風香プロデュースの新団体『スターダム』に、奈苗や夏樹、ゆずポンらが参加!所属選手11名で来年1月旗揚げ!
7日、都内某所で女子プロレスに携わる仕事をして32年のロッシー小川氏が代表を務め、今年3月にプロレスを引退した風香がGM(ゼネラル・マネージャー)として参加する女子プロレスの新団体『スターダム』の設立発表会見が行われた。
会見には小川代表、風香GMのほか、自他ともに認める現在の女子プロレスで実力No.1の高橋奈苗や、10・31『ゆずポン祭』でプロレスデビューすることが決まったグラビアアイドルの愛川ゆず季ら11人の所属選手が参加(練習生を含む)。平均年齢21歳の最年少集団ながら来年1月の旗揚げを目指すことを発表した。
小川代表は団体設立に至った経緯を、今年3月に風香が現役を引退したあと、先日の会見で発表されたグラビアアイドルの愛川ゆず季をプロレスデビューさせる計画がスタート。その際、小川代表から風香にコーチを依頼したのだが、愛川の練習をする度に風香が「風香を見てプロレスラーに憧れた」という少女たちを連れてきて練習に参加させるようになったという。徐々に人数が増えていき、ついに風香から「私が人を集めるので、団体を作ってください」と言われた小川代表が団体設立を決意。
「いまの女子プロレス界最大の問題は新しいスターの不在。スターダムの役目としては新しいスターを輩出し、業界を活性化させることだと思う」と語った小川代表は、「やるからには女子プロ界のセンターを目指す」と力強く宣言。その小川代表に団体設立を懇願し、自らもGMとして参加することになった風香GMは「この団体は新人が大半を占めている若い団体だが、いま女子プロレスで課題になっている新人育成がここでは着実に進んでいる。その中で女子プロレスの本物である高橋奈苗さんや夏樹☆たいようさんに来てもらって、格闘技界からも長野美香さんに協力してもらって、選手の層に厚みが出てきたと思う。私が言っている"女子プロレスの時代を3年以内に作ります"という公言を、このメンバーで必ず実現さえようと思っています」と意気込みを語った。
これまで基本的にフリーとして女子プロレス界の中心で活躍してきたが、今回団体に所属することになった奈苗は「年内いっぱいでフリー活動を終了して、来年からこの団体に所属することにしました。私は元々全日本女子プロレスという団体で育ったので、やはり"団体プロレス"というものにすごく愛着があります。来年からは女子プロレスも動いてきて、とくに団体プレレスこそが力を発揮出来る年になると思っています。なのでここで私の熱い女熱とパワーを持って、この団体を大きくしていけたらと思って参加しました。私もいままでの道のりを知っている方には賛否両論、否定的な意見もあると思いますが、そんな意見さえも正解に持って行けるように必ず私がします! 不安な部分も多いですが、必ずを答えを出します!」と語った。スターダムを選んだ決め手は「明るい未来が見えたことと、自分の家を作りたかった。風香がこれだけの人を集めたところに将来性を感じた。風香とは何かと縁があるし、私が14年培ってきたことをこの子たちに教え込めば、きっと世界一の団体になる」と説明した。
なお、パッション・レッドというブランドは終わらせることなく、「所属になっても安定は求めていないので、どんどん勝負していきたい」と、これまで通り他団体にも積極的に参戦していくとのこと。同じパッション・レッドの夏樹も「フリーとして長くやってきたが、これからはしっかりと団体に所属してやっていく。これまで直属の後輩というものを持ったことがなかったが、ここで下の子たちを育てつつ、いままで養ってきたパッションをこの団体でさらに磨きをかけていきたいと思っています」と語った。
奈苗、夏樹、10・31にデビューする愛川、総合格闘技ではジュエルス所属ながら来年からのプロレス活動はスターダム所属として行う長野美香以外の選手は現時点では全員練習生だが、美闘(びとう)陽子(写真の後列左から4人目)は身長が170cmある上に極真空手で全国2位の実績を持つ近未来のエース候補! 自らも「スターダムのエースになれるように頑張ります」と意気込みを語った。
世IV虎(よしこ=写真の後列左から3人目)はあんこ型の体型ながら俊敏な身体能力を持っている上、「中学の頃はいろいろあって親に心配かけたが、プロレスで生まれ変わりたい!」と語るようになかなかのキャラクター。現役中学生の星輝ありさ(写真の後列右から2人目)と、8・29『Girls S-cup2010』で女子キッズスペシャルマッチを行った現役小学生の夢(はるか=写真の前列右から1人目)は2人とも、シュートボクシングの練習とプロレスの練習を両立しており、団体名通りまさにスター候補揃い!
