安田忠夫が引退興行実行委員会と金銭トラブルで決裂し、ブラジル行きを拒否!

110301_Yasuda.jpg 1日、安田忠夫引退興行『日本とプロレスにおさらばします』(2月4日、後楽園ホール)を主催した安田忠夫引退興行実行委員会が、引退興行の収益に関して安田と実行委員会サイドがトラブルになり、当初引退後にブラジルに渡って子供たちに相撲を教える予定だった安田が、ブラジル行きを拒否したことを明らかにした。

 そもそも大会開催発表会見の時点で、「お金については安田さんは触らない」という約束になっていたため、安田には引退興行の収益の数字を教えていなかったが、安田は「自分が主催者なのに収益の数字を教えてくれないんだ」と言い出し、実行委員会側と口論になった模様。そこで実行委員会は200万円近い収益が出たことを伝えた上で、ブラジルへの視察や本格的な移住の資金に回すと使い道を説明したという。
 しかし安田は先月の24日になって「収益の半分はもらわないと最初から引退試合は受けなかった」と言い出したという。そこで実行委員会は安田との交渉には応じないことを決めたが、安田は26日に「絶対にブラジルには行かない」という連絡を入れ、結局ブラジルに渡る予定になっていた28日になっても空港に姿を現さなかったようだ。
 すでに実行委員の田崎健太氏(Son-God-Cool代表)はブラジルに先乗りして、安田を迎える準備に取りかかっていたが、安田がブラジル行きを拒否したため現地での受け入れ先や会談を予定していた関係者等に事情を話してお詫びをしてから帰国する予定とのこと。なお、実行委員会は残った収益については、経費を差し引き、しかるべき施設に寄付することにしたという。

2011年3月 1日 17:14
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