還暦を迎えての試合になる天龍からは「3度目の成人式と言ってよ（笑）」という軽い冗談も飛び出したが、タイガーは「"今にかける"ということに、天龍選手の言葉の一番深い意味があると思います。どれだけ一般のファンに"プロレスを見たいな"と思わせられるかという責任という意味もありますし、自分にとっては覚悟の決まるコメントでした。全力をかけることができる試合なので、楽しんでいきたいと思います。それまで練習を一生懸命やります」は遠慮なくぶつかっていく気構え。
　会見に同席した折原昌夫にとっては、天龍も初代タイガーも師匠といえる存在だけに「ファンの方もフラストレーションが溜まっていると思う。このシングルマッチですべてにカタを付けて、確かな方向性をもう一回元の路線に戻したい」と期待を寄せた。

　なお、主戦場だった『ハッスル』が活動休止中の天龍は、自身がプロデュースする自主興行を4〜5月あたりに開催する予定とのこと。天龍の団体といえば『WAR』があるが、『WAR』は2007年7月に最終興行を開催して終止符を打っている。そのため自主興行＝『WAR』とはならないようだが、WAR認定のインターナショナルジュニアベルトや6人タッグベルトを復活させる気持ちはあるという。
　「リアルジャパンとか興行を打って、自分の団体としてやっているのはうらやましい」と語る天龍は、まず新宿FACEで旗揚げし、近いうちに後楽園ホールへの進出を目論んでいる。

リアルジャパンプロレス
OVERHEAT
日時：3月18日（木）開始：18:30
会場：後楽園ホール

▼メインイベント　シングルマッチ60分1本勝負
初代タイガーマスク
vs.
天龍源一郎

▼シングルマッチ30分1本勝負
折原昌夫
vs.
タイガー・シャーク

▼6人タッグマッチ
スーパー・タイガー／グラン浜田／斎藤彰文
vs.
ブラック・シャドー／ケンドー・ナカザキ／間下隼人

▼参戦予定選手
アレクサンダー大塚（第3代レジェンドチャンピオン）／ウルティモ・ドラゴン／ザ・グレート・サスケ／長井満也／石川雄規／関本大介／ブラック・シャドー／スーパー・ライダー