大地が故郷・岐阜でタイトル初挑戦することが決定!同日行われるオールスター戦は「意識しない」
20日、プロレスリングZERO1が同団体の道場にて記者会見を行い、まずは8月27日(土)セラトピア土岐にて行われる『破壊王7回忌特別大会・破壊王子橋本大地 故郷凱旋試合』のメインイベントで行われる、NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合、佐藤耕平&KAMIKAZEvs.大谷晋二郎&橋本大地調印式が行われた。
これが自身初のタイトルマッチとなる大地は、当然ながら調印書にサインをするのも初。それだけに大谷に「ここにサインするんだ」と、指摘をされる場面も。サインを終えた大谷が「この度は、私が一方的に考えて行動しましたが、こういう意味のある大会で、大地にもう一段階あがってほしいと。大切な大会というのもありますが、タイトルマッチとなると、僕でも未だに緊張します。そういうシチュエーションで大地がどう自分をだしていくのか。楽しみです」とコメントすると、続いて大地が「正直、大会の締めになる試合で、こういう風なチャンスを頂けたのは、感謝ですし、そのプレッシャーに打ち勝ちます」とコメント。
続いて王者組のKAMIKAZEが「大地の最近の試合で、彼の成長は感じています。俺たちは、戦っていても仲間だし、ただし俺は『受けてやる』って気持ちがあっても、隣(耕平)はないしね」と言えば、その耕平は「大地とは今日も午前中に(築地本願寺で)戦ったんですけど、かなり苦しくも、すげぇ顔しながら食らいついてきたんで。でも、ベルトとなると話は別なんで、叩き潰すだけです」と語った。
初めてのベルト挑戦の気分を聞かれた大地が「僕の記憶が確かなら、このベルトは僕の父が最後に巻いていたベルトだと思います。そういう事もあり、ここにそのベルトが目の前にある。だから何としても取りたいです。が、(KAMIKAZEの)ムーンサルトも、(耕平の)キックもその恐ろしさを知っているし、尊敬もしているので......」と応えると、大谷は「今の大地のコメントを聞いて、正直、(ベルト戴冠は)無理でしょうね。尊敬? そんなもんあっても、今は(心に)しまっときゃいいんですよ。さっきのKAMIKAZEのコメントを聞いて、『いける!』と思いましたね。今回は戦いであって、大地にも言いましたが、いい試合よりベルトをとるという結果。これが一番ですよ」とハッパをかけた。
それを聞いた耕平も「このベルトは俺らが命がけでとって、命がけで守ってきたベルト。橋本さんの大事な大会で、大地にとって大切な大会であっても、それは俺らも同じ。橋本さんが最後の試合前まで巻いていた、それこそ俺が用意して腰に巻いて出陣した最後の大事なベルト。だから、俺らは今、このベルトを命がけで守ってるんすよ。絶対に渡せない」と大地には負けないくらいのベルトへのこだわりを覗かせた。
8・27といえば、東京では日本武道館や両国国技館で、それぞれプロレス界あげてのビッグマッチが組まれているが、大地は「僕はまったく意識しません。選ぶのはお客さんであって、選手は誰でも頑張るに決まってます。僕らも、いや僕も頑張ります。プロレスを皆が一生懸命頑張るんで、プロレスを観て、皆が元気になってほしい」と力強く宣言した。
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