"さくらえみ退団後"の新生アイスリボン初の道場マッチで、メインを務めた志田が「どんどん新しいことに挑戦したい」
11日、アイスリボン道場で行われたアイスリボン『アイスリボン・359』。1・7『仙台リボン』を最後にアイスリボン創始者のさくらえみが退団。今大会は"さくら退団後"初の道場マッチで、ここから新生アイスリボン始動となった。
オープニングではいつものように会場諸注意が流れると、藤本つかさがリングに登場した。まずは「アイスリボンに初めて来てくれた人?」と観客におなじみの質問をする藤本。昼に行ってきたというブル中野断髪式の様子、全試合のみどころなどを語り、さくらのいなくなったあとの前説をつとめる。
入場式の挨拶を担当した成宮真希は「今日、ブル中野さんの断髪式に行ってきました。人としてプロとしてプロレスラーとして、本当に尊敬できる方に出会えてよかった。女帝興行では負けてしまい、課題もたくさんできたけど、だからこそ新しい成宮真希、新しいアイスリボンがこれから始まるのです。応援する方を絶対に裏切りたくない。本日も全4試合、張り切っていくぞー」と雄叫びをあげた。
セミファイナルでは昨年末の『崖のふちプロレス』で、2012年のアイスリボン積極参戦を宣言した松本都が、久しぶりに藤本とのマッスルビーナス・タッグを結成。対戦相手は星ハム子&帯広さやかのチーム道産子。
帯広が都を呼び込んでゴングが鳴るが、お互い「しゃー」と気合いを叫び続ける二人。その後も藤本とハム子のかみあう攻防と、帯広と都のかみあわない攻防が並行して展開される。
15分1本勝負は、あっという間に残り時間2分。藤本が帯広を仕留めに入るが、ここで帯広が粘りを見せ、逆にハーフハッチやバースであわや金星という場面も。藤本が渾身のミサイルキックで帯広からフォールを奪ったのは残り2秒。マッスルビーナスがドキドキの勝利をおさめた。
現在インターリボンタッグ王者チームの志田光と成宮真希が、新生アイスリボンのメインでシングル対決。手四つの力比べは五分。その後もお互いの得意技を出し合う互角の攻防が続くが、徐々に地力の勝る志田が優位に。成宮も得意の六方落としを繰り出すが決め手とはならず。雪崩式ブレンバスター、荒鷲ドライバーで追い込んだ志田が、最後はスリーカウントを叩き込みフィニッシュ。パートナー対決を制した。
大会終了後の座談会も今まで同様におこなわれた。司会は前説のときと同じく藤本がつとめ、各自が今日の試合や今年の目標などをコメントする。
最後の締めのマイクを持ったのは、志田。いつものように円陣を組むと、「さくらさんがいなくなって最初の大会。自分たちで、さくらさんのアイスリボンを超えていかないといけないので、どんどん新しいことに挑戦したい。でも変わっていくものもありますが、変わらないものもあります。それはプロレスでハッピーという気持ちです。プロレスでハッピー、アイスリボン!」と唱和して大会を締めくくった。
【記事提供/アイスリボン】
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