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【UFC】ハントvsネルソン、五味vsマイルズ、中井vsミーシャ、秋山vsカイル

カテゴリ:UFC

【UFC】ハントvsネルソン、五味vsマイルズ、中井vsミーシャ、秋山vsカイル

UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014
日時:2014年9月20日(土)開始:13:30
会場:埼玉・さいたまスーパーアリーナ
観衆:12,395人

ド迫力の殴り合いの中、ハントが右アッパーでネルソンを沈める!
秋山復活!堀口完勝!五味はKO負け!中井は善戦するも判定負け!

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▼オープニングファイト第1試合 フェザー級 5分3R
○マキシモ・ブランコ(ベネズエラ)
判定3-0
●ダン・フッカー(ニュージーランド)

  • 試合詳細
    • 140920_UFC-01.jpg

       マキシモのセコンドには中村和裕がつく。
       1R、マキシモはハデな回し蹴りでスタート。タックルするが、離れてパンチを振っていく。
       網へ押すとダニエルが入れ替えるが、離れて打ち合う。ダニエルは首相撲からのヒザ。ヒジを出してくるダニエルをマキシモがテイクダウン!胴をかかえているが、両者立つ。離れて打ち合う。ダニエルはヒジを連打するが、マキシモはパンチでどんどん前に出る。真喜志ものアッパーやフックがヒットするが、マキシモはタックルからテイクダウン。しかし展開できず立つ。休むことなくパンチを打ち続けるマキシモ。アッパーやフックが効いている。ダニエルはヒザを多用するが、大きなダメージは与えられない。ホーン。

       2R。マキシモは激しくパンチを打っていく。左パンチ、右フックが当たる。しかしダニエルは倒れない。両者、手数を多く出している。決して止まらない目まぐるしい展開だ。マキシモがアッパー、パンチを連打していくと、ダニエルが右眉の下あたりをカット、出血し、ドクターチェックが入る。再開。再び打ち合い、ダニエルは組んで網へ押し込み、ヒザを打ち込んだところでホーン。マキシモの攻撃もすごいが、倒れないダニエルの気持ちの強さがすばらしい。

       最終R。マキシモが意表を衝いて両足タックルからテイクダウン。しかし展開なく離れる。マキシモは再び打撃に。右アッパー連打。ダニエルはヒザを入れ組みつく。離れた立ちぎわに首を取るマキシモ。網を背にしてフロントチョークの体勢だ。しかし、これは極まらず、離れる。マキシモに少し疲れが見え始める。ダニエルは心折れず、首相撲からのヒザを打ち込む。続いて右パンチからヒジ連打! マキシモはこれが効いたようだが、ここで負けられない。ふりほどいて再び打撃で前に出る。ダニエルもヒザで応酬するがホーン。

       マキシモが勝利した。

▼オープニングファイト第2試合 ライト級 5分3R
●徳留一樹(日本)
2R 2分34秒 フロントチョーク
○ジョニー・ケース(アメリカ)

  • 試合詳細
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       1R、体を振ってプレッシャーをかける徳留。慎重に距離を見、巧みに中へ入ってパンチを打つ。そして、すくいあげるようにタックル。投げるが、ケースは倒れない。金網へ押し込む徳留、ヒザを打ち込む。ケースは体を入れ替えたいが、徳留はさせない。さらに足をかけてて投げ、テイクダウンを奪う! 金網際でサイドポジションに近い形となる。ケースは下からヒジやパンチを打ち、ヒザを上げてポジションを取らせたくないが、徳留は完全にサイドポジションを奪取。ケースは金網で踏ん張り立とうとするが、徳留はそれを許さない。しかしケースも粘り、ヒジを打ってオープンガードに。徳留は再びサイドを取ろうとするが、ケースが立つとすぐ組みにいき、金網に押し込む。しかし離れる。ケースはパンチ、右ハイキック。徳留は距離を慎重に見て闘っている。ケースの右ハイキックを徳留がブロックし、ホーン。

       2R、パンチを出しながら回る徳留。ローキックを放つと、これがローブローとなってしまい、試合が一時中断される。再開すると、ケースは右ハイキック。徳留はタックルに行けず。ケースのパンチやハイキックは当たる寸前、スレスレだが、徳留はよく見ていてもらわない。一気に寄り、パンチを打ってすぐに離れる徳留。ここでケースの右パンチがヒット、さらにローキックが少し効いたようだ。大きいパンチを振ってくるケース。右パンチをヒットさせると、徳留が体勢を崩す。ケースは金網へ押し込み、フロントチョーク! これがガッチリ決まり、徳留は完全に落ちて、レフェリーが止めた。

