スターダム初の後楽園大会で奈苗や美闘らが赤いベルト争奪1DAYトーナメント!白いベルトは愛川vs.世IV虎で初代王者決定戦!

110702_Stardom-1.jpg 2日、都内某所でスターダムが『STARDOM × STARDOM 2011〜高橋奈苗デビュー15周年記念試合〜』(7月24日、後楽園ホール)のカード発表記者会見を行った。旗揚げから半年にして初の後楽園ホール進出に加え、高橋奈苗のデビュー15周年記念大会。さらに6・26新木場大会でお披露目された2本のベルトを争うビッグマッチの記者会見ということで、選手たちはそれぞれ思い思いの正装で出席。
 そして後楽園大会の全カードが下記のように発表された。ロッシー小川社長曰く「2つのベルトを巡る攻防が今後のスターダムのメインストリームになっていくので、この後楽園大会は非常に重要」と語り、ほぼ純血メンバーで後楽園大会を迎えられたことに自信を深めたようだった。なお、オープニングでは全選手入場式が行われるが、そこで奈苗のデビュー15周年記念セレモニーを開催。同期が集合するかもしれないという情報も......

▼第1試合 スターダム・ティーンズファイト 20分1本勝負
星輝ありさ/岩谷麻優
vs.
須佐えり/鹿島沙希

▼第2試合 キッズ・ファイト〜夢のプロレス物語・夏休み編〜3分間

vs.
ケニー・オメガ(DDT)

▼第3試合 ワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦 30分1本勝負
美闘陽子
vs.
X

▼第4試合 ワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦 30分1本勝負
高橋奈苗
vs.
"ラティーナ・センセーション"メルセデス・マルチネス

▼第5試合 ワンダー・オブ・スターダム王座決定戦 30分1本勝負
愛川ゆず季
vs.
世IV虎
※勝者が初代ワンダー・オブ・スターダム王者となる

▼第6試合 ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王 者]Leon(JWP)
vs.
[挑戦者]夏樹☆たいよう
※第4代王者Leonの5度目の防衛戦

▼第7試合 ワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント決勝 30分1本勝負
美闘vs.Xの勝者
vs.
奈苗vs.マルチネスの勝者
※勝者が初代ワールド・オブ・スターダム王者となる

110702_Stardom-2.jpg オープニングマッチは6・26新木場大会で待望の初勝利をあげた須佐が、同大会でデビューした期待の新人・鹿島とタッグを組み、デビュー前からタッグを組みたかったということでお揃いのコスチュームも新調したという星輝&岩谷の女〜AMA〜(仮)と対戦。鹿島が「キャリアはないが、初勝利をあげて乗りに乗っている須佐えりがいるので、私が足を引っ張らないようにしたい」と語ると、須佐は「いま私の考えは勝つってことしかない。岩谷には一本取ったので、次は星輝からフォールを取ります。女子高生として最後の夏なので、私にもファンの人たちにも思い出になる試合にする」と意気込みを語った。対する岩谷は「負けたときは信じられない気持ちばかりだったが、いまは気持ちを切り替えたので、次は自分が取りたい」と語り、続いて星輝が「この4人の中では1番若いんですけど、麻優ちゃんとのタッグはずっと前から楽しみにしていたので、この試合に勝ってこのタッグを継続させて、川崎なんちゃらとか、BYなんとかに勝ちたい! なお、星輝&岩谷のチーム名「女〜AMA〜」は、小川社長がありさのAと麻優のMAからAMAと命名したそうだが、まだ(仮)とのこと。
 そして同日、両国国技館でビッグマッチを開催するDDTとの連動企画として、DDT両国大会にはスターダムから愛川が参戦するが、スターダム後楽園大会には前KO-Dタッグ王者のケニー・オメガの参戦が決定。何と夢とキッズ・ファイトに挑むという。初の外国人選手との対戦が決まった夢は「対戦する選手はどんな選手か分かりませんが、後楽園で思いっきり暴れたいと思います!」とヤル気十分の様子で語った。

