テレビ東京金曜深夜のドラマ24枠で、10月7日深夜からスタートする"新型女難コメディードラマ"『ここが噂のエル・パラシオ』とは、交通事故に遭って記憶喪失に陥った主人公（武田航平）が、"下僕"として拾われた先が美人だけど凶暴な5人の女子プロレスラーたちが所属する最強の女子プロレス団体『エル・パラシオ』だったというお話。『ゲッサン』で連載されているあおやぎ孝夫原作の同名マンガをドラマ化したもの。

　抽選で選ばれた約100人の視聴者と共に、7日深夜に放送される第1話の試写会が行われたあと、リング上にはドラマに出演する武田航平、佐藤江梨子、武田梨奈、澤山璃奈、中村静香、三浦理恵子、そして愛川ゆず季が劇中で使用している試合用コスチューム姿で登場。まずは森田プロデューサーから「この作品を企画・製作する段階で4つのポイントを考えてやっています。1つは主人公と女性たちが絡むギャグの部分。普段の武田君は格好良くていい男なんですけど、現場では思い切り体当たりで下僕を演じてもらっている。2つ目はプロレス。元々素養のある女性たちに特訓を積んでもらった上に、実際のプロレスラーともプロレスの練習もやってもらっています。3つ目はセクシーさ。女たちが実際に汗を飛び散らせぶつかり合う姿を、格好良くかつセクシーに撮っています。4つ目はストーリー。主人公の失われた過去にあっと驚く展開があったり、エル・パラシオの存亡に関わるようなストーリーは女たちの意地とプライドにつながるような、熱いエキサイティングな話になっています」と説明があった。
　空手二段の実績を持ち、映画『ハイキック・ガール』にも出演した武田梨奈はこの撮影のために体重を4〜5キロ増やし、腹筋も毎日300回やっているという。またフィギュアスケートの選手でもある澤山璃奈はセクシーな役どころということもあり、WWEディーバの映像を見て動きを研究した上、スケートの技である"リフト"を活かしてコルバタを習得したそうだ。また、高校中退後にエル・パラシオに入団し、一番下っ端の浅野陽向役を演じる中村静香は、試合用コスチュームである体操服＆ブルマ姿で、急遽愛川を相手に得意技だというスペースローリング・ヒップアタックを披露！　会場を大いに沸かせた。

　エル・パラシオのエースであり、三度の食事よりプロレスが好きという牧原いつかを演じる愛川は「このメンバーの中で唯一現役のプロレスラーなんです。だけど、まだデビューして1年未満でプロレスラーとしてもまだまだなんですけど、観に来てくれたお客さんから『ゆずポン、感動したよ』とか『元気をもらったよ』とか言ってもらえるんですよ。私もプロレスに出会ってよかったなと思っているので、映像を通してたくさんの人にプロレスを魅力を伝えられたらいいなと思います」と挨拶。劇中でも実際に試合で使っているコスチュームを使用している愛川が「このコスチュームを着るとスイッチが入ってしまうので、張り手とかも思い切り入れちゃうから恨まれているかも......」と言うと、愛川から「絶対に（プロレスに）向いていると思う！」と言われた如月冴江役の武田梨奈が、演技の中で愛川に作られたという左腿裏の痣を披露！
　また、「演者の中でプロレス向きな性格は誰か？」と聞かれた愛川は、まっ先に元伝説の女子プロレスラーでエル・パラシオの社長を務める須弥仙桜花役を演じる佐藤江梨子の名を挙げ、「ぜひこのスタイルとコスチュームでスターダムに上がってもらいたいです。もしよかったらよろしくお願いします。本当に黄金タッグだと思うんで、機会があったら夢のタッグを組んでみたい！」とスターダムにスカウト！　「それだけはやめて〜！」と絶叫したサトエリだったが、「（役の得意技が）マンガの中でもやっているんですけどジャンピングニーです。ジャンボ鶴田を超えていこうかなと」とまんざらでもない様子。スターダムのリング上でエル・パラシオタッグが実現する日もある？　ちなみに、ドラマの中ではいずれスターダムの選手たちも出演するとのこと。

リンク: ドラマ24　ここが噂のエル・パラシオ：テレビ東京