       ジョニー・ケースはUFCデビュー戦を1本勝ちで飾った。一方の徳留は、1Rはうまく闘っていただけに、2Rの打撃の不振が残念だった。会見では自分の距離で闘うことを心がけると話していたが、少し見過ぎたか。残念な1戦となった。徳留はこれで3連敗。UFCの残れるかどうか微妙な立場となってしまった。

▼第1試合 バンタム級 5分3R
●田中路教(日本)
判定1-2
○カン・ギョンホ(韓国)

  • 試合詳細
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       1R、立ち上がりからいいパンチをもらってしまう田中。グラつくが、タックルに入る。しかしギュンホはこれを切りマウントに。さらにバックを取りバックチョークを狙う。田中、いきなりのピンチ。ギュンホは絞め、田中の顔が歪むが、これは回避。しかしギュンホはまだバックを取っている。しかし、田中がリバースして立つ。片足を取るも、ギュンホはバックを取っている。田中が上に! 金網に押し込んで殴る。しかし、ギュンホはつぶしてかぶさり再度ポジションからパンチを落とす。そしてハーフマウントに。立とうとした田中のバックをギュンホが取ってホーン。

       2R、ギュンホはロングのパンチ、前蹴り、左ミドルと攻める。田中は距離を取りながら回る。田中が滑ったか体制を崩すと、ギュンホはすかさず攻撃。ヒヤヒヤするが、田中はすぐに立ち、足を取ってテイクダウンに成功! ヒジを落とす。しかしギュンホは下から腕を狙う。腕を伸ばされ、田中は前転するが、マウントを取られている。しかしリバース、ハーフマウントからパンチ、ヒジ。そして回りながら金網際へ。ギュンホは立ちそうだが、田中はバックを取りヒジ。
       暴れるギュンホにバックマウント、ヒジとパンチ連打、さらにマウント! 田中が再びバックに回りホーン。

       3R、パンチを振るギュンホ、田中は距離を取って回る。パンチから足を取りテイクダウンを狙う。倒せないが、くんで金網へ。田中、片足を取り金網際でテイクダウン! ハーフマウントとなる。会場から一斉に田中コールが湧き上がる。
       ギュンホは立つが、田中は逃がさない。しかしギュンホはバックを取る。田中は回って脱出し、金網際で胴を抱え殴る。スタンドとなり、田中はパンチ、ヒジ。続いてタックルを仕掛けるが、ギュンホはこれを切り、回りながら首を狙う。田中は回って外し立つ。パンチの打ち合いとなり、田中はギュンホの前蹴りの蹴り足を取ろうとするが、倒されてしまう。ギュンホはバックを取る。しかし、田中は反転して上に! 両者立ち、打ち合って終了。

       田中はプロデビュー以来、初の黒星となった。しかし、技術的にも精神的にも素晴らしいものを見せた。今後に期待したい。

  • 試合後コメント
    • 田中路教
      「ファースト・コンタクトからビビってしまいました。2ラウンド目は立て直したんですが、3ラウンド目でバックを取られてしまった。ブレイクダウンにこだわりすぎた結果だと思う」

      カン・ギョンホ
      「とても気持ちいいです。判定になり少し気にはなったが、勝ててよかった。日本人選手と、そのホームで戦う事が判定に影響するのではと脳裏で思っていたので。更に強くなり、次はさらにレベルの高い試合とパフォーマンスをしたいと思う」

▼第2試合 ウェルター級 5分3R
○イム・ヒョンギュ(韓国)
1R 1分18秒 TKO
●佐藤豪則(日本)

  • 試合詳細
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       佐藤のセコンドには長南亮。
       1R、左ハイキック、ローキックを出し、プレッシャーをかけながら回る佐藤。タックルに行くが、距離がありすぎて切られてしまう。佐藤は引き込もうとするが、イムは付き合わない。レフェリーに促されスタンドに。佐藤はパンチをかいくぐり片足タックル。しかしイムはこれを潰して側頭部にヒジを打ちまくる。これが効き、佐藤は崩れ落ちてしまう。イムはそのままヒジを側頭部に打ち続け、レフェリーが止めた。

       佐藤はブラジル大会に続き、2試合連続での1ラウンドKО負けを喫した。長く防衛したパンクラスのベルトを返上して臨んだUFCだったが…このままリリースされてしまうのか?

