初代CMLL世界女子王者ブル中野の目の前で、同王座に挑戦する栗原「勝ってブルさんにベルトを巻いてもらうのが夢」
21日、秋葉原・ロケットゲートにて、栗原あゆみプロデュース・デビュー6周年記念興行『Never Give Up!』(11月26日、新宿FACE)の公開記者会見イベントが行われた。会見には栗原あゆみ、飯田美花、マルセラが出席し、それぞれ意気込みを語った。
栗原「復帰戦と5周年と6周年で大会を開催するのが3回目になるんですけども、3回目でもやっぱりいっぱいいっぱいな感じになりますね。もちろん試合に集中できる環境ではあるんですけど、ほかにも興行全体のことを考えたりするのでドキドキしてます。(大会名について)6周年の大会をやるにあたって、自分が考えたカードがまさしく『ネバー・ギブアップ』っていう言葉にぴったりだなと思ったのと、やっぱり今年は3月に大震災があったりとか半年経った今でも風化してはいけないものだし今も続いている状態なので、試合を通してみんなでネバー・ギブアップな気持ちで大会ができたらなと思って付けました。(6年目を振り返って)去年と今年がものすごく濃かったというか、去年からずっと濃い感じがしててどれぐらい経ったのか自分でわからない感じです。文子さんとSHIMMERでタッグのベルト巻いたりとか、CMLLのベルトに挑戦したりとかあるんですけど、やっぱり田村欣子選手から去年ベルトを獲って1度も防衛できないまま返上してしまったっていうことが、1番心に残ってますね」
▼飯田美花デビュー1周年記念試合 30分1本勝負
AKINO/飯田美花
vs.
浜田文子/大畠美咲
栗原「1周年記念試合ということで自分がカードを考えたんですけど、(眼窩底骨折から)復帰したてですが、ケガしてなくてもきついカードなのは重々承知なんですけど、あえて試練を与えたというか自分も通ってきた道なんで。自分の師匠のAKINOさんと組んでもらって、文子さんはデビューしたときから叩きのめされてきたんで、今このときに体感してほしいというか、この大会でしかできないカードかなと思いました」
飯田「大変緊張しております。このカードを聞いたときの気持ちは、デビュー戦の相手(田村欣子)を聞いたときの気持ちとほとんど同じような気持ちです。死ぬんじゃないかと...。セミで組んで頂いたのは栗原さんの期待を込めての試練だと思っているので、自分の力でもセミで組まれるように...それを目指しての1歩として頑張りたいと思います。(対戦相手の文子について)全部受ける気持ちで行きます」
栗原「技術とか経験とか敵う部分は少ないですけど、それを超える気持ちや勢いを。見たことないぞ、っていう飯田の底力を見せてもらいたい。そこに期待しています」
----師匠から見た飯田の課題は?
栗原「自分も含めてですけど、課題はいっぱいありすぎてどれとは言えないんですけど、1つだけでもいいので"絶対にこれで取るんだ"という技を極めてほしいです」
----いま1番こだわっている技は?
飯田「やっぱりドロップキックを100%にしたいというか、まだまだ追求して磨いていきたいものというとドロップキックです」
▼CMLL世界女子選手権試合・CMLLルール 時間無制限3本勝負
[王 者]マルセラ
vs.
[挑戦者]栗原あゆみ
栗原「このCMLLのベルトは自分が小さいときにビデオで見たりとかしてて、メキシコに行きたいっていう夢があったりだとか、ベルトを巻きたいとか漠然とした夢で。メキシコに6回とか7回とか行くうちにベルトにちょっとずつ近づいていけたのかなと思ってるんですけど、前回挑戦して負けてしまったんですけど(9・18レイナ新木場)、あきらめられなかったんでメキシコに3週間ぐらい修行に行ってきて、どうにかチャンスをつかみたいと1人で行って、それも含めて再挑戦が決まったのかなって。自分で手に入れたチャンスだと思うので胸いっぱいな感じです。(初代CMLL王者・ブル中野の来場について)ちょうど今のタイミングで、ブルさんも引退式のためにプロレス界に戻られてきてて、なんか自分で勝手に運命感じてるんですけど。このまえ『中野のぶるちゃん』(ブル中野の店)に行かせて頂いて、ブルさんともお話ししてきたんですけど、ホントにすごいいい言葉をかけて頂いて気が楽にもなったし、勇気も沸いたしみたいな感じで。当日は勝ってブルさんにベルトを巻いてもらうっていうのが自分の夢です」
マルセラ「(かつて大日本プロレスに所属していて)日本には昔よくきていました。そのときから自分は日本を第2の故郷だと思っていたので、また帰って来れて嬉しく思います。(栗原について)タッグを組んでるときから思っていたんですが、すごくいい選手だと。タイトルを賭けて日本で闘えることはすごく嬉しいです。アユミの技術・精神力はトップの器にあると思うので、私も負けないように頑張りたいと思います」
栗原「メキシコではいつも組んでいる立場で闘うのは初めてなんですけど、マルセラはメキシコでの自分のコーチみたいなもので技だったりとか、全部マルセラに教わってきたので、逆に前回(アマポーラ戦)よりも厳しいものになるんじゃないかなって思ってるんですけど、教わったこと以上のものを出していかないと勝つことは難しいので。そこは秘策を考えて...マルセラに勝ちたいと思います」
メインイベントの栗原対マルセラ戦、ならびにセミファイナルの飯田美花デビュー1周年記念試合の特別リングアナとして、サムライTVでおなじみの"神実況"村田晴郎氏の起用も決定した。
また、同大会より発売される新作グッズも紹介され、最新写真集『A-STYLE 2ND』について栗原は「前回は元気いっぱいっていうのがテーマで、今回はちょっとしっとりしてるつもり。カメラ目線じゃなくて素の顔をしてる写真が満載なので、いつもの自分が写ってます」とPR。リストバンド(500円)は栗原自身がデザインしており、売上の全額が東日本大震災のチャリティーとして寄付される。
さらに大会翌日の11月27日(日)には大阪・なんばの「モーニングプロダクション」(大阪市浪速区難波中3-8-22新川清水ビル4F)にて写真集の先行発売会が行なわれることも決定した(13:00〜14:00)。
写真集購入者、もしくは栗原あゆみグッズ購入者には栗原のサイン、写真撮影が可能となる。また、当日写真集やグッズをお買い求めの方には写真集用に撮影した際の未使用の写真が進呈される。当日は17:30より大阪IMPホールでOZアカデミーの大会が行なわれるが、このチケットをサイン会でお買い求めの方は前売り料金にて購入することができる。
サイン会に関する問い合わせはモーニングプロダクション(電話番号06-6648-9513)まで。
【記事提供/栗原あゆみ事務局】
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