大仁田厚が初代タイガーに対戦要求&3・16RJPW後楽園大会への乱入を示唆!30年の時を超えて幻の対決が実現するのか!?

120125_RealJapan-1.jpg 25日、東京・港区のリアルジャパン国際部で初代タイガーマスクが記者会見を開いていたところへ、大仁田厚が対戦要望書とタイガーマスク運動にちなんだランドセルを手に乱入した!

 「これは殴り込みじゃない」とあくまで挨拶に来ただけと主張する大仁田は「30年経った今だからこそできる。俺と闘おう!」とタイガーにシングルマッチを要求。「俺から逃げられると思うか。3月16日、乱入させるのもリングに上げるのも、アンタの腹づもりじゃ」と、かつて引退した長州力を電流爆破のリングに引っ張り上げた実績をタテに、リアルジャパンに揺さぶりをかけた。
 1980年代前半、初代タイガーが新日本プロレスで一大旋風を起こしていた頃、大仁田はライバル団体・全日本プロレスに所属。83年に海外で大仁田がNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を獲得し、全日本マットに凱旋した際、両者の一騎打ちが計画されたこともあったが、両団体の壁もあり、禁断の対抗戦は実現しなかった。

 会見場から去った後、地下のリングで囲み取材に応じた大仁田は、記者から「試合形式は電流爆破マッチなどの邪道スタイルか? それとも30年前のジュニアのスタイルか?」と聞かれると、「俺のスタイルは俺のスタイル。タイガーマスクという偉大なヒーロー。それ伊達直人の名前を借りて、ランドセルを全国に配ったヒーローの名前。俺たちの青春のヒーローと闘って何が悪い。俺は"まな板の邪道"。料理するのはタイガーマスク。拒否とか対戦しないとか、了見の狭いこと言ってたら低迷する。タイガーマスクと大仁田が一石を投じることで活気づくよう、プロレス界という同じ釜の飯を食った人間がやることで全国に広がればいい!」と邪道節を炸裂させる。
 「俺が動き出さなきゃタイガーは俺のところには来ないだろ? 単純にやりたいと思ったからだよ。30年前は断られてる。漫画の『プロレススーパースター列伝』を読んでみろ。大仁田がタイガーに『挑戦しろ』って言ってるのが書いてある。その答えを30年経って聞きにきただけだよ。悪いか? 悪くないだろ? タイガーマスク、俺から逃げられると思うか? 絶対に俺が保証する。絶対にタイガーマスクは俺とリングに上がる。俺はアンタのリングに、どんな手を使っても上がる。タイガーさんよ、いい返事待ってるぜ。3月16日、大仁田厚は絶対に行く。それだけは明白だ。じゃあな」と30年越しのタイガー戦実現に自信あり気。

<大仁田からの対戦要望書 全文>


対戦要望書
初代タイガーマスク殿

 思い起こせば30年前、不肖・大仁田厚がNWAインターナショナル・ジュニヘビー級王座を手土産に全日本マットに凱旋した時、すでに初代タイガーマスクは正念少女のアイドルとしてジュニアの頂点に君臨していた。黄金のスーパーヒーローことタイガーマスクと、泥臭い大仁田厚の人気は雲泥の差。当時、そんな貴殿との一騎打ちが計画された事もあったが、禁断の全日本VS新日本の対抗戦は実現しなかった。
 30年の時を経て、今ここに初代タイガーマスクへ邪道・大仁田厚が対戦を要求する。タイガーマスクと言えば、施設の子供達にランドセルをプレゼントする「タイガーマスク」運動が全国に広がり、善意の連鎖を生んだ。
 一方、本家本元のタイガーマスクである貴殿は、同じ新日本のOBである藤波選手、長州選手と共に、昭和時代の熱を甦らそうと取り組んでいる。しかし、かつての全日本ファンも含めた全プロレスファンに、分け隔てなく夢と希望を与えるのがタイガーマスクの務めなら、30年前に幻に終わった対決を今こそ実現されたし。
 ここで会ったが30年目、この勝負、受けて立つのか否か、貴殿の返答が聞きたい。

元NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王者
邪道・大仁田厚

120125_RealJapan-2.jpg 一方、対戦要望書を読んだタイガーは邪道流の挨拶には戸惑いを見せつつも、「悪いことは書いてない。まともな文面。試合するかは分からないけど、やるんだったら、いろんな意見とか聞かないといけないので。でも、プロレス界のことを考えると面白いかもしれないね。しっかりした考えを持ってるんで、なかなかやるじゃないかとは思った。3月16日、どうなるかは分からないけど、前向きに検討します」と即答こそ避けたものの、意外にも対戦実現に前向きな発言を残した。

リアルジャパンプロレス
DAYBREAK〜黎明〜
日時:3月16日(金)開始:18:30
場所:後楽園ホール

<決定対戦カード>
▼レジェンド王座選手権試
[王 者]スーパー・タイガー
vs.
[挑戦者]長井満也(ドラディション)

<出場予定選手>
初代タイガーマスク
藤波辰爾(ドラディション)
タイガー・シャーク
スーパー・ライダー
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
石川雄規(フリー)
アレクサンダー大塚(AODC)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
折原昌夫(メビウス)
若翔洋(フリー)
佐藤光留(パンクラスMISSION)
間下隼人
斎藤彰文

 また、この日の会見でリアルジャパンプロレスが国際部を発足するこが発表された。
 ストロングスタイルの復興を旗印に掲げ、後楽園ホールを主戦場に定期的に興行を行ってきたリアルジャパンだが、今後は外国人選手の招聘や海外への進出に力を入れるため、25日付で国際部を正式に発足。3月16日に後楽園ホールで開催される新年第1弾興行『DAYBREAK〜黎明〜』が、発足後初の大会となる。
 海外マットに太いパイプを持ち、国際部代表に就任したテディ・ペルク氏は「今後はアメリカやヨーロッパなどに試合映像を持ち込み、マーケティングを進めた上で、ストロングスタイルに対応できる外国人選手を見つけていきたい」と意気込みを語った。

【記事提供/リアルジャパンプロレス】

2012年1月26日 04:48
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