都宮ちいがアイスリボンを退団!今後はミクロの名でフリーに。団体としての『19時女子』はアイスリボンと合併!番組として継続

110826_Iceribbon-1.jpg 26日、埼玉県蕨市のアイスリボン道場で、アイスリボンが記者会見を行い、都宮ちいがアイスリボンを退団することを発表した。都宮は8・28道場マッチをもって同団体を退団し、今後はリングネームを『ミクロ』と改めてフリーとして活動していくことになった。

 都宮ちい改めミクロは「今回、真琴さんが(アイスリボンを)退団(SMASHに)移籍ということで改めて考えました。自分はアイスリボンで結構自由に行動させていただいています。ですが、自分1人の力で何が出来るかを試してみたくなりました。真琴さんのような、海外の団体に移籍するための移籍ではなく、プロレスはいろいろな形があります。自分はそれをもっと勉強し、プロレスラーとしての幅を広げたく退団します。
 ......アイスリボンには、アイスリボンのスタイル、世界観があり、自分はそれを誇りに思っています。ですが、20歳になった自分がその中にまとまりつつあるのが、とても怖かったです。アイスリボンにいたからこそ、ドラゴンゲートの選手と絡めたり、アックスボンバーズに入れたり、五稜郭やカウントダウンプロレスなど、他の女子団体では味わえない経験をしました。だけど、上京してから3年間、朝から晩まで一緒にいた真琴さんが一大決心をしてアイスリボンを出て、夢を掴むために行動に移しました。私も行動に移し退団してフリーとして活動していくことをここに報告します。
 栃木から上京し、アイスリボンに練習生として入る時に、宇都宮から来た小さい子という理由でさくらさんからいただいた都宮ちいというリングネームをアイスリボンに置いていきます。今後は新しいリングネームとしてミクロという名前でやらせていただきます。"元アイスリボンの都宮ちい"ではなく、新しいリングネーム"ミクロ"として、今後とも私の活動を応援していただけたらと思います。本日26日の19時女子プロレス、27日、28日のアイスリボン道場マッチがアイスリボン都宮ちいとして(最後)の連戦となります。その連戦を多くの方々に見ていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします」と退団を決めた理由を語った。
 なお、ミクロというリングネームは「小さい」という意味から命名。ミクロとしてREINAやJWP、男子の団体にも参戦していきたいとのこと。9・15ミスター雁之助プロデュース興行『鬼神道』(新木場1stRING)でのミスターポーゴ戦がフリー第1戦となる。

110826_Iceribbon-2.jpg 続いて、Ustreamを活用した女子プロレス中継番組として活動してきた『19時女子プロレス』に関して、体制の変更と現在空位になっているIW19王座について発表があった。
 昨年5月に19時女子プロレスの代表である帯広さやかが肩のケガにより欠場してから、19時女子は実質アイスリボンの中継を行ってきた。同団体のタイトルIW19についても、王者だった都宮ちい(ミクロ)が返上したため、現在は空位となっている。そして、現在19時女子に参戦している選手がすべてアイスリボン所属選手であるのにも関わらず、すでにアイスのシングル王座として確固たる権威を築いているICE×60と、IW19を並行して争っていくのは難しいと判断したという。そこで改めて会社として検討した結果、19時女子プロレスの体制を変更することになった。
 会見に出席した帯広代表はしばらく黙っていたが、涙を堪えながらも下記の変更点を発表。

<団体として今後の変更点>
・団体としての19時女子プロレスは、アイスリボンと合併
・代表である帯広さやかは、8月26日をもってアイスリボン所属に戻る
・19時女子プロレスは「アイスリボンの中継を行う番組」として継続
・今後、番組は帯広とスタッフの牛木による2人体制で運営

<IW19の変更点>
・今後はアイスリボン管理のベルト(タイトル)となる
・4週間に一度の防衛期限を廃止
・指名された選手の拒否権なしを廃止
・挑戦資格はデビュー3年以内であり、19歳以下とする
・ICE×60と区別するために、アイスリボンにおける"Jrベルト(タイトル)"の位置づけ

※以下の4点は継続
・シングルマッチ19分1本勝負
・観客の有無にかかわらず、選手権試合はインターネットを通じて配信されるものとする
・場外カウントはカウント19
・時間切れ引き分けの場合は王者の防衛

 現在、IW19への挑戦資格がある選手は、つくし(初代IW19王者)、くるみ(参戦ポイントが最多の9ポイント)、長野ドラミ、帯広の4選手。そこで、近日中にこの4選手による第4代王座決定トーナメントを開催するという。トーナメント決勝はIW19の性質上、インターネット配信される予定。
 団体としてではなく、番組として継続される『19時女子プロレス』だが、基本的に未観衆マッチなのは変わらない。ただし、例えばアイスの選手である安藤あいかがMCを務め、つくしvs.くるみの試合を中継するなんてこともあり、これまでレギュラーだった帯広が出て来ない回もあるという。
 最後に帯広は「何も分からず、ただやってみたいという好奇心だけで開催させていただいていた19時女子プロレスですが、いつも自分の中にはアイスリボンを大きくするための19時女子プロレスという気持ちもあり、ライバルとして19時女子プロレスが大きくなって、アイスリボンの脅威になりたいとそういう風に思ってやってきました。
 ......19時女子プロレスという団体はなくなりますが、アイスリボンがいま以上に大きくなるためであれば、今......それが、その時なんだと思います。この1年間、私は本当に19時女子プロレスのために努力をしてきたのか!? そうやって自分に問いかけるならば、自分はもっと出来たはずだと思います。なので、今回のこの決断に関しまして、何が一番悔しいかといいますと、もっと出来たはずだと、努力が足りなかった自分に対して、それが悔しいです。
 でも、アイスリボンが大きくなるんだったら、19時女子プロレスが続くんであれば、自分はいろんなことをもっとやっていけるはずだと思います。......いまは......自分自身が悔しいです。今回84戦目でしたが、何も19時女子プロレスに対して出来ませんでした。ただ、試合をやっているだけでした。だからこういう形になりますが、アイスリボンをこれからもよろしくお願い致します。この機会を与えていただき、この1年2カ月、いろいろなことを考えることができました。自分は19時女子プロレスも、アイスリボンも大好きです」と号泣しながら、19時女子プロレス代表として最後の挨拶。
 なお、帯広は8・26の19時女子プロレスに参戦するが、それがアイスリボン所属復帰第1戦となる。

2011年8月26日 16:03
このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体