プロレスデビューを控えている愛川ゆず季に、NOSAWA論外がジャベと超高校級ラ・マヒストラルを伝授!

100922_Yuzupon-1.jpg 22日、新木場1stRINGで『愛川ゆず季プロレス・デビュー戦〜ゆずポン祭〜』(10月31日、新木場1stRING)で高橋奈苗を相手にプロレスデビューすることが決まっている愛川ゆず季が公開練習を行った。
 この公開練習では『NOSAWA BOM・BA-YE!6~論外のオールスター戦2010~』(10月8日、後楽園ホール)で愛川が5分間のデモンストレーションを行うことになった縁で、東京愚連隊のNOSAWA論外が愛川に本場・メキシコ仕込みのジャベ(関節技)を伝授することになった!

 愛川がプロレスの練習を始めた頃、2回くらい練習を見たという論外は「最初は正直どうなのかなと思ったけど、頑張っていると聞いたので。本当は自分の持っている技術は教えないですけど、ギャラが高いので(笑)メキシコで手に入れたジャベと超高校級ラ・マヒストラルを伝授出来れば。伝授までいかないかもしれないけど、デビュー戦やデモンストレーションの足しになれば」と語ってから愛川にコーチを始めた。
 論外はまずハンマーロックから相手を丸め込み、グラウンド卍固めに捕らえるジャベを伝授。この技は相手が逃れようともがいた場合、回転してロープを遠ざけたり、クロスフェースに移行出来たりと非常に便利な技だが、技の入り方が非常に独特でなかなか難解! 論外はFUJITA相手にまずは何回か技を披露。愛川は見よう見まねにやってみるが、さすがにそう簡単に出来るものではない。しかし論外の教え方が非常に分かりやすいこともあり、すぐに要領を掴んだ愛川は愛川から見れば大きな体をしているFUJITAをクルリと丸め込み、グラウンド卍に捕らえてみせた。
 続いて論外にとっては"虎の子"である本家ネグロ・カサスから会得したラ・マヒストラル(論外の場合は超高校級ラ・マヒストラル)を愛川に伝授! 何と門外不出の"コツ"までこっそりと愛川に伝授したことで、愛川はあっという間にラ・マヒストラルが出来るようになってしまった。いまやポピュラーな技となったラ・マヒストラルだが、さすがに本家カサス直伝のラ・マヒストラルはひと味もふた味も違う。つなぎ技ではなく完璧なフィニッシュホールドだ! それだけに愛川の場合はまだまだ技の完成度が甘く、例え丸め込みに成功しても恐らくキックアウトされてしまうだろう。そこで論外は「練習して僕が教えたことがちゃんと出来たらデビュー戦でも勝てるんじゃないかな? もし気に入って使うようなら大事にしてください」とラ・マヒストラルへの思いを語り、練習で技の完成度を高めることに期待を寄せた。

100922_Yuzupon-2.jpg そして論外は最後に愛川の柔軟性が活かせる技として、ルチャリブレでは伝統的な技であるカバージョ(キャメルクラッチ)を伝授。一見簡単に見えるカバージョにもいろいろとコツや応用がある。愛川も論外からそのコツを真剣に聞きながら、柔らかい自身の体をグッと反らしてカバージョを決めてみせた。
 練習を終えた論外は「僕らが教えたことが全部正解じゃないですけど、僕らがやってきたは間違っていないと思うので、短い時間だったですけど今日やったことはプラスにはなると思う。練習して出来るようになったら、ぜひ10月8日のデモンストレーションでも見せてもらいたい」と愛川にエールを送った。
 そして「最初見たときと比べると、努力されているのが分かったので頑張ってもらいたいです。デビュー戦も観に行きます!」と言ったのだが、愛川がデビュー戦を行う10月31日、論外は大鷲プロレスに出場が決まっており、観戦は不可能! 慌てて「あっ! テレビと雑誌で観ます! DVD買います!」と弁明。さらにデビュー戦の相手が高橋奈苗と聞いた論外は「えっ!? ......まぁ(苦笑)高橋奈苗選手といえば、女子で一番勢いがあって体の大きな選手だと思うけど、(スチュワーデス物語の)ノロマなカメじゃないですけど、努力をしている人間には必ずいいことがあると思うので。今日もポイント、ポイントでしか教えなかったんですけど、それを試合に出せれば『もしかしたら!?』っていうのはあると思う。せっかくなので3つ教えたうちの1つでも出してもらえたらいいなと。今日教えた3つは、本当に覚えてしまえば勝てない技ではない。あとは本人の努力だと思う」と、これまで幾多の大物選手からフォール勝ちを取ってきた論外らしいコメント。

100922_Yuzupon-3.jpg 愛川にとっては10・8『NOSAWA BOM・BA-YE!6』が、初めてお客さんの前でリングに上がる場となるわけだが、論外からは「後楽園という大きな場所なので、(デビュー戦の)宣伝も兼ねて僕の場所を利用してほしい。プロレスファンがいっぱい来るので、その中で頑張ってますってところを見せて、1人でも2人でもデビュー戦にお客さんが観に来てくれればいいのかなと思う。デモンストレーションは華やかに"歌舞いて"もらいたいですよね。目立ってもらいたいです! そういうのがある中で、僕らも負けたくないっていうのが結果的に盛り上がると思うし、何かスゴイことやってくれるでしょう(笑)。5分間で初めてお客さんに何を表現出来るかだと思うので、自分の希望としては『5分で試合します!』とか言ってくれると嬉しいですね(笑)」とハードルを上げた。
 それを聞いた愛川は「せっかくNOSAWAさんにいただいたチャンスなので、みんながゆずポン祭に行きたいなと思ってもらえるようなデモンストレーションを、風香さんと一緒にやって盛り上げていきたいなと思います」と意気込みを語った。 

2010年9月22日 16:45
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