女子プロレス大賞受賞の愛川は、大阪で星輝相手に白ベルト防衛戦!旗揚げ1周年での美闘vs.世IV虎など年明けのカードも一部決定!

111214_Stardom-1.jpg 14日、都内のジムでスターダムが記者会見を行い、12・23大阪大会、12・25新木場大会の全対戦カード、さらに来年2012年の1・7新木場大会、旗揚げ1周年記念大会となる1・22新木場大会の一部対戦決定カードを発表した。

 昨年10月のプロレスデビューから"グラレスラー"として大きな話題を呼んだ愛川だが、話題性だけでなく、リング上でも毎回激しい試合を展開しワンダー・オブ・スターダム&タッグのGODDESSES OF STARDOM王者にも輝いた。愛川は「この賞は今年の頭から獲りたいなという目標があったけど、スターダムを代表して獲ったような気持ちがあります。女子プロレス大賞を獲ったことで歴史に名前を残せたのが嬉しい。何年後か分からないですけど、私がプロレスを引退したあとに、私のプロレスを全然知らない人が(歴代プロレス大賞の欄で)私の名前を見つけたときに、『よく水着になっていた人だよね』と話題にでもしてくれたら嬉しい」と喜びの弁。
 本人には前日に受賞と連絡が入ったそうだが、まだ賞が獲れるかどうか分からない時点から、洋服の下に水着を着ていたという愛川は「本当に獲れてよかったなと思います!」としみじみ語った。なお、プロレスをするときに大反対していたいたという両親に、受賞したことを報告したら喜んでくれたのが嬉しかったそうだ。

 続いて12・23大阪大会の全対戦カードが発表された。

スターダム
yearend stars2011
日時:12月23日(金・祝)開始:18:00
場所:大阪ムーブ オン・アリーナ

▼タッグマッチ 20分1本勝負
松本浩代(エスオベーション)/須佐えり
vs.
世IV虎/山縣優(フリー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
高橋奈苗/鹿島沙希
vs.
紫雷イオ(フリー)/岩谷麻優

▼シングルマッチ 15分1本勝負
美闘陽子
vs.
夏樹☆たいよう

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]愛川ゆず季
vs.
[挑戦者]星輝ありさ
※初代王者・愛川の2度目の防衛戦

111214_Stardom-2.jpg 12・11Goddesses in Stars2011〜新人王決定トーナメント〜で惜しくも準優勝に終わった星輝が、愛川の持つ"白いベルト"ことワンダー・オブ・スターダムへの挑戦を表明したが、早くも両者のタイトルマッチが実現することになった。
 調印式を終えたあと、挑戦者の星輝は「プロレス生活の中で1回しか取れない新人王を取れなくて、すごく悔しいです。この悔しさをこのタイトルマッチにぶつけて、女子プロレス大賞を受賞して、いま女子プロレス界で一番輝いていると思うゆずポンから、私がその輝きを奪って、星輝ありさという名前の通り自分が輝きたい!」と意気込みを語った。
 対する王者・愛川は「ありさには大阪で、その名前の通り星屑になってもらおうかな。このベルトが似合うには、まず水着が似合う、そしてセクシーポーズが出来る、そこから入ってもらわないといけない。若さはリング上では関係ないです。私はHカップのおっぱいで勝負したい」と"お姉さんオーラ"全開で挑発すると、星輝は「それはゆずポンのベルトの巻き方でしょ! それを当てはめないで! 胸だって大きくて重いから走るのも遅いし、蹴りも遅いんでしょ! 私はその胸を蹴りでそぎ落としますから!」とカリカリしながら反論。しかし愛川は「リングでも胸は必要だし、生きていたら得することもあるの。そういう人生経験も含めて勝ちたいな」と余裕の笑みを浮かべながら語った。