そして各選手が意気込みを語る中、「Hな気持ちにさせちゃうぞ、Hカップの北條まみです!」とセクシー系タレントらしくブチまかした北條まみ(写真の右端)は、8月のお盆過ぎから練習に参加したそうだが、スターダムに参加するキッカケになったのはやはり事務所の先輩である愛川の存在。タレントとしてデビューしたときは雲の上のような存在だったという愛川に対し、「いま愛川さんと同じ土俵に立てる場を与えてもらって......いずれ愛川さんに勝ちたいというのが目標です!」といきなり下克上宣言!
それを聞いた愛川は小川代表からマイクを奪い取ると、「まみちゃんには絶対に負けないように頑張りたいと思います!」と言い返す。さらにそのまま「あと高橋奈苗さんが出られるということで、はじめまして愛川ゆず季です。たぶんスターダムという団体を立ち上げて、私たちみんなと対戦すると思うんですけど、一番最初に練習をはじめたのは私ですし、10月31日のデビュー戦もしよければお願いしたいのですが......」とデビュー戦の相手をしてくれと奈苗にその場で直訴!
奈苗は厳しい表情のまま「現時点で女子プロレス界のトップにいると思っているんですよ。私を相手にするということは生半可なことではないということを分かっているのならば」と逆に愛川に尋ねる。すると愛川は「ハイ。残り2カ月死ぬ気で頑張りますし、練習もまだまだ基本の状態ですけど、出来ることは一生懸命やっていきますので、ぜひよろしくお願いします!」と食い下がる。それを聞いた奈苗は「分かりました。デビュー戦、やりましょう」と快諾。
風香GMも「もう時間がないのですが、ここでそれだけ言うくらいの気持ちがあるなら、あと2カ月死ぬ気で頑張ってもらって、(奈苗から)プロレスの怖さや面白さを教えてもらえたらいいと思います」と認めたため、その場で10・31『愛川ゆず季プロレス・デビュー戦〜ゆずポン祭〜』で行われる愛川のデビュー戦の相手が、高橋奈苗に決定した。
なお、スターダムは来年1月に旗揚げしたあとは、新木場1stRINGで月2回程度の興行を予定しているとのこと。『ゆずポン祭』は芸能プロダクション・プラチナムが中心となり、愛川を看板にした大会であり1つの"ブランド"として継続していくという。風香GMは「私が思い描いたのは、風香祭は現実的世界のもの。そして自分1人では叶えられなかった大きい会場だったり、もっといろいろな人に見てもらえる場といった"夢の続き"をスターダムでは見せていきたい」とほとんど自分1人で作り上げた風香祭では出来なかったことを、団体であるスターダムでは実現させていきたいとし、最後は「個性溢れる選手たちによる"いろいろな色がある試合"を見せたい」という言葉で締めた。
愛川ゆず季プロレス・デビュー戦〜ゆずポン祭〜
日時:10月31日(日) 開始:12:30
会場:新木場1stRING
<決定カード>
▼愛川ゆず季プロレス・デビュー戦
高橋奈苗(パッション・レッド)
vs.
愛川ゆず季
リンク: スターダム公式ホームページ http://wwr-stardom.p-kit.com/
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