今年のWORLD GPはK-1としての土台固めに多くの時間と労力を費やしたため、思うように世界予選が出来なかったと説明した谷川EPは、ファン投票や関係者の意見で残りの選手を決めていくとした。
　ファン投票ではピーター・アーツやグーカン・サキ、メルヴィン・マヌーフといった選手が票を集めているそうだが、投票の多い選手に随時オファーをしているという。そのためこの日発表されたカードはFIANL16の8試合中2試合のみで、残りの6試合は来週早々に発表されるとのこと。
　この日発表されたのは、昨年MMAからK-1に本格参戦し、いきなりWORLD GPで3位という好成績を収めたことで、今年は優勝候補と言われているアリスター・オーフレイムのカード。その相手は今年のオセアニアGPで優勝し、ヨーロッパの関係者からも「意外と危ない！」と注目されているというベン・エドワード。谷川EPも「1Rに一発当たればアリスターも危ない！」と分析。
　続いて発表されたのが、昨年のWORLD GPでベスト8に残ったジェロム・レ・バンナvs.現K-1ヘビー級王者の京太郎の一戦。4月にはアーツをKOしてみせた京太郎だけに、ここでバンナを倒せばK-1レジェンド2連覇となり、ヘビー級王者としてハクが付く。京太郎は「とりあえず勝っちゃって念願の抽選会に進みたいです。ジェロム選手が引退するまでに闘いたかったので、僕が幕を降ろしてあげちゃってもいいです」と、らしいコメント。
　なお、WORLD GPの翌日に行われるK-1WORLD MAXのカードは、今週末には発表される予定。63kg級の試合も日韓対決を中心に行われる予定の上、DREAMの試合も行われる可能性があるとのこと。