スターダム3・25大阪で奈苗vs.松本のシングル、4・1新木場で世代闘争シングル4番勝負第2弾&スクランブル・タッグウォーズが決定!

120323_Stardom-1.jpg 23日、都内のジムでスターダムが記者会見を行い、3・25大阪大会の追加カードと、4・1新木場大会の全対戦カードを発表した。

スターダム
STARDOM OSAKA STARLIGHT2012
日時:3月25日(日)開始:17:30
場所:大阪・IMPホール

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
翔月なつみ
vs.
はるか悠梨

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
脇澤美穂
vs.
須佐えり

▼第3試合 ユニット対抗戦 20分1本勝負
星輝ありさ/岩谷麻優
vs.
鹿島沙希/宝城カイリ

▼第4試合 ユニット対抗戦 30分1本勝負
愛川ゆず季/美闘陽子
vs.
世IV虎/安川惡斗

▼第5試合 シングルマッチ 20分1本勝負
高橋奈苗
vs.
松本浩代(エスオベーション)

▼第6試合 ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王 者]夏樹☆たいよう
vs.
[挑戦者]紫雷イオ
※第5代王者・夏樹の初防衛戦

 3・20後楽園ホール大会でセンダイガールズの里村明衣子との"女子プロレス頂上対決"を制し、ワールド・オブ・スターダム王座2度目の防衛に成功した高橋奈苗。その奈苗に再三対戦要求したものの、はぐらかされ続けてきた松本浩代だったが、待望の奈苗との一騎打ちが大阪大会で行われることになった。
 しかし松本は「ひとつ不満に思っていて、この間の後楽園ホールで里村選手とタイトルマッチを賭けたのに、なぜ今回タイトルマッチが組まれないのか。里村選手ができたなら、私ともタイトルマッチを組んでもらいたいと思います」とノンタイトル戦なのが不満の様子。すると奈苗が「(松本は試合当日)昼間に他で試合もあるし、スターダムにおいて赤いベルトに挑戦するに相応しい結果っていうものを私は見ていない。高橋奈苗、高橋奈苗って言ってくれていることはレスラーとしてすごくありがたいことだし、その気持ちは分からないことはない。だから、挑戦は受けたい気持ちはあるけども、私はあれだけの試合で里村明衣子を下して、赤いベルトの価値はさらに高まったと思っているので。この試合で簡単にベルトを賭けることはできなかった。どうしてもこのベルトに挑戦したいなら、私との大阪でのシングルに勝つなり、何なりの、それなりの結果を出してから言ってください」と、この一戦をタイトル挑戦への"査定試合"にするという。
 それを聞いた松本は「高橋奈苗みたいなすごい選手を超えていくことが私の使命であると思っています。そういうものを超えていかなければ、私の存在意義、プロレスラーとしての意味はないと思っています。結果が残っていないということは事実なので、今回もらったシングルマッチというチャンスをいかして、必ず勝って、次はこのベルトを賭けてもらって、タイトルマッチをしてもらいたいと思います」と、ひとまず今回の対戦がノンタイトルになることは承諾した。

120323_Stardom-2.jpg また、メインで行われる夏樹vs.イオのハイスピード選手権の調印式も行われ、挑戦者のイオが「誰もが私が勝って、私がチャンピオンになることを望んでいると思います。しかも、さらにこのベルトが私のもとにあることによって、より権威のあるというところを今後、私は作っていきます。プロデュース力の違いを見せつけて、それから夏樹選手を最後に必ず仕留めます」と強気な発言をすると、王者・夏樹は「自分が日頃から提唱しているスターダム・ハイスピード王国計画、そこにイオも加わったってことで、この試合で素晴らしい試合をして、若手にもチャンスをどんどん与えていこうと思います。本当に挑戦者として相応しいというか、イオはテクニックもトップクラスの選手だと思っているんですけど、試合を見ていて凄いなとか、巧いなとか感じることはあるんですけど、ただ1つ、強さってものを感じることがないので。やっぱりその部分がなければ自分は負かされることはないと思うます」と自信を覗かせた。
 セミの奈苗vs.松本戦と比較されることになりそうだが、夏樹は「そこはジャンルの違いというものを見せつけて、ハイスピードのタイトルマッチ、メインに相応しい試合をしてしっかり大阪大会で防衛したいと思います」と答えた。

スターダムSeason6
grows up stars2012
日時:4月1日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING

▼第1試合 世代闘争シングル4番勝負第2弾 15分1本勝負
須佐えり
vs.
翔月なつみ

▼第2試合 世代闘争シングル4番勝負第2弾 15分1本勝負
鹿島沙希
vs.
はるか悠梨

▼第3試合 世代闘争シングル4番勝負第2弾 15分1本勝負
岩谷麻優
vs.
安川惡斗

▼第4試合 世代闘争シングル4番勝負第2弾 15分1本勝負
星輝ありさ
vs.
宝城カイリ

▼第5試合 ユニット対抗スクランブル・タッグウォーズ30分イリミネーションマッチ
愛川ゆず季/美闘陽子
vs.
高橋奈苗/脇澤美穂
vs.
夏樹☆たいよう/世IV虎
vs.
松本浩代(エスオベーション)/紫雷イオ
※敗者は次々と退場(パートナーは試合続行)し、最後まで残った選手のいるチームが勝利となる。オーバー・ザ・トップロープルールも採用

