対するはつくし＆星ハム子。いきなり奇襲を仕掛けたのは、志田と希月。志田はカナディアン・バックブリーカーでハム子を担ぎ上げ、腰の復調をアピール。しかし、あおいに無理やり青春ピラミッドを決めさせられたあたりから、案の定、二人の息が乱れ始める。つくしが志田におてんばダッシュを繰り出すと、ハム子と、なぜか希月まで一緒におてんばダッシュに参加してしまった。
　誤爆が続く志田と希月に対し、ハム子とつくしは志田の腰狙い。どうにも息の合わない志田と希月だが、希月が羽交い絞めにしたハム子に志田がジャンピング・二ー。みんなが誤爆と思った攻撃が見事にきまり、場内歓声。すると希月がセントーン、ダブルリスト・アームサルトとたたみかけ、志田のファルコンアローから、希月が旋回式のダイビング・ボディプレス。仲悪タッグがピタリと連係をきめて、初タッグ初勝利を飾った。

　だが、試合後の座談会で希月が「志田さんとは、今日も組んで勝ったので、これからもタッグを組んでいきたいと思います」と志田に握手を求めると、志田は「ふざけるな」と拒否。「お前とは合わない。もう絶対に組まない。次はシングルマッチでお前とやって叩きのめしてやる」と志田が要求すると、希月は「だったら、3月20日の後楽園ホールで、ICE×60のベルトをかけてメインでタイトルマッチで勝負だ！」と逆要求！
　「ふざけんな！　復帰していきなりメインとかなめるな。できるのか？」と志田が興奮して立ち上がると希月と揉み合いに。アイスリボン座談会らしからぬ険悪な空気になったが、志田は「わかった。お前の言うようにタイトルマッチやってやるけど、昔、試合で負けて泣いていた自分に、お前は『プロレスは負けても楽しいんだよ』と言った。後楽園のメインで、お前が負けて、同じ言葉をもう一度言ってみろよ」と挑発気味に返答。こうして3・20後楽園大会で志田vs.希月のICE×60選手権が正式決定した。

　今大会から3・20後楽園ホール大会で、ドロップキッカーズのリボンタッグ王座に挑戦する豊田真奈美のパートナーを決定するトーナメント戦がスタート。まずはトーナメント1回戦第1試合ではくるみと松本都が対戦。なぜかくるみのほっぺたに執着する都は徹底的にくるみのほっぺたを攻撃。しかしフォールの応酬から最後はくるみがラ・マヒストラルを決めて3カウント。
　続いてトーナメント1回戦第2試合では、「豊田さんと組むのはプロレスラーとして経験を積む大きなチャンス」という成宮真希と「にゃーにゃーにゃー」とアピールした新田猫子が同期対決。変則猫殺法で成宮を苦しめた猫子だったが、アルゼンチン・バックブリーカーで猫子を担ぎ上げた成宮は、そのままジャンプを加えて締め上げるという荒っぽい技でギブアップを奪った。
　この結果、2・25道場マッチでくるみvs.成宮のトーナメント決勝が行われることが決定。その勝者が豊田真奈美のパートナーとなる。

　また、3・3『Teens』興行でりほとのでシングル対決をアピールしていたみなみ飛香は、この日はそのりほとタッグを結成。連係プレーも出した上で、藤本つかさ＆帯広さやかの勝利したが、座談会で飛香が再度りほにシングル対決をアピールすると、りほも承諾。3・3『Teens』興行で飛香vs.りほの久々のシングル対決が正式決定。またその大会のリングアナを昨年末に引退した聖菜がつとめることも発表された。

アイスリボン
アイスリボンマーチ2012
日時：3月20日（火・祝）開場：11:30　開始：12:00
場所：後楽園ホール

＜決定カード＞
▼ICE×60選手権試合 20分1本勝負
［王　者］志田光
vs.
［挑戦者］希月あおい
※第14代王者の初防衛戦

▼インターナショナルリボンタッグ選手権 20分1本勝負
［王者組］藤本つかさ／つくし
vs.
［挑戦者組］豊田真奈美（フリー）／ 2・25道場マッチでのくるみvs.成宮の勝者
※第23代王者の初防衛戦

▼オンリー・オーバー・ザ・トップロープマッチ
内藤メアリ
vs.
対戦相手未定
※フォール、ギブアップによる決着はなく、オーバー・ザ・トップロープによってのみ勝敗が決まる。

▼タッグマッチ
春山香代子（JWP）／星ハム子
vs.
宮城もち／川佐ナナ（JWP）

【記事提供／アイスリボン】