  • 試合後コメント
    • イム・ヒョンギュ
      「とても嬉しいです、夢が叶いました。エルボーでフィニッシュできると思っていなかったのですが、ずっとトレーニングしていたので実現できました。今日、勝ってオクタゴンを出てこれた事が何よりも嬉しいです。佐藤のホームで戦う事により通常よりもプレッシャーがありましたが、上手くエネルギーに変えられたと思います。今夜は素晴らしいファイターが多く出場予定ですが、自分もパフォーマンスボーナスの名前に上がれる事を願います」

      佐藤豪則
      「自分が弱いと感じました。階級の変更も検討しながら、今後はトレーニングしたい。まだ自分の全てを出し切っていないと思うため、これから出し切る試合ができるよう強くなりたい」

▼第3試合 フェザー級 5分3R
○菊野克紀(日本)
2R 1分38秒 チョークスリーパー
●サム・シシリア(アメリカ)

  • 試合詳細
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       1R、いつもの構えの菊野。前蹴りの足を取られそうになるが、逃げてパンチ。菊野は正面を向いて小刻みに前へ進んでいる。シシリアは大きなパンチを振ってくるが、菊野は冷静に回り、右ミドル。距離を取って一気に中に入る。金網際で打ち合いになると、シシリアは首相撲からヒザを打ち込む。いったん離れるが、シシリアは再び首相撲。菊野は突き放してパンチ。シシリアのパンチはけっこう圧力がありそうだが、菊野は意に介さない様子。菊野がローキック、バックハンドから金網へ押し込み、シシリアが首相撲カラヒザを打ち込んで終了。

       2R、菊野はローキックから左右のパンチを連打。金網へ押し込み、バックを取る。シシリアはヒジを打つが、菊野は投げてバックマウント。チョークに入り、そのままきれいに決まってシシリアがタップした。

  • 試合後コメント
    • 菊野克紀
      「生き残ったと感じました! とても楽しかったですし、やはり総合格闘技が好きです。心は穏やかですが、うまくいかない事も自分の中ではあり悔しい思いも残ります。9年間総合格闘技でやってきた事が今日、活かせたと思っています」

      サム・シシリア
      「菊野にテイクダウンされてから集中できなくなってしまった。彼とは主にスタンドアップを想定して練習をしていたので、予想外だった。ダウンしてから全てが止まってしまい、菊野にアドバンテージを取らせてしまった」

▼第4試合 バンタム級 5分3R
○金原正徳(日本)
判定3-0
●アレックス・キャセレス(アメリカ)

  • 試合詳細
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       金原が憧れ続けた舞台へのデビュー戦。セコンドには北岡悟の姿も見える。
       1R、金原は右ハイキック。キャセレスは三日月蹴りに似た変則的なキックを見せる。キャセレスの蹴り足を取ってパンチを入れ、金原がテイクダウンを奪う。金原は右足パスをするが、キャセレスはガードに戻す。肩パンチ、ボディブローから金網へ押す金原。立ちそうになったキャセレスのバックを取る。回ったキャセレスの片足に組みつく金原。パンチで追い前に出ると、キャセレスはパンチが効きふらつく。金原はパンチ連打、バックを取り殴る。パンチを振るキャセレス。離れて終了。

       2R。ミドルキックの足をつかんだ金原。キャセレスは飛びつきギロチンを狙うが、金原は冷静に対処して外す。金原はバックを取り、バックマウント。キャセレスは金原を背負ったまま立つが、金原はそのままチョークを狙う! 側頭部にパンチを入れる金原。キャセレスは確実にいやがっている。金原はポジションを譲らず、バックを取ったままで首を狙う。何度か首を狙うが決まらず、再びキャセレスが金原を背負って立つ。ホーン。

       最終ラウンド。金原はプレッシャーをかけながら回る。キャセレスはサイドキック、パンチと攻める。キャセレスはパンチを連打するが、金原はもらわない。金網へ押し込むキャセレスだが、金原がパンチで突き放す。キャセレスは飛び込んでパンチ、ローキック。金原は距離を取りながら、最後は打ち合ってホーン。

