ブシロード体制となった新日本プロレスが、シリーズ名の刷新、TCGやフィギュアの発売、テレ朝とのタッグ強化といった戦略を発表!
29日、東京・秋葉原のUDX THEATERで新日本プロレスの『新日本プロレスリング戦略発表会2012』が行われた。
1月31日に新日本プロレスの親会社がブシロードに変わったことが発表されたが、ブシロード体制となった新日本が"どう変わるのか"注目された。尾崎リングアナと声優の橘田いずみさん、三森すずこさんが司会を務める中、まずは菅林直樹社長から新日本内に"経営戦略室"という部署を新設することが発表された。
続いて営業担当の古園隆執行役員より、経営戦略室が中心になって進めていく具体的な内容として「エンターテインメントの追求」「コンテンツの追求」「コミュニティの追求」という3つの柱が発表された。各柱に関する具体的な内容は後述するが、新日本は早くも今後の主な大会予定を発表した。
■2012年7月シリーズ
キズナロード
■2012年8月3日後楽園ホール〜8月12日両国国技館
G1 CLIMAX 22
■2012年9月シリーズ
ボルテージロード
■2012年10月8日
キング オブ プロレスリング in 両国
■2012年10月後半〜11月前半
ワールドタッグリーグ戦
■2012年11月後半〜12月前半
ロード・トゥ・東京ドーム
■2013年1月4日
レッスルキングダム7 in 東京ドーム
■2012年1月後半〜2月前半
新春黄金ロード
■2013年春
ワールドリーグ戦
3つの柱のうち、1つの柱である「エンターテインメントの追求」だが、具体的には各シリーズや大会のスケールアップを図っていくという。大都市圏興行を大規模化していく一方で地方重点地域の開拓にも取り組んでいくという。
複雑化していたシリーズ名をプロレスファンなら耳馴染みのある分かりやすいものに変えた上、「○○シリーズ」という名称ではなく、ブシロードにかけて「○○ロード」にしていくと発表。さらにナンバーシリーズとなっているG1やドーム大会のナンバリングも、分かりやすくローマ数字表記から普通の数字表記となる。
さらに棚橋弘至が登場し、Twitter(@tanahashi1_100)を始めたことと、3・4後楽園大会の終了後に新日本のCMを公開収録することを発表。このCMは様々なところで流れるという。加えてその知名度が首都圏はもちろん、とくに地方では抜群の力を発揮する曙が、今夏から新日本に本格参戦することも発表された。
続いて2本目の柱「コンテンツの追求」は、ライセンスの発掘や法人営業を強化、さらにアジア圏を中心とした海外事業を展開していくとのこと。菅林社長が「ワールドプロレスリングとは一蓮托生」と発言した通り、ブシロードGP以外に増資をした上で、木谷会長とテレビ朝日が新日本の株主に追加されたことが発表されたが、『プロレス3D』『アメーバピグ』『燃えろ!新日本プロレス』など、新日本とワールドプロレスリングが抱えるコンテンツを、他社とコラボしていきながら、今後もあらゆるメディアに広げていくという。その中にはワールドプロレスリングを海外に販売していくことも含まれる。
ここで木谷高明会長が登場するが、新日本の会長としてではなく、まずはカードゲーム会社ブシロードの社長として、以前より噂になっていた新日本プロレスのトレーディングカード(以下TCG)ゲームのタイトルが『キング オブ プロレスリング』に決まったことを発表。同じ大会名の10・8両国大会でゲームを遊ぶためにまず必要になるブースターパックを先行発売し、その後一般市場で発売していくという(その前の8月のG1あたりから各会場でプロモーションカードを配布予定)。
3つ目の「コミュニティの追求」は『ALL TOGETHER』のような社会貢献への積極的な参画によって地域融合・共存をしていったり、ファンクラブの充実にも取り組んでいくという。
コミュニティという点で、毎週土曜日のワールドプロレスリングが始まる前の26時〜26時25分に、ラジオ日本で『ラジオ新日本プロレス(仮)』という番組を放送し、そのあとに放送されるワールドプロレスリングに向けてファン(リスナー)と盛り上げていきたいとのこと。このほかにもBS朝日では4月から毎週木曜に、約1年前のワールドプロレスリングを60分放送する『ワールドプロレスリングリターンズ(仮)』がスタートすることも決定した。
また、木谷会長は「これは私の趣味ですが」と前置きしてから、4月6日からTOKYO MXで毎週金曜の23時から70年代に放送されていたアニメ『タイガーマスク』の再放送を、ブシロードの1社提供で始めることを発表。この番組内では3・4後楽園大会で公開収録される新日本のCMのほか、アーティストのDAIGOに加えて中邑真輔と真壁刀義が出演したTCG『ヴァンガード』の新バージョンCMなどが流れるという。
さらにフィギュアメーカーのグッドスマイルカンパニー・安藝貴範社長も登場し、新日本プロレスのレスラーをモデルにしたフィギュアを発売することを発表。モデル候補として永田裕志、天山広吉、小島聡が登場すると、天山は安藝社長に「フィギュアでは顔を少し小さくしてください」とお願い。しかし安藝社長いわく「実在の人物をフィギュア化する場合、特徴のある部分をデフォルメしたほうがいいので、大きな顔はより大きく!」とのこと。来年1・4ドーム大会からの発売を目指すという。
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