「私が持った限りは普通のベルトにしたくない」と語る愛川は調印式に水着姿で登場!対する挑戦者イオは「絶対に油断はしない」

110915_Stardom-1.jpg 15日、新木場1stRINGでスターダムがSeason3『Wonderful Stars2011』最終戦(9月25日、新木場1stRING)の記者会見を行った。すでに発表されていた愛川ゆず季vs.紫雷イオのワンダー・オブ・スターダム選手権以外の対戦カードも下記の通り発表された。

▼シングルマッチ 15分1本勝負
須佐えり
vs.
鹿島沙希

▼シングルマッチ 20分1本勝負
岩谷麻優
vs.
世IV虎

▼GOODDESSES OF STARDOM開催スペシャル スクランブル・ウォーズ 20分1本勝負
高橋奈苗
vs.
夏樹☆たいよう
vs.
美闘陽子
vs.
星輝ありさ

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]愛川ゆず季
vs.
[挑戦者]紫雷イオ(フリー)
※初代王者・愛川の初防衛戦

 キッズファイターの夢は前回大会に引き続き欠場となるが、今後も常時出場とはならないとのこと。
 9・10新木場大会で鹿島の要請により、急遽須佐との一騎打ちが行われたが、両者その日2試合目ということもあって10分間時間切れ引き分けに終わった。そこで今大会では正式にシングルマッチとして組まれることになった。会見に出席した鹿島は「いまの自分の目の前の目標は須佐えりを倒すこと! 必ず勝ちたい」と先輩超えを堂々宣言した。
 同期だけにタッグで激突することは何度もあったが、岩谷と世IV虎のシングル対決は今回が初めて。岩谷が「体格の差があるので、一発一発を思い切り打ち込んでいく」と語ると、世IV虎は「見ての通り、この体格の差、格の差ももう出来ていると思うので、自分が勝つのが仁義だと思っている。スターダム最弱だか何だか知らないけど、そんなヒョロヒョロでウチに勝てると思ってんの?」と挑発。岩谷が「勝つよ」と言い放つと、世IV虎は「口じゃ何とでも言えるからかかってきてよ。何でも受け止めてやるから」と上から目線で吐き捨てた。

110915_Stardom-2.jpg 9・10新木場大会ではタッグで行われたスクランブル・ウォーズだが、今回は各タッグチームから代表者が出てきてシングル版のスクランブル・ウォーズを行うことになった。奈苗と夏樹の火花が激しく散り、夏樹が「どんなルールだろうと自分の狙いは奈苗さんのみ」とキッパリ言い放てば、奈苗は「二度と夏樹からはフォール取られないから、絶対に!」と言い返す。
 さらに奈苗が「タッグではイオがフォールを取ってくれてチーム丸顔の勢いが加速したと思うけど、私がイオの前で出来ることは今回も勝つこと。イオが隣にいると思って、イオが宿った感じでやりたいと思います! このルールはもっとグチャグチャになると思っていたが、冷静さを欠かさなければいける。いつも冷静沈着なイオを見て学んでいるので、カーッとならなければ勝てると思う」と語ると、夏樹は「イオ、イオうるさいんですけど。イオがいないこの試合形式がどれだけ出来るか楽しみですね。自分はパートナーがいないこの試合形式だからこそ余計負ける気がしない」と余裕の表情。この発言に早くもカーッとなったのか奈苗は「夏樹はこのルールじゃ勝てないよ! 戦力としてAMAは落ちるでしょうね。ありさ狙いでいきます」と憮然とした表情で吐き捨て、思わぬとばっちりを受けた星輝は悔しそうな表情を滲ませた。

110915_Stardom-3.jpg "白いベルト"ことワンダー・オブ・スターダムの初代王者となった愛川だが、その初防衛戦の相手は8・14新木場大会でフォール負けを喫したイオ。スターダムに参戦して以来、シングルでは美闘と引き分けに終わっているが、前回のスクランブル・タッグウォーズでは混戦の中、キッチリ岩谷からフォールを奪っているイオ。いきなり強敵相手に防衛戦を行うことになった愛川だが、そこは"グラレスラー"、何と愛川はビキニの水着姿で調印式に臨んだ!
 イオは「スターダムに参戦してこの試合が5戦目だが、5戦目がタイトルマッチなのも想定の範囲内なら、このベルトを獲るのも想定の範囲内。愛川ゆず季選手はリスペクトする部分があって、どんな試合をしても話題を必ず持っていくのはスゴイと思うが、私も女子プロ界で一番になるためにスターダムにやって来たので、勝ってまず白いのを獲ってから赤いのに挑戦しようかなと思っている。ベルトはあるべき場所に集まってくるので、私のところに集まってくると思う。スターダムを制することが女子プロレスを制すといっても過言じゃないと思っているので、そういう期待と熱意を持ってスターダムに参戦している」と語った。
 対する王者・愛川は「紫雷イオ選手はオイシイところをトコトン持っていってスゴイと思う。タイトルに挑戦するなら水着で会見に来てほしいと言ったんです。私より若くていい体をしていると言ったなら、(水着で)来てほしかったなぁ。この白いベルトは私が持った限りは普通のベルトにしたくないので、色々な意味で価値を高めていきたい」と語った。それを聞いたイオは「水着で来てほしいとか言われているんですけど、そういう観点でこの試合を観てほしくない。もったいないですよ! 水着なんかになろうとも、ならなくとも、この試合は注目されるはずだし、そういう試合に出来る自信があるし、愛川さんも出来ると思うので、水着なんかでお茶を濁してほしくない。正面から闘いたい」と不満を吐露。
 これを聞いた愛川は「私が水着でって言ったのはお茶を濁すとかではなく、試合はプロレスラーとしてもちろんです。そこに+αを目指しているので、水着で来て欲しいなぁっていうのを入れただけ」と、グラレスラーならではのプライドを覗かせた。「私より全然格上だし、私が出来ないことを全部出来る選手だと思っている。でもゆずポンキックには自信を持っているし、技術ではなくパワーで勝っていこうと思う」と語った愛川に対し、イオは「1回試合やって勝ってはいるが、侮れない蹴りを持っているので、そこは気を引き締めて。ベルトを獲るために絶対に油断はしない」と決して格下には見ていない。それだけに愛川は"ベルトは獲るよりも守るのが難しい"を実感することになりそうだ。

110915_Stardom-4.jpg また、ミル・マスカラス来日40周年記念『仮面貴族FIESTA2011〜僕らの夢のオールスター戦〜』(10月7日、後楽園ホール)で行われるスターダム提供試合で、愛川ゆず季&高木三四郎(ユニオン/TKG48)と対戦することが決まったパッション・ナッキーがタッグを組む岩谷麻優に「初タッグですけど(笑)、相手チームよりも動きで魅せていければ。空中殺法出しちゃう?」と言うと、将来マスクウーマンを目指すという岩谷は「出します! オー!」と元気いっぱいに返事。さらに相手には男子レスラーである高木三四郎が入っているが、「(ゆずポンとのタッグで)浮かれているよね? じゃあウチらも高木さん以上の浮かれポンチで試合に臨みたいと思います!」と、何と目には目を歯には歯を作戦で行くことを示唆した。

2011年9月15日 14:18
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