       判定は金原。夢にまで見た舞台で、ランカーを相手に白星デビューを飾った。

  • 試合後コメント
    • 金原正徳
      「満場一致で勝った時は泣くかと思った。徳留が負けた時は本当に悔しくて絶対に勝つと自分に言い聞かせた。2ラウンド目で全てを出しきれたと思う。自分は戦績もそこまで良く無いし、10敗くらいだが、後悔をしない濃厚な一戦一戦をこれからも重ねていきたいと思う」

▼第5試合 フライ級 5分3R
○堀口恭司(日本)
1R 3分48秒 TKO
●ジョン・デロス・レイエス(グアム)

  • 試合詳細
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       1R、堀口がミドルを放つと、苦しむレイエス。堀口はそのまま突っ込み、テイクダウン。上に。網際でハーフマウントに。レイエスは脱出したいができず、下から殴る。堀口もパンチを落とし、さらに殴って立つ。
       レイエスもパンチを振る。蹴り足を取られそうになり距離を取った堀口が下がると、レイエスがそこ目がけて飛びヒザ! しかし、堀口はすぐに組んで網へ押し込む。レイエスはヒザで応戦。堀口もヒザを放ち、殴って離れる。レイエスはローキックを蹴るが、堀口の左パンチがクリーンヒット、グラつく。堀口はすかさず追い、一気にパンチのラッシュ! レイエスは引き込もうとするが、堀口は亀になったレイエスにさらにパンチ連打、レフェリーが止めた。

  • 試合後コメント
    • 堀口恭司
      「対戦相手が変わった事を受けても、トレーニングの方法などは特に変えず準備をしてきた。もともと空手をベースとしていたので、自分の基板と恩師である"KID"山本のレスリング手法などを兼ね合わせて準備してきました。ホームで勝ち、やっとみなさんに少し恩返しができたかなと思います。次はランクカードで戦いたいです」

      ジョン・デロス・レイエス
      「堀口がサウスポーだった事が最も驚きでした。アウトサイドでファイトしていて、すごくアグレッシブに入ってきたと感じた。順応しないと思ったんですが、できないままボディへのショットを受けてしまいました。総合格闘技ですから、対戦相手が何を引き出して来たとしたも対応しないといけないですね」

▼第6試合 ウェルター級 5分3R
○国本起一(日本)
判定2-1
●リチャード・ウォルシュ(オーストラリア)

  • 試合詳細
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       1R、国本はウォルシュの打撃に苦しむ。パンチをもらいフラッシュダウンするシーンも。しかし、出血しながらも諦めず食らいつく。

       2R、ウォルシュはプレッシャーをかけてくる。網を背にすると危ない。強烈なパンチが叩き込まれる。なんとか組みつき網に押し込む国本だが、ウォルシュは入れ替えて網に押し込む。そしてウォルシュの重いパンチ! 国本もパンチを出すが、ウォルシュの圧力に押される。タックルを狙う国本だが、網に押し込まれる。入れ替えて片足を取ろうとするも、つかませてもらえない。ウォルシュがヒザを放ち離れる。ウォルシュの右がヒット。国本、タックルは成功せず、網に押し込む。しかし、すぐに入れ替えられる。脱出できない国本。ヒザを打ち込み、首相撲からその場で飛びひざ。ここでホーン。国本は相手のパワーに押され、思うように闘えない。

       3R。距離を取る国本だが、ウォルシュはパンチで押してくる。国本が放つパンチはほとんどガードされている。低いタックルで網に押し込む国本。離れる。前に出たい国本だが、なかなかタイミングがつかめない。再び網に押し込むが、すぐに離れる。蹴りを放つウォルシュの足を取り、倒してバックを取る国本。ウォルシュは片膝を立てた体勢。一気に首を狙う国本! 腹に載せ、ガッチリ足で組みつくと、チョークスリーパーへ! しかし、外されてしまう。だが、ウォルシュを逃がさない。バックを取ったままでホーン。

       判定は国本。消耗した顔で判定を待ったが、勝利が宣言されると「ウオー!!」と叫び全身で喜びを表した。

  • 試合後コメント
    • 国本起一
      「1ラウンド目は、体と気持ちが上手くつながらず、状況が見ないまま戦っていた。連動していなかったが、ストライクを続け勝ててよかった。結果は勝ちではあったが、自分が情けない。3ラウンド目のグラプリングは7割ほどできていたが、ウォルシュ選手のディフェンスも強く、かつ壁もすぐ後ろにあったため完成できなかった。次は、一本KOで勝ちたい」