 また、愛川のパートナーである美闘は夏樹とシングル初対決が決定。愛川の女子プロレス大賞受賞に刺激を受けた様子の美闘が「粘って粘って頑張ってついていって倒しにいきたい」と意気込みを語ると、夏樹は「タッグリーグで負けた借りを返したい。陽子! お前もハイスピードの闘い、動きに挑戦してみろよ! ガンガンハイスピードに行くからな」と挑発。
 長身で打撃を得意とする美闘にハイスピードのイメージがないだけに、美闘も「ビックリしたんですけど、夏樹さんがハイスピードのベルトを持っているので、そのベルトを獲りに行く勢いで出来るかどうかは分からないけど、粘り強くついていきたい!」とヤル気を見せる。それを聞いた夏樹は「ハイスピードは体重制限がないので、70kgぐらいあるかもしれないけどどれだけついてこれるか楽しみ」と言ってニヤリ。美闘は「70kgなんてありません!」と強く否定した。

 続いて、2011年最終興行となる12・25新木場大会の全対戦カードが発表された。

スターダム
yearend stars2011
日時:12月25日(日)開始:12:30
場所:新木場1stRING

▼はるか悠梨デビュー戦 15分1本勝負
夏樹☆たいよう
vs.
はるか悠梨

▼シングルマッチ 20分1本勝負
紫雷イオ(フリー)
vs.
X

▼スクランブル・タッグウォーズ 30分1本勝負
愛川ゆず季/美闘陽子
vs.
世IV虎/山縣優(フリー)
vs.
星輝ありさ/岩谷麻優
vs.
須佐えり/鹿島沙希
※1人が勝利した時点で試合終了

▼脇澤美穂リターンズ 30分1本勝負
高橋奈苗
vs.
脇澤美穂

▼オーバー20(20歳以上)vs.アンダー20(20歳以下)
[オーバー20]高橋奈苗/夏樹☆たいよう/愛川ゆず季/美闘陽子/紫雷イオ(フリー)
vs.
[アンダー20]世IV虎/星輝ありさ/岩谷麻優/須佐えり/鹿島沙希

 メインでは奈苗、夏樹、愛川、美闘、イオのオーバー20チームと、世IV虎、星輝、岩谷、須佐、鹿島のアンダー20チームという対決が行われることに。奈苗がオーバー20を代表して「リングに上がれば年齢関係ないので、こういう区切りをされるということに何の意味があるのかと思うが、今年の最後に大人の凄みをコイツらに分からせたい!」と語ると、アンダー20代表の世IV虎が「うるせぇババアたちが何か言ってるけど、自分は正真正銘の18歳なので、そこんとこ世露IV苦。今年は新人王を獲ったのが一番だけど、自分はそれじゃ全然満足していないんで。まだまだ上を目指すし、高橋奈苗の赤いベルトにも挑戦したいと思ってるんで、そこんとこ世露IV苦」と、オーバー20をババア呼ばわりした。

 約10年ぶりの本格復帰となる脇澤は「ただ10年ぶりに戻って来るのではなく、新しい脇澤美穂というレスラーが生まれる日だと思っています! その喜びを全部高橋奈苗にぶつけたい」と語ると、奈苗は「気合いが足らないだろ?」と前回の会見のときと同様、脇澤を挑発して大声で叫ばせると、「うるさい」と一喝してから「脇澤は全女で頭も心も止まっていると思うので、今のプロレスを全然分かっていないと思うが、それが100%悪いわけじゃなく、最近のファンにはそれが新しく見えるのかもしれないが、それを私がどう解釈して体現するかを、当日までに整理しておきたい」と語った。

 さらに、2012年年明け一発目となる1・7新木場大会と、旗揚げ1周年記念となる1・22新木場大会の一部対戦カードも発表された。

スターダム Season5
NEW YEAR STARS2012 開幕戦
日時:1月7日(土)開始:18:00
場所:新木場1stRING

▼宝城カイリデビュー戦 15分1本勝負
愛川ゆず季
vs.
宝城カイリ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗/松本浩代(エスオベーション)/脇澤美穂
vs.
夏樹☆たいよう/世IV虎/山縣優(フリー)

