くるみとの王者タッグでミックスT出場が決まった高梨が、自信なさげの帯広にエール!志田vs.雫の一騎打ちが4・11蕨に決定!

120407_Iceribbon.jpg 7日、アイスリボン道場で行われた道場マッチ『アイスリボン・379』。DDTでKO-D無差別級王者となったマサ高梨が、リボン高梨としてベルトを持って蕨に凱旋!

 高梨はリボンタッグ王者チームの藤本つかさ&つくしとタッグを組み、みなみ飛香&くるみ&長野ドラミの全員10代"Teensチーム"と対戦。くるみがドラミとのダブルブレンバスター、さらにジャーマンで高梨を追い込んだが、ドロップキッカーズがダブルドロップキックでカットすると、高梨は猫だましから首固め。ギリギリで返したくるみはラ・マヒストラルを狙うが、高梨がバッカスで丸め込んで逆転勝利を収めた。

 すると試合後の座談会で高梨は、実はアイスリボンの後楽園ホール大会にリボン高梨は一度も出場したことがないと告白。ミックストーナメント参加を希望した。それを聞いた藤本が「このトーナメントは、アイスリボンの選手が組みたい男子選手を希望してエントリーされるので、誰か高梨さんと組みたいという選手がいないと出れないんですね」と条件をつけると、シーンとしてしまい誰もパートナーに名乗りをあげない。
 「え...」と、少し慌てた高梨だが、ここで中学生になったばかりのくるみが「はいっ!」と挙手。「自分はIW19のチャンピオンで、高梨さんはDDTのチャンピオンなので、チャンピオンタッグで出たいと思います」と理由も述べる。
 志田光が保持するICE×60王座への挑戦も表明していたくるみだが「高梨さんとのチャンピオンタッグは早く組まないと、いつ高梨さんがベルトなくなるかわかんないし。だから志田さんのベルトには、後楽園より前に挑戦して、後楽園に自分はベルトを2本持って高梨さんとトーナメント出たいと思います」と大胆発言。
 これに高梨は「確かに自分は、アイスリボンの前日の4日にDDTの後楽園で、火野(裕士)選手の挑戦を受けることになっていて、そこで負けるとベルトなくなるんですが、絶対に防衛して、ベルトを持ってくるみとのチャンピオンチームでアイスリボンの後楽園に立ちたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と応え、ミックストーナメントに高梨&くるみのエントリーが決まった。
 また、成宮真希が自分がプロレスを見るようになったキッカケとなった団体である大阪プロレスの選手ということで、政宗をパートナーに指名してミックストーナメント出場を直訴。藤本も「独眼竜と舞姫。面白いと思います」と、その場で出場を決定。さらに、この日の大会に急遽出場したユニオンプロレスの大家健は飛香からのパートナー指名を待っている様子だったが、飛香は「今は4月15日(のTeens5)に頭がいっぱいいっぱいです。まずはTeens5を成功させて、それから後楽園のこと考えたいと思います」と、やんわりかわした。

 3・30道場マッチで志田との一騎打ちを希望したお寺プロレスの雫あきだが、この日両者はタッグマッチで対戦。当初出場予定だったエイプリル・デイヴィッズが体調不良で欠場となったため、タッグマッチの組み合わせが志田&帯広さやかvs.雫&成宮に変更。
 まずは各種のバックブリーカーで志田が攻勢だったが、成宮は雫との連係で走りこんでのギロチンを連発して志田に反撃。替わった帯広も成宮が攻め込む。雫が出てくると、成宮とアルゼンチン・バックブリーカーの競演。帯広はいきなりバースを雫に仕掛けるが、腕固めで切り返されてしまう。志田はブレーンバスターや荒鷲ドライバーで雫の巨体を投げることに成功するも、グランドになると雫が圧倒。ワキ固め、STF、腕ひしぎ逆十字で志田を締め上げる。志田はなんとかエスケープ。
 雫は攻撃の手をゆるめず、志田をぶっこ抜くようにジャーマンで投げ捨てると、スピアー。成宮も六方落としでアシストして、雫はここでフィッシャーマンバスター。ダメージの蓄積された志田に、雫はデスバレーボムを決めると志田は力尽き、肩をあげられず。雫が志田に完勝といった感じの内容だった。
 座談会で希月あおいから5・5後楽園大会のメインでタッグを組んでリボンタッグ王座に挑戦したいと申し込まれた志田だが、今日敗れた雫に対してシングルマッチでのリベンジを即要求。雫も「断る理由はない」と受けたため、4・11道場マッチで、志田光vs.雫あきの一騎打ちが決定した。なお、雫の体重が60kg以上のため、ノンタイトルで行われる。

 続けて志田は、希月とのタッグを完全拒否。「5月5日は自分はシングルマッチをやる。第一希望はICE×60のタイトルマッチ。ただ、雫あきもそうだけど、現実問題、他団体で強いといわれている選手で60kg以下の人はほとんどいない。だったらタイトルマッチでなくてもかまわないから、強いといわれているやつと後楽園で一騎打ちをしたい。」と、今はタッグのベルトを狙う時期ではないとした。
 藤本が「後楽園で希月さんとタイトルマッチはやりたいけど、志田は拒否しています。志田のほかにパートナーの候補はいないのですか」とたずねると、希月は「1人だけ組みたい人はいる......おびちゃん。おびちゃんを見ていて、一緒に高いところに行きたいなとか、一緒に頑張りたいなとか、一緒にハッピーになりたいなとかすごく思うのね。だからおびちゃんと組んでタッグのベルトに挑戦したい気持ちもあるけど......本人次第かなぁ」と帯広をまさかの指名!
 しかし帯広は戸惑いながら「突然のことでどうしていいかわからないのですが、やはり無理なのです。自分が希月さんのパートナーでベルトに挑戦なんておこがましいのです。」と自信なさげ。これに藤本は「本人にやる気がない人とタイトルマッチはやりたくないんで、本人がこういってるのなら、希月さんはパートナーを違う人で考えてください」と突き放した。
 だが、座談会の最後で高梨が「それから、もうひとつ言いたいことがあります」と言うと、帯広を呼ぶ。「おびさんを見ていると、少し前の自分を見ているみたいというか、自分も自分のことを汁レスラーと呼んで一歩前に出る勇気がずっとなかった。でも、みんなに応援してもらって、やっとベルトを巻くことができた。今度はおびさんに、その勇気を見せてほしい。すぐに答えは出せないかもしれませんが、おびさんの答えを少し待ってあげてください」と訴える。タッグタイトルマッチは帯広の返答待ちとなった。

【記事提供/アイスリボン】

2012年4月 7日 18:57
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