キラー風香、8・29『Girls S-cup』に降臨! 地獄のメリーゴーランドで高橋奈苗を失神葬予告

100825_Fuka-1.jpg 25日、東京都葛飾区のシーザージム新小岩にて、8・29『Girls S-cup2010』(グランドプリンスホテル赤坂クリスタルパレス)で高橋奈苗とスペシャルエキシビションマッチを行う風香が公開練習を行った。
 今年3月に引退し、現在は先日プロレスデビューを表明した愛川ゆず季をはじめとするデビューを目指す練習生たちの指導に当たっている風香。今回は、『Girls S-cup』での高橋の対戦相手が決まらない状況を見て「自分でよければ」と名乗りを挙げて急遽一夜限りの復活となった。
 いわば、窮地に陥った高橋を風香が"おんな気(?)"で救った格好なのだが、どうやら約3週間前に公開練習を行った際の高橋の"ある発言"が風香の闘志に火を付けてしまったようだ。風香はすでにキラーモード......

 この日、風香は打撃の師匠である大村勝巳会長を相手にミット打ちとマススパーリングを披露。力強いパンチとキックから跳びヒザ蹴りやバックキックを繰り出して、順調な仕上がりぶりをアピールした。
 だが、これでは終わらなかった。「試合で使う技をやります」と風香が披露したのは、チョークスリーパー・バージョンのスイングスリーパー!(立ち関節技を認めるSHOOT BOXINGではルール上も問題なし)唖然とする報道陣に対して、風香は「地獄のメリーゴーランドという技です。高橋さんには楽しい遊園地で地獄を見て貰います」とニッコリ。
 「プロレスで考えてたけど使う場所がなかった技を初めて使います。体重70、80kgの人でも回せるので、当日は何周回ったかを皆さんで数えて下さい。10周ぐらいは回して、タップさせるか失神させて(2分2Rを)フルに戦い切らない方向でいきたいです」
 どうやら風香は、高橋の「KOを狙う」という発言やナナラッカにこだわる姿勢にご立腹のようだ。
 「エグいことを考えてるみたいなので、エグいことをやり返してやろうと思ってます。高橋さんは女子プロレスでは誰もが認めるNo.1で、ずっと力を借りてきましたけど、ここはプロレスのリングじゃない。私のリングなので、SHOOT BOXING(以下SB)らしい試合を見せます。エキシビションだけど、メインを食う試合、『一番プロだ』と言われるような試合をします」

100825_Fuka-2.jpg なお、コスチュームや入場も風香らしくこだわったものになるという。
 「コスチュームはSB用に作っていたんですけど、着る機会のなかった『天女』をイメージしたものです。天女が冷蔵庫(高橋)を倒しに行きたいと思います。(入場はダンスパフォーマンス?)いえ、エキシビションなのでダンスはやりません(笑)。プロレスではおなじみのスキップしながらの入場ですね。楽しい入場をして、試合ではボコボコ(笑)。二面性を見せたいです」
 なお、ルールも"エキシビション"の枠を越えたものに決定した。ヘッドギアはなし、練習用のパット入りのスネ当てもなし(SB公式コスチュームのモノのみ)。使用するグローブはエキシビションで通常使用する大きな16オンスではなく、8オンスに決定。
 「6オンスでもいいというんですけど、Girls S-cup本戦で使う6オンスはナックル部分が薄くて実質5オンスの『痛いグローブ』。なので二人を説得して(苦笑)8オンスにしました」(森谷広報)
 最後に風香は「向こうがナナラッカにこだわるなら、私はドールFにこだわりたいです」と宣言。"地獄のメリーゴーランド"で失神葬か、現役時代の得意技であるドールFでKOか。エキシビションの枠を遥かに超えた"女の戦い"に注目だ。(スポーツライター・茂田浩司)

SHOOT BOXING
SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup2010
日時:8月29日(日) 開場:14:00 本戦開始:15:00
会場:グランドプリンスホテル赤坂クリスタルパレス

2010年8月25日 18:28
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