12・9『Krush』で"歌舞伎龍"梶原龍児vs."豪腕"大和哲也が決定!「Krushのキングと初代K-1王者、どっちが強いか。白黒付ける」
18日、新宿FACEにて立ち技格闘技イベント『Krush』が会見をおこない、12・9『Krush.14』(後楽園ホール)全対戦カード発表、独自のKrushルール制定、12・10『Krush-EX 2011 FINAL』(新宿FACE)の開催、来年の1・9『Krush.15』出場選手、10か月間に及ぶ過酷なサバイバルリーグ戦『Krush -63kg League 2012(仮称)』開催と出場選手を発表した。
12・9『Krush.14』の注目は、22歳以下のKrush YOUTH GP準決勝・決勝(野杁正明vs.HIROYA、高橋幸光vs.卜部功也)と、Krush-63kg王者・梶原龍児の防衛戦だが、挑戦者・羅紗陀(WBCムエタイ日本ライト級王者=NJKF)が練習中のダメージで欠場。代打として、同じNJKFから昨年3連続KOでK-1MAX63kg初代王者となった"豪腕"大和哲也が出場する。
王者・梶原は「まず羅紗陀選手、お見舞い申し上げます。大和選手は初代K-1MAX王者で、俺が初代Krush王座を獲ったんで運命なのかなと思うし、格闘技やキックのファンの人にも"KrushとK-1MAX、KrushとNJKF、どっちが強いのか"って対抗戦として分かりやすいかなと思う。大和選手がK-1MAXの初代王者になった時、しびれるぐらいの試合で男が惚れる男だなと思ってた。そういう人間と"殴り愛"が出来るのは嬉しいし、早くやりたい」。
挑戦者・大和は「梶原選手と羅紗陀選手の試合を楽しみにしてた人もいると思うし、僕もそうでしたけど、NJKFのほぼ同期で一緒にNJKFを盛り上げてきた仲間の羅紗陀選手が怪我をして、オファーがあった時に二つ返事でやらせてもらうことにしました。梶原選手は"漢(おとこ)"という感じで、熱い戦いが出来ると思う。Krush=チームドラゴンというイメージで勢いがあるし、そのチームドラゴンの大将と僕も名古屋・大和ジムの大将なんでやれるのが凄く楽しみです」。
大和にとっては、試合まで1か月を切った段階での急なオファーだが「去年は普段73、74kgありましたけど、今年は節制して体重も抑えてるので、体重も体調も問題ないです。いい感じで練習出来てて、色々と他の大会が盛り上がってもどかしいと思ってた時だったので(オファーは)運命なのかなと思いました。代打らしくいい仕事をしたいなと思ってます」。
共に「打ち合い上等」のスタイル。意地とプライドと団体の威信をかけた壮絶な殴り合いになりそうだ。
また、来年1月9日の『Krush.15』の出場選手も発表された。先日、プロレス団体・SMASHから参戦を表明した朱里(SMASH/ボスジム)が出場する他、55kg王者・瀧谷渉太と60kg王者・卜部弘嵩が共に初防戦をおこなう。
そして1月9日から63kg級6選手による総当たりリーグ戦がスタート。"勝ち点制"でKO勝利=3点、判定勝利=2点、ドロー=1点、あらゆる負け=0点。優勝者にはKrush-63kg王者へのタイトル挑戦権が与えられる他、全試合に特別KO賞、得点1位~5位の選手にはそれぞれ賞金が贈られる。
出場選手は山崎秀晃、寺崎直樹、TaCa、NOMAN、塚越仁志、X(後日発表)。リーグ戦は1月9日から10月8日までの7大会で実施され、組み合わせの公開抽選は12・10『Krush-EX 2011 FINAL』(新宿FACE)で実施される。
試合間隔は45日以上空けられる(KrushではKO負けの場合、45日間出場停止)。しかし怪我や酷いダメージを受けて次戦に出場できない場合は不戦敗。10か月間という異例の長期リーグ戦だけに体調管理と怪我が大敵。「短期KO決着」で怪我せず、勝ち点を積み上げた選手が勝つ。
「これだけの規模のリーグ戦は初めて。今までKrushで戦ってきた選手たちで、どういう試合をしてくれるかは僕が保証します」と宮田充プロデューサーはリーグ戦の成功に自信を見せる。
Krushで9戦8勝(6KO)1敗の成績を誇り、優勝候補筆頭の山崎秀晃は「自分はKOも多くてタイトルに挑戦できるかなと思ってたら、また1からか、という感じだけど、自分が一番強いことを証明できる企画。自分が全勝して、一番面白い63kgを盛り上げる。リーグ戦で勝つにはKO勝ちすること。今年も何試合かして、怪我をしてなかったわけでも風邪を引いてなかったわけでもない。怪我をしても気持ち次第。強いヤツが勝つ」。
また、発足以来、FEGの協力でK-1ルールを使用してきたが、前回11月12日大会よりよりアグレッシブな戦いを目指すべく「Krushルール」を制定。改正点は二つ。相手の頭部や首を片手で引っ掛けてのヒザ蹴りは「瞬時の1発のみ」→「有効な攻撃であれば連打もOK」(両手での首相撲はこれまで通りに禁止)。さらに、相手の蹴り足を掴んでの攻撃は「1発のみ有効(ワンキャッチ、ワンアタック)」→「蹴り足を掴む行為自体を禁止」。
なお、Krushでは10月より新空手道連盟と協力体制で運営している。宮田プロデューサーは「FEGさんは11月頭から"協力"からは外れている。もちろん谷川(貞治)プロデューサーにはお世話になりましたし、コミュニケーションは取っています」と語った。(スポーツライター・茂田浩司)
Krush.14
日時:12月9日(金)開場:17:00 本戦開始:18:30(18:00~オープニングファイト)
場所:後楽園ホール
※CSスポーツチャンネル「GAORA」格闘KINGスペシャルで生中継決定!
12月9日(金)18:15~22:00
Krush-EX 2011 FINAL
日時:12月10日(土)
場所:新宿FACE
Krush.15
日時:2012年1月9日(月・祝)
場所:後楽園ホール
Krush公式 http://www.krush-gp.com/
Krushブログ http://spora.jp/krush/
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