チャリティー大会として行われることになった5・7LEGEND THE PRO-WRESTLING大阪大会で、初代タイガーvs.小林が決定!
7日、東京・掣圏真陰流興義館で初代タイガーマスクが記者会見を行い、5・7『LEGEND THE PRO-WRESTLING』(大阪府立体育会館第二競技場)で"虎ハンター"小林邦昭とシングルマッチを行うと発表した。
両者が対戦するのは、2007年9月21日に行われたリアルジャパンプロレス後楽園ホール大会以来、3年8ヵ月ぶり。その際はタイガーが勝利している。
当初、初代タイガーは今大会から世界中のマスクマンとシングルで対戦する『初代タイガーマスク覆面5番勝負』を行う予定でおり、特別レフェリーとして小林にオファーしたところ、小林からは「レフェリーではなく、直接闘いたい」という意外な返事がかえってきた!
しかしタイガーは小林との対戦に否定的だったが、「長州さんと藤波さんの試合に触発されたんでしょうけど、最初は『本気で言っているの?』と思ってて。『じゃあ、エキシビジョンでやるか』と言ったら、小林さんは『本気でやりたい』と。ただ、そのために物凄い練習を積んでいると話を聞いたので、『それならいいんじゃないか。どれぐらいの覚悟があるのか分からないけれど、やるんだったらやればいい。それなりにこちらも対処しよう』と考えるようになりました」と、小林の本気度を知って対戦を承諾したという。
なお、1・10後楽園大会に続き、大阪大会でもシングルマッチを行う藤波、長州と話し合いを進めた結果、5・7大阪大会を『東日本大震災復興支援チャリティー大会』として開催されることが決定。収益の一部は日本赤十字社を通じ被災地への義援金にあてられ、また、会場には募金箱を設置し、被災者への義援金を募る。
タイガーは「藤波さん、長州さんと話し合いって、何か僕たちもやりたいなと。長州さんは『北海道から九州まで回って募金を集めたい。俺たち3人でやれば絶対集まるよ』とおっしゃっていました。それを聞いた時、この人の意気込みは凄いなと思ったんですが、僕にとっても今回は単なる初代タイガーマスクと小林邦昭の闘いではなくて、この大会によって東日本を何とか助けてあげたいという気持ちが心にあるんです」と語った。
ヒザの負傷も回復してきているというタイガーは、「大阪のファンの方々にお願いしたいのは、東日本を助けて欲しいと。そのためにもいい試合をしたい。お互い50代ということで前のような試合はできないでしょうけど、小林さんは凄い練習しているということなので、そういう部分には期待しています」と、いま出来る最高の状態でタイガーvs.虎ハンターの試合を見せたいと意気込みを語った。
素顔の佐山サトル個人としても、被災地の人々が苦しんでいるPTSD(心的外傷後ストレス障害)を治療すべく、旧知のドクターと共に現地に行く計画をしているという。また、「自分たちが何ができるのかとなると、僕らはプロレスしかないんじゃないかなと思います」という言葉からも分かるとおり、初代タイガーマスクとしてはプロレスを使って長期的に復興の支援をしていくとのこと。
また、藤波、長州からも下記のようなメッセージが届いた。
藤波辰爾
「この度の東日本大震災で被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。
5月7日のレジェンド大阪大会を復興支援チャリティー大会として開催することを3人で決めました。
元々レジェンドを立ち上げた主旨も、日本を元気にするということでスタートしましたので、少しでも被災された皆様に大阪から元気を与えられればと思います」
長州力
「この度、3月11日に宮城県三陸沖を震源とした東北地方太平洋沖地震におきまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
東北地方の方々にはいつも暖かい声援をいただいました。また「長州力」という名を育ててくれた土地でもあります。とても感謝しています。
その感謝を今は自分達が皆さんにお返ししないといけない時だと思っています。
復興にはまだまだ時間がかかると思います。そして問題も山積みであります。だからこそ自分達も長期に渡って復興支援を継続していけるプロジェクトを作りこれから活動していくつもりです。
今回の大地震で大変な被害にあわれた東北地方の復興が1日でも早く来ることを信じています」
LEGEND THE PRO-WRESTLING実行委員会
LEGEND THE PRO-WRESTLING
日時:5月7日(土) 開場:15:00 開始:16:00
会場:大阪府立体育会館第2競技場
▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
AKIRA(フリー)/ニャムジャブ・ロブサンドルジ(ドラディション)
vs.
エル・サムライ(フリー)/倉島信行(ドラディション)
▼第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
ヒロ斉藤(ドラディション)/ベアー福田(フリー)/藤田峰雄(フリー)
vs.
アレクサンダー大塚(ACDC)/間下隼人(リアルジャパン)/斉藤彰文(リアルジャパン)
▼第3試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
泉田純至(フリー)/菊地毅(フリー)/橋誠(フリー)
vs.
ブラックタイガー(フリー)/スーパー・タイガー(リアルジャパン)/タイガー・シャーク(リアルジャパン)
▼第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
大森隆男(フリー)/石井智宏(リキプロ)
vs.
本間朋晃(新日本プロレス)/関本大介(大日本プロレス)
▼第5試合 シングルマッチ45分1本勝負
初代タイガーマスク(リアルジャパン)
vs.
小林邦昭(新日本プロレス)
▼第6試合 シングルマッチ60分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)
vs.
長州力(リキプロ)
※大会収益金の一部は日本赤十字社を通じ被災地への義援金とさせていただきます。
※会場に募金箱を設置し被災者への義援金を募ります。
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