで藤本つかさ&成宮真希と対戦した帯広さやかだが、米山のアシストを受け、藤本に対してお株を奪うようなミサイルキックを発射。藤本もミサイルキックでお返しするが、フォールにいくところを帯広が体を入れ替え逆に上になり、藤本はあわや3カウント寸前! さらにビーナスシュートをかわした帯広が、横回転のバースを公開。藤本のドロップキックをカウンターでくらってもカウント1で肩をあげるなど、帯広が気合いを見せる。藤本の渾身のミサイルキックも自力で返して場内を沸かせた帯広だったが、最後は藤本のビーナスシュートが決まり、力尽きた。
 4・7道場マッチでの座談会で、藤本&つくしのリボンタッグ王座への挑戦を表明した希月あおいがパートナーに指名したのが帯広だったが、帯広は「自分には無理」と態度を保留。これについて藤本はこの日の座談会で「どうなっているのか?」と改めて帯広に回答を求めた。
 無言の帯広に対して、米山が「おびちゃんがベルト挑戦を迷っている話を聞いたけど、後楽園でタイトルマッチで不安なんてみんな当たり前のことだよ。でも、自分は今日、おびちゃんと組めて嬉しかったし、なんかわかんないけど、おびちゃんはそういうみんなをハッピーな気持ちにさせる力を持ってる。自分も、後楽園でおびちゃんがベルトを巻くところを見たい。だから、おびちゃんに挑戦してほしいです」と口を挟む。
 先週のリボン高梨に続く米山のエールだったが、帯広は「自分は米山さんや高梨さんとはちがう。米山さんも高梨さんもできる人なんです。帯広はできないんです。みなさんだって、『帯広ガンバレ』って言ってても、きっと心の中では『帯広じゃ無理だ』とか、『帯広じゃ早い』とか、『なんで帯広なんだよ』とか、正直そう思ってるんです」と相変わらず挑戦に踏み切れない。
 米山が「そうだね。おびちゃんは私にも高梨さんにもなれない。でも私だっておびちゃんにはなれない。おびちゃんには全力疾走のプロレスがあるでしょ。帯広さやかは全力疾走でしょ。もう2年前だけど、結果とかなんにも考えないで私のJWP無差別王座に挑戦してきたときの気持ちを思い出してほしい。つっかにお願いなんですけど、もう少しだけ返事を待ってあげてください。たぶんおびちゃんは誰よりベルトの価値がわかってるから、こうして迷ってると思う」と藤本に求めると、藤本は「米山さんがおっしゃるなら、3日だけ待ちます。でも、それ以上は待てないし、私的には帯広はナシですね」と帯広の最終返答を土曜日の道場マッチに設定した。

 また、5・5後楽園大会で行われる『ゴーゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント』の追加参加チームとして、星ハム子&星誕期が発表され、大石&猫子、政宗&成宮、高梨&くるみに続いて4チームが決定となった。

【記事提供/アイスリボン】

2012年4月11日 23:56
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