      リチャード・ウォルシュ
      「判定が読まれたとき、自分が近差で勝ったと思った。ニーを2度、3度受けたが特にダメージは感じていない。3ラウンド目で2分ほどバックを取られたが、それだけ。思ったとおりにファイトが出来ない事は多々ある事だ。国本選手は、経験も豊富でとてもタフな相手だった。彼が勝ったが、自分の存在も十分証明できたと感じている。UFCにいることに感謝し、次の試合を楽しみにしている」

▼第7試合 女子バンタム級 5分3R
○ミーシャ・テイト(アメリカ)
判定3-0
●中井りん(日本)

  • 試合詳細
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       野獣のような目をした中井、厳しい表情のミーシャ。
       1R、体を振る中井。ミーシャは中井の細かい動きは気にせずパンチ。中井は組みつく。ミーシャが網へ押し込む。ミーシャが床に叩きつけるように投げる。中井が体勢を崩すが、一瞬猪木アリ状態になり、中井はすぐ立つ。ミーシャがやや慎重で優り、低いパンチを出してくる。しかし中井は再び組みにいく。が、網に押し込まれてしまう。離れて中へ。ミーシャは離れて闘いたいが、中井は果敢に片足タックル! しかしグラウンドには持ち込めず。パンチを打つミーシャ。1発入り、中井が一瞬グラつく。しかし中井はまたもタックル! バックを取った! しかしミーシャは投げて突き放す。パンチを打ち合う。ミーシャのローキックの蹴り足を中井がとらえようとしたところでホーン。

       2R、中井が片足タックル! なんといか潰そうとするが、ミーシャは立ち上がってしまう。すごいパワーだ。ミーシャはパンチを振りながら回るが、中井は片足を取り、網へ押し込む。中井の顔をおして引き離そうとするミーシャ。入れ替えて網へ押し込むが、バックを取る中井! そのままチョークへ! ミーシャは立ち上がりかけ、中井はおぶさっている形。しかし絞める腕は離さない! だが、返して上になるミーシャ。しかし中井も立ち上がる。ミーシャは組んで網へ押すが、根性で離れる中井。ミーシャのパンチをぬって片足タックル! 網へ押し込む。ミーシャは体勢を崩しながらもパンチをたたき込む。ミーシャが力づくで足を離したところでホーン。

       3R。両者ともつかれを見せない。中井がタックル、組みついてバックを取る。そして投げた! 網際。中井がバックマウントになっているが、立ち上がろうとするミーシャ。中井はチョークに行きたいが、行けるか!? 立ち上がったミーシャに絡みつくが首は狙えない。

       スタンドに戻り、ミーシャがヒジ! 中井はクンで網へ押し込む。ミーシャがヒザを打ち込む。中井は抱え上げるように網へ。しかしミーシャは離れてしまう。再び網に押し込む中井。ヒザを入れるが入れ替えられてしまう。パンチ、ローを放つミーシャ。中井は諦めず片足タックル。しかし展開できない。網へ押し込むミーシャだが、いったん離れる。中井が片足タックル、網際で倒しかけるが、ミーシャは倒れない。日本人選手相手なら、恐らく倒せているところだろう。ミーシャのパワーがすごい。中井がタックルに行ったところでホーン。

       判定はミーシャとなったが、会場からはブーイングが上がった。中井はプロデビュー以来、初の黒星となった。今までの闘いでは普通に取れていたテイクダウンが取れなかったことを考えると、今後も世界を舞台に闘っていくのであれば、パワー、技術面など改善点は山積みだろう。ともあれ、ランキング2位の選手相手にフルラウンド闘い抜いたことは賞賛に値し、大健闘だった。

  • 試合後コメント
    • ミーシャ・テイト
      「今日は新しいゲームプランをもって挑みました。中井選手との距離を出来るだけとり、テイクダウンされないように気をつけました。戦略的に、かつアグレッシブに彼女を倒す方法を常に考えて戦っていました。中井選手のキックは特に強く、腰にくるダメージが感じられたのでそれをバランスアウトして戦っていました。今日勝ててとても嬉しかった。次は、キャット・ジンガノ(Cat Zingano)と戦いたい、リマッチがしたいです。少し時間がかかるかもしれないですが、実現を楽しみにしています」