120323_Stardom-3.jpg 3・20後楽園大会に続き、早く1・2期生vs.3期生の世代闘争シングル4番勝負の第2弾が行われることが決定。後楽園大会ではまさかの1勝3敗で負け越した1・2期生としては後輩相手に連敗するわけにはいかない状況。
 前回に続きトップバッターで出る翔月が「これは2連勝しかないですね。それに相応しい獲物だと思っているので、第1試合から勝って勢いをつけたい」と語ると、高校を卒業し格闘スタイルに大きくイメージチェンジした須佐は「この間は最後の最後で取れるという油断しちゃった面があった。翔月は少林寺とかやっていて蹴りとか使って来るので、自分は逆にいまやっているパンチで全部防御して倒していきます」と新兵器パンチで倒すと予告。
 後楽園大会では3期生の中で唯一勝てなかったはるかだが、「今回は勝てそうな相手だなと思うので、はるか悠梨の強さを存分に見せつけたいと思います。鹿島選手は関節技をたくさん使うようなのですが、いくら覚えても無駄ですね。私の腕十字で泣きながらタップしてもらいたい」と上から目線。この発言を聞き、ムッとした表情の鹿島は「泣き叫びながらタップとか言ってるけど、それは自分が切り返して逆に泣き叫びながらタップしてもらおうと思います」と先輩の意地を覗かせた。
 この世代闘争のキッカケを作った惡斗は「バカでヘタレで怠け者の岩谷麻優! コイツと闘うんですけど、まぁ私が上にあがるために全力で! 全力で! 全力で! 私の経験値になってほしいと思います」と岩谷を踏み台扱い。対する岩谷は惡斗を「売れない女優」呼ばわりした上で「1期生が受けたこの悔しさは絶対に忘れることができない。後楽園では足元をすくわれた感じがあるので、ちゃんと地に足をつけて勝ちます」とリベンジを誓った。
 4番勝負のトリを飾るのは、前回1・2期生の中で唯一勝利をあげた星輝と宝城の一戦。宝城は「私たち3期生はありささんが知らないことをたくさん知っているし、人生経験もめっちゃ豊富です。その知恵を活かして私たち3期生、次の大会では全勝したいと思います。もし私が負けてしまったら、無料でありささんの家庭教師になってあげてもいいな〜とは思いますけど」と余裕の発言。対する星輝は会見は欠席だったが、「確かに1・2期生は負けました。けれど唯一は私は勝っていたんですよ。ということは私は、ほかの1・2期生より格上なわけです。この私と試合をして後悔と同時に負けたことに悔しがってください」という強気なメッセージが読み上げられた。

120323_Stardom-4.jpg メインでは愛川&美闘のBY砲、夏樹&世IV虎の川崎葛飾最強伝説、奈苗&脇澤の奈苗軍団、松本&イオ組の4チームが同時に対戦し、フォール、ギブアップ、KO、TKO、オーバー・ザ・トップロープで失格となった選手は退場だが、パートナーは試合続行し、最後まで残った選手がいるチームが勝利となる"ユニット対抗スクランブル・タッグウォーズ"で激突する。
 一応奈苗軍団の一員とされる松本だが、この試合ではPLANETのイオとタッグを組むことに。すかさず奈苗と脇澤が「なんであんなのと組んでるの?」と文句をつけ、無理矢理松本に奈苗軍団Tシャツを着せようとするが、イオがそのTシャツを奪い取って投げ捨ててしまう! すると松本は「これでわかっただろ! 今回後楽園で闘ったイオと組みますが、PLANETとか関係なく、勝負にはすべて勝つ!」と言い放ち、イオも「今回、パートナー不在で寄せ集めのタッグとは思わずに、何かの縁というもので組んだと思って、必ず勝っていきますし、PLANETのみんなは世代闘争で頑張っていますので、必ず勝って、先輩としてお手本を見せたいと思います」と松本とのタッグを前向きに捕らえた。
 3・20後楽園大会でゴッデス・オブ・スターダム王座を賭けて激突したばかりのBYとカワカツだが、この日は愛川は欠席。美闘が改めて愛川から「やられたらやり返す。情け容赦なく蹴って蹴って蹴りまくる」ということを教わったと言えば、すかさず世IV虎が「やり返すとか言ってるけど、結局やり返せてないし、やられて出てこれなくて、何をそんなこと言ってんの?」と言い返して火花を散らし、愛川からフォールを奪われた夏樹も「うちらはどんなに負けたってね、タッグの世界最強ということは変わりないんで。この日もふざけたヤツらばっかりだけど、タッグワークというものを見せつけてやりたいと思います」と余裕の発言。
 すると、そのタッグ王座を巡る闘いに割って入るように、脇澤が「女子プロレス最強と組んで、この試合絶対に勝ちます! タッグのベルトを獲るぞ! 憎きゆずポン、紫雷イオ、絶対にお前らには負けない! 気合いだ! アァー!」と絶叫。奈苗も「後楽園の余韻に浸ることなく、スターダムはどんどん動いていくんですけど、着実にひとつひとつを積み重ねていって、成長していく団体になっていく。そして、そこで輝いているのが奈苗軍団ということなので、ここから勢いをつけて行くぞー!」と叫び、奈苗軍団全員でパッションコールを連発。ほかの選手たちは、そんな奈苗軍団に露骨に嫌悪感を露わにした。

2012年3月23日 17:04
このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体