12・30『戦極』でもSRCvs.DREAMが決定!互いに実力を認め合いながらも、金原と前田は舌戦を展開!

101217_Sengoku-1.jpg 17日、都内某所でワールドビクトリーロード(以下WVR)の『戦極〜Soul of Fight〜』(12月30日、有明コロシアム)の記者会見が行われた。まずWVRの向井徹代表が、下記の追加決定カードや変更カードなどを発表した。なお、大晦日に行われる『Dynamite!!』ではミノワマンvs.泉浩のDREAMvs.SRC交流戦が行われることが発表されたが、『戦極』でも交流戦が3試合行われることが決定。その中からまずは2カードが発表された。

<追加決定カード>
▼SRCvs.DREAM交流戦フェザー級ワンマッチ5分3R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
vs.
前田吉朗(パンクラス稲垣組)

▼SRCvs.DREAM交流戦ライト級ワンマッチ5分3R
真騎士(SRC育成選手)
vs.
パーキー(CMA KOREA)

▼女子MMA(61.0kg契約)SRCレディースルール5分2R
赤野仁美(AACC)
vs.
ロクサン・モダフェリ(フリー)

▼女子MMA(48.0kg契約)SRCレディースルール5分2R
滝本美咲(空手道禅道界横浜支部)
vs.
エイミー・エイビス(Davis Muay Thai)

<変更カード>
▼ヘビー級(86.18kg超)戦極ムエタイルール3分3R
ファビアーノ・サイクロン(TARGET)
vs.
アンドリュー・ペック(ユニバーサルキックボクシングジム)

 上記のカードのほかに、SRCvs.DREAM交流戦にDREAM側からウェルター級の長南亮の参戦も決定(対戦カードは近日発表)。女子MMAのほうはもう1つビッグカードが予定されているとのことで、30カードを目指してマッチメークしているとのことだが、終了時間のことを考えると残り2〜3カードを追加して、最終的には28〜29カードになる模様。
 また、当初ムエタイルールでサイクロンと対戦する予定だった野地竜太だが、事務局側の手違いにより出場がキャンセルになったためカードが変更になったと発表された。

 会見に出席したFEGの谷川貞治代表は「今年の大晦日は30日が戦極さん、31日が私どもDynamite!!ということで、年末格闘技が一気に行われる。去年は対抗戦を行ったが、今年は日にちもズレたことだしいい形で交流していこうということになった。今後もこういった交流戦をやっていければと思っているが、Dynamite!!のほうがマッチメークに時間がかかってしまい戦極さんにもご迷惑をかけたが、前田選手、パーキー選手、長南選手はDREAMのスタッフが戦極さんと調整して出場することになった。格闘技界は元気がないと言われているが、2日間の合計で45試合くらい格闘技の試合が組まれると思うが、本当に盛り上げてこの中で一番インパクトがあって、いい試合は自分の試合だと言われるように、戦極さん、Dynamite!!関係なく選手には頑張ってもらいたい」と挨拶すると、多忙のため早々に退席。

101217_Sengoku-2.jpg 選手からは前田、金原、真騎士、そして16日にリリースでSRCミドル級ワンマッチ、マメッド・ハリドヴ戦が決まった佐々木有生が会見に出席。前田は「今回は31日に出る気マンマンだったのですが、DREAMのほうから『30日に行って来い』ってことで。いま交流戦と聞いたんですが、僕は『行ってやってこい!』として言われていないので、ヒットマンとして乗り込ませてもらいます! 30日はグシャグシャにいかせてもらいます」と言って金原のほうをチラリ。
 対する金原は「2年連続対抗戦の選手に選ばれたが、僕が思うDREAM軽量級のトップは去年やったボスの(山本)KIDさんだと思うので、何でまた前田さんとやらなきゃいけないのかって謎なんですけど、まぁ今度は戦極を守る主じゃないですけど、そんな感じで軽くやってやろうと思っているので覚悟しておいてください」と前田に向かって宣戦布告。これには思わず前田も苦笑いを浮かべ、金原のほうをチラリ。思わず「ナメられてるんだなぁって思う」と吐露した前田は、「(DREAM側から言われたのは)『刺してこい』じゃないですね。『やってこい』ですね。あまり対抗戦って感覚はなくて、単純に金原選手と試合をするって感じなんですけど、さっきの話とかを聞いていてヒットマンとしての自覚が......」と徐々に火が付いてきた様子。
 バチバチ火花を散らした両者だが、相手の印象を聞かれると前田は「戦極(フェザー級)の初代チャンピオンですよね。よく動く選手という印象ですね」とコメントし、金原も「面白い試合をするしよく動くし、噛み合うと思う」と、かつて一緒に練習をしたこともあるため、お互いに実力は認めているようだ。とくに6月のマルロン・サンドロ戦以来の総合の試合となる金原は「去年とは気分が全然違う。去年はベルトを持っていたので背負うものが大きかったが、今回はラクですね。すごいラクです! 自分の中ではただのワンマッチだし、(前田は)すごくいい選手なので自信を持っていい試合になると言える。半年ぶりですけど、あの試合(サンドロ戦)は全然競ってないので、試合をするのが1年ぶりぐらいの気持ち。30試合あるので30試合分の1にならないように、ベストバウトを狙いたい。前田選手との試合なら獲れると思うんだよね!」と対抗戦というよりは、好敵手といい試合が出来ることに自信を持っている様子だった。
 さらに同じ日にサンドロvs.日沖発のフェザー級チャンピオンシップがあるだけに、金原は「僕は31日の所vs.渡辺一久戦のほうが気になります(笑)。それは冗談として、あのトップの2人にはもう1回絡みたいので(前田戦は)落とせないですね」とも語った。

101217_Sengoku-3.jpg また、パーキーから届いた「私はこの試合を対抗戦とは思っていない。なぜなら私が一方的に実力を披露するように試合になるから」というメッセージを聞いた真騎士だが、「ボクは30と31日は1つだと思っているので、全力で勝って来年に向けて頑張りたい。(相手が)DREAMの選手だからしっかり勝たないといけないと思っています。オモシロイ勝ち方じゃないといけないね」とマイペースな発言。
 現在アメリカで練習をしている長南からは「DREAMからSRCを潰すように指示されているので、その指示を遂行しようと思う。DREAM代表として全力で潰しに行くので、SRCの選手は覚悟しておいてください」というメッセージが届いた。

2010年12月17日 18:48
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