40歳で王座初戴冠となったKAMIKAZEが、同世代や三冠挑戦目前の大森にエール!大地はブ然として表情で大日本勢への怒り爆発!

120202_Zero1-1.jpg 2日、プロレスリングZERO1がZERO1道場で、前日に後楽園ホールで行われた『ZERO1 Action'12』の一夜明け会見を行った。

 3度目の挑戦にして世界ヘビー級王座初戴冠となったKAMIKAZEは、最高のパートナーであり最強の敵でもある佐藤耕平を破っての戴冠ということもあり、「高校生以来会っていない同級生や遠い親戚からも、『おめでとう』メールが沢山来た」といつもの"アニキ節"で喜びを表現すると、「僕は昨年40歳になって、正直、前線は厳しいかと思い始めました。大谷(晋二郎)、田中(将人)、日高(郁人)と、年は1つしか変わりませんが、39歳と40歳は全く違うんです。40歳とは『まだできる......はず』と、諦めてしまうところがあるんです。
 でも、昨日の試合後にもいいましたが、諦めずに拳握って前だけ向いて走り抜ければ、夢は必ず叶うんです。僕も大谷社長の背中を見て、『何度でも諦めない』『何度倒されても立ち上がる!』を掲げてきたので、その教え通りにやった結果がこれです。
 だから、今40代の人に言いたい! あともう一歩、あともう少し、踏ん張ってみましょう、と! 前だけ見ていれば、必ず良いことがあると信じて」と、同世代にエールを送った。
 続いて初防衛戦でやってみたい相手を聞かれたKAMIKAZEは「誰でもいいです。ZERO1の選手とは、当然みんなとやりたいけど、他団体でも全然OK。昨日、(橋本)大地たちの試合見たけど、(関本)大介だってベルト巻いてるし元気良いし。レスリングの先輩である川田(利明)さんなんて、今、プロレスから少し離れてるでしょ。当然、気になるしこういう時でないと言えないし。レスリング繋がりなら、秋山(準)先輩も元気」と、関本や川田、現三冠ヘビー級王者の秋山の名前まで飛び出した!
 さらに記者からZERO1を退団し、現在は全日本プロレスに再入団した大森隆男と対戦したいか聞かれたKAMIKAZEは、「隆男さんなんて、このベルト巻いてたわけだし。今度の三冠戦なんて、絶対に勝ってほしいですよ。『俺も三冠獲った! アニキ、やろう!』ぐらい言ってほしいですよね。俺は今でも隆男さんが好きだし、このベルトだって隆男さんが一番巻いてた。だから40代、ここぞの精神で頑張ってほしいです。当然、やったら勝ちにいきますけどね」とかつてのパートナーにもエールを送ると、最後に自身の目標として「最終的には、このベルトを持ちながら耕平とインターコンチのベルトを獲りにいきたいです。やっぱりアイツと闘って、アイツが最高だというのが本当に分かった。横山(佳和)じゃないいけど、俺と耕平の"証"ですよ」と語った。

120202_Zero1-2.jpg 続いて、初の団体対抗戦に出場した橋本大地が登場。席に着くや「チッ」と舌打ちをした大地は「今日、KAMIKAZEさんが一夜明け会見をやると聞いて、思わず会社にねじこんでもらいました。昨日、腹が立って腹が立って腹立って眠れませんでした。僕は今まで括りで言ったら、対抗戦ばかりですよ。天山(広吉)さんにしても、望月(成晃)さんにしても。武藤(敬司)さんなんか、社長ですよ(当時)。今までもZERO1を背負う気持ちはありました。でも、昨日ほど団体の名前にこだわって試合した時はありません。
 アー、クソッ! 今考えても腹立って仕方ないです。初の団体対抗戦と言うことだったんですけど、あいつらバカじゃないっすかね? 弱虫とか言われましたけど、お前こそ意気地なしだろって! テメェらが『細い』『甘い』しか言えないなら、太くなりゃいいんでしょ。厳しくいくために強くなりますよ」と、今までに見せたことのないブ然とした表情で、大日本プロレス勢への不満をブチ撒けた!。
 怒りがピークに達している大地は、この戦いをやめる気はサラサラないようで、「当たり前ですよ。今まで『いい試合しなきゃ』とか『お客さんを楽しませなきゃ』って、いろんなこと考えてきましたけど、昨日なんて何にも考えないで試合しました。試合っていうかケンカですよ、ケンカ! "やられたら、倍にしてやり返す"、これが僕の鉄則です。試合は崔選手が決めましたけど、僕はやられたと思ってますから。でも関本、橋本(和樹)、大谷(将司)に絶対に倍......いや、5倍10倍にして返してやります!」と熱く語るあまり、貧乏ゆすりまでしはじめた大地。
 ファイターとしての本能を覗かせたと言ってもいい大地だが、「母親にも言われました。僕は覚えてないんですけど、場外で関本にドロップキックしたらしくて、その眼が父親そっくりだったって。『昨日のあんたの試合を観て親子なんだなって一番思った』って。だったら、その血をしっかり継承していきますよ!」と、かつて天龍源一郎やトニー・ホームに何度やられても、勝つまで徹底的に向かって行った"破壊王"の息子らしい部分を見せた。
 どうやら初の団体対抗戦は、破壊王子の見えない顔を引き出させたようで、「僕はこの団体の試合がNo.1だと思っています。凄さも強さもすべて。その団体で揉まれまくった僕が、ここの強さを一番分かっている。僕がナメられたら団体が終わり。絶対に強くなります!」と息巻いた。

 また、会見には出席しなかったものの、藤田峰雄の裏切りに遭い、NWAライトラッグ王座を菅原拓也に奪われた日高郁人も「藤田峰雄がZERO1に反旗を翻し菅原についた。予想もしてなかったよ。でも菅原がどんな手で僕を攻撃しようと、丸腰にしようと、僕はまた立ち上がる。でもな、それら以上に許せないのが、デビュー前の夕陽に手を出したこと。夕陽は関係ないはずだ! シングルでもタッグでもいい。すぐにあいつらとのカードを組んでほしい。
タッグなら僕には伊藤(崇文)がいる。でかい山? 動かしてみろよ。菅原、峰雄、これはリップサービスじゃないぞ。本当の意味で叩き潰す!」と怒りのコメントを出した。果たして菅原が予告した「もっとでっけぇ山を動かしてる」とは、どういう意味なのか?

【記事提供/プロレスリングZERO1】

2012年2月 2日 18:24
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