111214_Stardom-3.jpg はるか悠梨に続き、3期生の中からデビューする宝城は「愛川選手と前々から闘いたいと言っていたので、その希望が通りました。尊敬に値する選手なので、最初から全力でぶつかっていって、少しでも宝城カイリのプロレスをアピール出来たらと思います。愛川選手はスターダムでも一番気迫があって根性もあると思うので、私は気迫では負けたくないですね」と落ち着いた様子で語った。
 一方、デビュー戦の相手を務めるのは初めてとなる愛川は「新年早々、こんな大きな仕事が待っていて、すごい緊張もするしプレッシャーも感じるが、デビュー戦というのはそのときしかない輝きがあると思うので、私もその輝きに負けないくらいの闘いを見せていきたいし、ほーちゃんが私を指名してくれたのはすごい考えているなって。おいしいと思ったのかなと思いました。このカードを組みたいと言った時点で、私が女子プロ大賞を取るのを予知していたのかな。その辺は脅えています。ほーちゃんは全部が"普通"というイメージがあるが、それも特徴になると思うし、試合でどう変わるか未知数なので、期待も不安もありますがいつもの私でぶつかっていきたい」と語った。

 チーム丸顔(ガンガン)も分裂気味の奈苗が、脇澤を加えて"奈苗軍団"を強化! 「2012年の開幕戦から高橋奈苗は爆発します! ゆずポンが女子プロレス大賞を受賞したのはめでたいが、2年連続で受賞したい気持ちがあったので本当に悔しい! 2012年は私が再び女子プロレス大賞に輝く年にしたい。松本は私と組みたいと思っているはずだし、脇澤も私と対戦したら組みたいと思うはず。私はそういうみんなの気持ちを見越して、包み込んでこのメンバーでやっていきたい」と熱く語った。
 その様子を涼しい表情で見ていた夏樹&世IV虎の川崎葛飾最強伝説は「お前、何勘違いしてんの? 誰もテメーなんかと組みたいと思ってねぇんだよ。奈苗さんは1人が一番似合っているんですよ。何ならウチらの軍団でトイレ掃除から始めてもらってもいいっすよ」と挑発。しかしポジティブシンキングの奈苗は「トイレ? トイレの神様! いいねぇ。トイレに神様になります! たまにはいいこと言うねぇ」と何を言っても前向きに解釈してみせた。

スターダム Season5
NEW YEAR STARS2012 〜1周年記念日〜
日時:1月22日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING

▼シングルマッチ
美闘陽子
vs.
世IV虎

111214_Stardom-4.jpg 2011年1月23日に旗揚げしたスターダムは、来年の1・22新木場大会が旗揚げ1周年記念大会となるが、早くもそこで行われるカードとして旗揚げ戦以来2度目となる美闘vs.世IV虎が決定した。
 美闘は旗揚げ戦で世IV虎に勝利し、初の後楽園大会でメインを務めたほか、愛川とのタッグBY砲でタッグ王者となった。世IV虎は大事な試合でこそ勝てなかったが、随所で大活躍。そして12・11、ついに新人王決定トーナメントで優勝した世IV虎は、旗揚げ戦で敗れた借りを返すために美闘に宣戦布告し、このカードが実現することになった。
 美闘が「世IV虎が新人王になったのと、私が上にあがれなかったのは本当に悔しい。旗揚げのときに闘ったのが世IV虎なので、ここは初心に戻って練習もイチからやり直して世IV虎を倒したい。本当に世IV虎には負けたくない!」と珍しくライバル心を剥き出しにすると、世IV虎は「ウチに勝てると思ってんの?」と言って睨み付ける。
 早くも刺殺戦が始まったが、世IV虎は「目を反らした時点で負けなんだよ。自分がコイツに対する面白くない気持ちを発散させて、2012年をウチの年にしたいと思ってるんで、そこんとこ世IV苦」とバッサリ。世IV虎の迫力に押され気味の美闘だが、「2011年は世IV虎に持っていかれた部分があるので、2012年は私の時代にしたい!」と宣言。それを聞いた世IV虎は「この試合でスターダムを背負っていくのはどっちが相応しいか、ハッキリさせてやろうと思うので、そこんとこ世IV苦」とこの一戦を"スターダムの次世代エース決定戦"と位置づけた。
 また、会見終了後、前日の13日が25歳の誕生日だった美闘に、パートナーの愛川からサプライズケーキがプレゼントされたのだが、背後から世IV虎が美闘を蹴撃し、ケーキの中に美闘の顔面を押し付けていった! 両者の闘いはすでに始まっている......

2011年12月14日 15:26
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