新空手の久保坂代表が東京本部道場オープン!「有望な小中学生が育っているので、プロの世界でも世代交代が起こりますよ」

110207_SinKarate-1.jpg 7日、東京・白金台で全日本新空手道連盟・KSS健生館の東京本部道場が道場開きを行った。新道場には、新空手の創始者であり初代代表の神村栄一氏を始めとする関係者やKrush実行委員会の宮田充氏、新空手出身のK-1ファイター山本優弥らが集まった。

 KSS健生館を主宰する久保坂左近代表は、現役時代は新空手の代表選手として数々の大会で優勝を飾り、K-1MAX出場やキックのWPKC世界王者に輝くなどプロのリングでも活躍。その後、KSS健生館を開設して後進の指導に当たると共に新空手の西日本代表に就任して新空手の普及に尽力。K-1公式レフリーとして数々の試合を裁くなどプロのリングでも活躍している。
 先頃、新空手道連盟の第二代代表に就任することが発表された。待望の東京本部道場の開設と、第二代新空手代表就任が重なった久保坂代表。京都の総本部と東京本部の往復で多忙な日々を送ることになるが「これまでも日帰りで東京に指導に来たりしていたので」と笑う。

 「東京本部道場は白金台という場所柄、子供と女性が多いので、少年部(3~6歳のリトルキッズクラス、幼年~小学生のキッズクラス)と女性のフィットネス(女性限定キック&ボクササイズクラス、男女問わずのキック・ボクシングエクササイズ)に力を入れていきたいですね。
 新空手ではまず『礼儀正しさ』を身につけさせています。大会においても厳しく指導しています。
 今、選手の育成システムが出来上がっています。小学生は顔面パンチなしから始めて、中学生から顔面パンチに慣らして、高校生で大人の大会に出られるぐらいの実力が付く。現在、Krushで活躍している野杁(正明)がそのパターンで中学生の頃に『強い子が出てきたな』と思っていたら高校生になるとすぐに活躍し始めましたからね。今、その下の小中学生がどんどん育ってきていますから、新空手出身の選手たちがプロの世界にさらなる世代交代が起こすかもしれませんよ(笑)。
 新空手を残していくためにも土台となる道場が大事です。新空手、KSS健生館を日本全国に広げいきたいですね」

110207_SinKarate-2.jpg 現在、プロで活躍している野杁正明や日下部竜也はとても礼儀正しい。彼らのような「空手」という武道を経験してきた選手たちがトップとなれば、プロの格闘技界のムードも変わることだろう。
 新空手とKSS健生館が日本の格闘技界を大きく変えていくかもしれない。さらなる発展を期待したい。(スポーツライター・茂田浩司)

KSS健生館東京本部道場
港区白金台3-14-4 LBビル4F
都営三田線/東京メトロ南北線白金台駅1番出口より徒歩0分(すぐ左横)
問い合わせ TEL 0120-249-880
詳   細 http://www.kenseikan.co.jp

※新空手とは、ボクシンググローブ着用、顔面へのパンチを認める実戦的な空手ルールを追求する団体。参加選手のレベルに応じてK-2ルール、K-3ルール、K-4ルールなど初心者でも参加出来るようにルールを細分化。また試合を通じての精神的な成長を第一義として「おはよう、ありがとう、ごめんなさい。礼の基本は3つのあいさつ」を標語としている(新空手道連盟HPより抜粋)
 また、武田幸三、山本優弥、大月晴明ら数多くのプロ選手を輩出している。

2011年2月 7日 23:01
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