110702_Stardom-3.jpg そしてスターダムが新設した2本のベルトのうち、赤いベルトのワールド・オブ・スターダムは団体内外、国内外を問わず、女子プロレスラーの最高峰を目指すタイトルということで、後楽園大会では4選手による1DAYトーナメントで初代王者を決めることになった。トーナメントには"元祖赤いベルト"である元WWWA世界王者の高橋奈苗、スターダムを代表して美闘陽子、さらに全米15冠王者という実績を持ち、ROHやSHIMMERで活躍するメルセデス・マルチネスの参加が決定。1回戦で美闘と当たる選手は7・10千葉大会で発表される。
 6・26新木場大会で夏樹からフォール勝ちを収めた美闘は「私の相手がXになっているが、リベンジしたい相手がいるのでその選手に出てきてほしい。奈苗さん! 私、絶対決勝まで進むので、決勝で戦ってください!」と奈苗に宣戦布告。さらに元極真空手全国2位という実績を持つ美闘は、奈苗を倒すためにまだ見せていない空手の"裏技"を出すと予告。
 一方の奈苗は1回戦で当たるメルセデスの写真を見ながら「この赤いベルトは私のために出来たベルトだと思っているので、15周年記念をセレモニーだけで終わらないように、必ず勝ち進んでベルトを巻きたい。1回戦で当たるマルチネスは15冠ということだが、私もいろいろなベルトを巻いてきたので、15周年の相手として相応しいですね。自分がこれまでやってきた技術、体力、そして気力のすべてを賭けて倒したい」と言ったあと、「美闘陽子! 何か威勢のいいことを言っていたけど、お前どんだけ出来るんだよ! 結局お膳立てされてここに来ただけじゃん! みんなは結果を出してきたけど、お前はチャンスをもらえてラッキーだねって感じ。私はアンタがこのトーナメントにいるのも気に食わない。覚悟あるの?」と美闘に問い掛ける。奈苗の前に立ちはだかった美闘は「あります!」と即答。すると奈苗は「それだけのことを言うのなら、有言実行で必ず試合で見せてください! 私はプロレスの面白さ、楽しさ、厳しさ、そして悔しさを美闘に教えてあげたい」と言い放った。このトーナメントの決勝がスターダム初の後楽園大会のメインとなる。

110702_Stardom-4.jpg もう1つの白いベルト、ワンダー・オブ・スターダムは団体所属選手及び、参戦選手で争われるベルトということで、旗揚げ以降の活躍が認められて愛川と世IV虎が激突して初代王者を決めることになった。白い特攻服を羽織って登場した世IV虎は「この純白のベルトは清純で清潔感のあるウチのためのベルトだと思う」と言うと、特攻服を脱ぎ捨て何とフリフリがたくさん付いた白い"西野カナ風の私服"を披露! ほかの選手たちからも「えー!」という驚きの声があがる中、「今日の私服だってな、ウチのほうが100倍可愛いんだよ! ウチのほうがビジュアルクイーンだと思ってるんで、このベルトの自分のもんです。夜露IV苦!」と自信満々の様子で言い放った。
 世IV虎の私服を唖然とした様子で見つめていた愛川は「ふざけてるの? 自分を分かってないでしょ? 白って膨張色だからね! 世IV虎ちゃんは金のコスチュームが一番似合ってるんだから、アレを着ていればいいの。金ののべ棒さんには白いベルトは似合いません!」とバッサリ。世IV虎も胸元が大きく開いた黄色い服を着ていた愛川に対し、「テメーも似合わねぇだろ! そんな黄色いタヌキみたいな格好して! 私服でそんな胸出してんじゃねぇぞ!」と言い返すと、愛川は「正装だから(胸を)出してるの! 私の正装は出すの! 出してナンボでしょ! (世IV虎も)出しなよ!」とグラレスラーらしい反論。しかも世IV虎が着ていた、"西野カナ風の服"は実は愛川が鹿島に似合うと思ってあげたものだったことが発覚! 一本取られた世IV虎に対し、愛川は「このスターダムのベルトを世間に広めるのがグラレスラーの意義だと思うので、このチャンスは絶対に逃しません。こんなふざけた格好している人には負けません!」と言い切ったが、世IV虎も記念撮影の際、とびきりのアイドルスマイルを披露した。

110702_Stardom-5.jpg ハイスピード王座に挑戦することが決まった夏樹は「スターダムで新たに生まれ変わった夏樹と、JWPのトップに君臨したLeon。個人の闘いですが、団体を背負った闘いでもあります。後楽園では大会イチの名勝負を作り上げ、必ず自分がベルトを取り戻します」と語ると、王者として敵地で夏樹の挑戦を受けるLeonは「9カ月前に夏樹からこのベルトを獲って4度防衛してきた。夏樹とは9カ月ぶりの闘いとなるが、あの頃とはお互い立場も状況も違うし、自分はJWPの名に賭けても絶対に負けられない。ベルトの価値を高めるためにも必ず勝って防衛します。スターダムのお客さんにJWPのLeonをアピールして、次は高橋奈苗に挑戦してきてもらいたい」と発言。
 これを聞いた夏樹は一瞬にして顔色が変わると、「まだ試合もしていないのに、先のこと言っていたら足元すくわれるからね!」と宣戦布告。Leonも「キッチリ防衛するから楽しみにしておいてください」と反論し、早くもバチバチと火花が散った。
 なお、7・10千葉BlueField大会では星輝vs.鹿島のシングルマッチ、夢vs.岩谷のキッズ・ファイト、奈苗&美闘&須佐vs.夏樹&世IV虎&山縣優の6人タッグマッチ、さらにロイヤルランブル形式のスペシャル・バトルロイヤルが行われることが決定。愛川は胸部助軟骨を痛めたため千葉大会は欠場となる。

2011年7月 2日 18:18
このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体