      中井りん
      「全然負けてないと思います。むしろ勝ってると思います。判定が間違ってると思っているので提訴したいと思います。バックマウントに入ってチョークも2回やりましたし、テイクダウンも相手を何回もテイクダウンしてアグレッシブにかなり攻めてたと思うので、納得いってないです。全然負けてない。3Rはとったと思います」
      宇佐美コーチ「こういう納得のいかない判定をされるんであれば、もう二度と試合をしたくない。別にね…はい」

▼第8試合 ウェルター級 5分3R
○秋山成勲(日本)
判定3-0
●アミール・サドラー(オーストラリア)

  • 試合詳細
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       約2年のブランクを持つ者同士の対戦。
       秋山は少々脚が細く見えるが、上半身や腕などは筋肉がつき、練習のほどを感じさせる。

       1R。アミールの左ミドルキックがヒット。さらに蹴りを放ってきたところに、秋山がテイクダウン。ハーフマウントとなる。肩固めでプレッシャーをかけつつ、コツコツとパンチを入れていく。アミールは下から殴るが、ガッチリ抑え込まれて脱出できない。アミールがやっと立つが、手が出ない。見合ったまま終了。アミールはそれほどでもないが、秋山は思ったよりもいい動きを見せている。

       2R、アミールはハイキック。秋山は投げるが、倒すには至らない。アミールは足技を多用し、ローキック、ハイキックに活路を見出したい。しかし、秋山の右パンチがヒットし、下がってしまう。アミールは、パンチが効いたか少しふらついている。秋山はテイクダウンし、鋭いパウンドを落とす。アミールは下から三角絞めをい狙うも、秋山は捌く。アミールは激しく蹴り上げるが、秋山はガッチリと抑え込んでいる。苦しいアミール。秋山がパスに成功したところで終了。アミールはますます苦しい状況に追い込まれてしまう。

       3Rも秋山は積極的に前に出て、パンチを打つ。アミールには疲労の色が。秋山がバックキック。さらにパンチ! これでアミールはバランスを崩し、倒れてしまう。秋山は上からパウンドを打つ。アミールは腕十字を狙っているようだが秋山はさせず、パンチ連打。さらに両腕でラッシュをかけ、いい形で終了。アミールはいいところなく、何もできないまま終わった。判定はフルマークで秋山。ブランクを一蹴し、秋山が勝利を収めた。

  • 試合後コメント
    • 秋山成勲
      「自分の居場所はここだ、と再確認しました! 階級を変え、自分に合った階級と感じています。対戦相手が変わった事によりトレーニングを変える等はせず、スキルアップという一点を集中的に行っていました。日本のファンが、本当に2年半も待っていてくれたんだと嬉しく思っています」

▼第9試合 ライト級 5分3R
●五味隆典(日本)
1R 1分32秒 TKO
○マイルズ・ジューリー(アメリカ)

  • 試合詳細
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       1R、足技を多用してくるジュリー。五味は回って様子を見る。ジュリー、右ハイキック、五味はカット。五味のパンチに合わせジュリーが組みにいく。ジュリーが右のボディブロー。五味がぐらついたところへジュリーが一気にたたみかけ、グラウンドのパンチ連打でTKO勝ちを収めた。

▼第10試合 ヘビー級 5分5R
○マーク・ハント(ニュージーランド)
2R 3分0秒 KO
●ロイ・ネルソン(アメリカ)

  • 試合詳細
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       1R、重いパンチを繰り出す両者。特にハントは倒す気満々。ネルソンは片足タックル。しかしハントは付き合わない。お互いパンチを出し合い終了。

       2R、ネルソンは打撃でなく組技に活路を見いだそうとするも、ハントは付き合わない。再び打ち合う。ハントの右パンチがヒット。ネルソンはローキックを返すが、少し疲れが見えるか。
       ハント、左アッパー、パンチ。クリーンヒットすれば倒れてもおかしくない。ネルソンはタックルに行けず。するとハントの右アッパーがヒット! ネルソンが倒れ、ハントがKO勝ちした。

