元横浜ベイスターズの4番打者・古木克明が、オロゴン弟相手に大晦日格闘家デビューが決定!

101221_Dynamite-1.jpg 21日、都内某所で大晦日に行われる『Dynamite!!〜勇気のチカラ2010〜』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。この日新たに カード発表され、大会まであと10日の時点で11カード決定した(全14〜15試合を予定)。

▼DREAMウェルター級ワンマッチ5分3R(77kg契約)
古木克明
vs.
アンディ・オロゴン

 古木は1998年にドラフト1位でプロ野球・横浜ベイスターズに入団し、4番打者としても活躍。2009年に現役を引退後、格闘家転身を発表してSMASHの格闘技部門に入団。6月にはアマチュアDEEPで長南亮とエキシビジョンマッチを行ったが、今回『Dynamite!!』でのプロ格闘家デビュー戦が決まった。
 アンディは2009年『K-1 WORLD MAX〜日本代表決定トーナメント〜』で小比類巻太信に判定で敗れて以来、試合から遠ざかっており、久しぶりの大晦日イベント出場となる。しかも総合ルールは、2008年の『Dynamite!!』での坂口征夫戦以来となる。

101221_Dynamite-2.jpg 笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは「過去プロ野球やメジャーリーグから参戦したきた選手はたくさんいたが、古木選手の場合はこの1試合のために入ってきたのではなく、この世界でトップに立つことを目指して入って来ている。その辺が違う。アンディ選手もいわゆるイロモノ的な扱いをされていたが、デビュー戦の結果が見方が変わった。今度は立場が変わって。アンディ選手が身をもって格闘技の厳しさを教えてもらえばと思う」と語った。
 そしてやや緊張した面持ちの古木に対し、アンディはニヤリと笑いながら野球のバットを持って登場。メチャクチャなフォームで素振りをしたアンディは、バットを古木に贈呈してみせた。古木は「10月にデビューをする予定だったのですが、自分が骨折してしまいそのチャンスを逃してしまった。ようやくデビューが出来る、しかも最高の舞台でデビュー出来ることに感謝しています」と感慨深げな様子で語った。対するアンディは「久しぶりの試合で、またDynamite!!に帰って来られたのが、不安はあるが1番楽しみ。堂々と格闘技の厳しさを見せつけたいと思います」と語ったが、2009年から今年の6月まではずっとアフリカに帰っていて牛の面倒を見ていたため、格闘技の練習をしていなかった点が不安だという。
 「どういう試合を見せたいか?」と聞かれた古木は「きっと野球人というイメージがあると思うが、リングに立つ以上は会場のファン、お茶の間のファン、そして野球ファンにも格闘家・古木克明になったっていうのをアピールしたい」と答え、デビュー戦のアンディに関しては「打撃が素晴らしいし、バネもあって、いい選手だと思います。どういう勝ち方か分からないが、この1年間やってきたことをすべて出すつもりです!」と語った。
 これを聞いたアンディも「ほかのスポーツやってトップに立った選手は、何をやっても出来ると思うので、一般の人と比べれば出来ると思うのでナメちゃいけない。それに元々プロの世界でやってきたので、彼がいいものを持っていないとDynamite!!には出られないと思うので、僕も格闘技の先輩として負けちゃいけない。1秒でも早く勝ちたい。1本で勝ちたい」と相手がデビュー戦とはいえ、かなり警戒している様子。古木も寝技よりも立ち技のほうが得意とのことなので、アンディとは手が合いそうな雰囲気。

101221_Dynamite-3.jpg 古木は、改めてプロ野球から格闘技の世界に転身した経緯を「プロ野球選手のときに思うような成績が収められず引退してしまいましたが、その後たまたま出会ったのがSMASHという団体。まだ身体も動くし、元気なうちにやれることをやりたい、もう一度花を咲かせたいと思い、格闘技の世界に入ることにしました」と語ると、レッドソックスの松坂大輔投手など同い年に選手たちには「ありのままを見てほしい。セコンドについてくれたら嬉しいですね」と語った。なお、友人で俳優の高岡蒼甫さんには昨年から「もしDynamite!!に出られるならセコンドについてほしい」という話をしているという。
 記念撮影の際、上着を脱いでその筋骨隆々の肉体を疲労した古木だが、当初は体重が88kgあったため、初の減量を体験している最中だという。相手が軽量級のアンディということもあり77kg契約となったが、元々77kgまで落とす計画はあったため、現時点で82〜83kgまで落ちており減量は順調とのこと。この1年間古木の練習を見て来た小路晃によると、石井慧と合同練習をしたり、シアトルでミニキャンプを行い、桜井"マッハ"速人らとも練習を一緒にやってきたが、「精神面が強いもがプロ向き。打撃の突進力がスゴイのでヴァンダレイ・シウバみたいになってほしい」と太鼓判を押した。

2010年12月21日 17:58
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