       会見では「7Rまで行くかも」と笑っていたハントだったが、思い出の会場で2Rで見事なKO勝ちを収めた。

  • 試合後記者会見
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      ジョー・カーUFC国際戦略事業統括本部長、マイルズ・ジューリー、秋山成勲、堀口恭司、マーク・ハント、五味隆典
      ――改めて各選手終わっての感想を
      堀口「試合終わって、ホッとしてます」
      五味「疲れました」
      ハント「いい気分です。怪我もしてません。いい感じです。
      秋山「ホッとしてるのと、勝利っていいものだってこの歳になって初めて確認した気がしました」
      ――ジョー・カー氏、とても成功したと思うが今後のアジアの展開は?
      ジョー・カー「来年はいくつかアジアでも大会を開催したいと思っている。新しい至上の開拓も視野を入れています。マネージメントチームもアジアに焦点を合わせており、色々進めていく。グローバルなスケジュールがあり、色々検討している。来年も同じ頃に日本に来たい」
      ――ハント、19ポンド減量したと聞いたが
      ハント「いいや?その噂がたったのか俺は知らない。8ポンドぐらい減らしたと思うが、その噂は知らないね(苦笑)」
      ――次の相手がランカー以外と闘うつもりは?
      ハント「前進するだけ。タイトルショットも欲しいし、得点圏外の人とやって負けたら大変だが、考慮はする。ボスが決めることだが」
      ――秋山、2年半を振り返って引退が心をよぎったことはありますか?またシウバが引退を表明したが
      秋山「まずヴァンダレイに関しては先程インタビューをした後に聞いたのですごく驚いています。正直引退は全く考えてなくて、最後まで試合ができると信じていました。練習をずっと頑張っていました」
      ――シウバの引退を報道を聞いたがそれについては
      ジョー・カー「私はよく知りません。かっこたるものはわかりません」
      ハント「俺も歳だなと思いました(苦笑)彼もグレートなファイターであるし、次の人生に進んだろうと感じました。
      ――堀口さん、自分的にどういう試合でした?
      堀口「自分のやりたいことで来ていい試合が出来たと思う」
      ――五味に勝利し今日の勝利はいい勝利でした
      ジューリー「私にとってすごいプラス。彼に勝てたのは私の名前が確固たるものになった一歩だと思う」
      ――階級をあげる気は?
      ジューリー「ランキングとか興味ない。正しいことをやり続ける、それがMMA。いい成績を残せばいずれタイトルにたどり着く。評価する人間が私を評価しなくても、五味選手に勝てたのは評価していく」
      ――秋山、世界中に女性ファンがいると思うが
      秋山「ホントですか?(笑)え〜、すごく嬉しいですし、なぜ自分が人気があるのかわからないです。もっと女性に人気がある選手になりたいです」
      ――俳優業や歌は?
      秋山「自分はファイターだと思います。ですがいろんな方面で活躍できるファイターが新しいファイターの形だと思っています」
      ――チームメイトが水垣と闘うことについてプラスに成ると思う?
      ジューリー「僕とジョニーが一緒に勝てたのはチームにとってプラスになること。皆火がついた感じで勢いがついたと思う」
      ――ドミニクはどんな状況?
      ジューリー「最高です。いい感じだが、オクタゴンに入るまでわからないとよく言われるが見た限り絶好調だよ」
      ――五味選手、プロ初のKO負けだが
      五味「どうも何もない、効いちゃったからね。もっとやりたかったけどそこを上手く狙われたし、悔しいですけどね、まあね、対戦を受けてくれたのを感謝して今後のことをゆっくり考えたいと思いますよ」
      ――ハント、ゲームプランは?
      ハント「え?私はプランは倒すという事しか考えてないよ(苦笑)テイクダウンもたまたまだよ」
      ――ハント、あなたに影響を与えた人の名前をあげてほしい
      ハント「神のおかげ、それだけさ。神がいなければ一生懸命やっていないさ」
      ――秋山、今後の試合間隔は
      秋山「すごい身体の調子がよかったのですぐに練習を開始したい。試合間隔はボスが決めることなのでそれに従って行きたいと思う」
      ――韓国大会の予定は?
      ジョー・カー「現時点ではない。優先的に見るべき市場だとは感じている。2015年には実現したい。いいタレントも揃っているし重視するべきターゲットだと感じている」
      ――日本大会の予定は?
      ジョー・カー「9割以上来年もやります。もちろん東京で、さいたまになるんではないかと思っている」
      ――堀口、どれぐらいでタイトルマッチにたどり着きたいと思っていますか?
      堀口「すぐにでもやってもいいんですけど、社長がきめることなんで。早ければ早いほどいいかなと思ってます」
      ――五味、ファンへのメッセージを
      五味「まあすごくね、ありがたいし練習のサポートしてくれた人もそうだし、会場に来てくれた方も、二日後誕生日で最高の誕生日にしたかったけど、声援を送ってくれたんで幸せだと思ってます」

【文/佐佐木 澪】

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